だめぴよ♪レンズ

おかげさまで、不妊治療を経て無事出産。
治療中にわかった事・気付いた事・出会えた人…私の大切な宝物です。

私の不妊原因って?

2010-06-29 | 治療で悩んだ時

卒業の際、院長先生に質問したことがあります。

「難しい答えにくい質問だとは思いますが、二つだけよろしいでしょうか」と前置きして、聞いていただきました。 


今日は、その内の一つめ。

私の不妊原因についての話を、自分の覚書の意味も含めて書いておきます。



私が今のクリニックに転院する前の時点で、確認できていたのは以下の通り。


・生理周期はほぼ27~29日、平均28日周期で、生理期間は大体5日~6日。

・基礎体温もだいたい二層に分かれており、陥落日もハッキリわかる。

・排卵検査薬では、排卵日付近にちゃんと反応アリ。
  エコーで排卵したかどうか見てもらうようになってからは、LHサージの変化と
 排卵日の関係は問題なしと確認できた。

・基礎体温では、陥落日の翌日、高温域に入った日か翌日くらいが排卵日
 のことが多かった。(←あくまでも私の場合です。人それぞれで、陥落日が排卵日の人もいます)

・卵管造影検査では通過が確認でき、問題なし。

・フーナーテストも問題なし。
 ただ、「頸管粘液が固く、あまりよくない」と当初から指摘されていた。
 (最初に通った産婦人科の不妊相談では、「良くはないけどその中で精子が元気に泳いでるから問題ない」、と言われる)

・生理中・排卵前後・高温期のそれぞれの時期に、採血によるホルモン値
 チェックをしてもらいましたが、特に問題なし。
 高温期の黄体ホルモン値が低めだが、ギリギリ基準値は超えているので
 大丈夫だろうと言われる。

・TRH負荷テストで、‘潜在性高プロラクチン血症’とわかる。
 服薬で正常値に下がるので、妊娠するまで薬を飲み続けることになる。


上記の結果から、‘排卵した卵子が卵管采から卵管内に取り込まれていない’事が想像できるので、「ピックアップ障害」が不妊原因と言われていました。

ピックアップ障害の原因となりうる、「子宮内膜症や腹腔内癒着があるかどうかを確認するために」と、腹腔鏡手術(ラパロ)を勧められるが、手術のリスクと再癒着の可能性に疑問を抱き、ラパロはせずに、思い切って体外受精(IVF)に踏み切る事に。

その際いろいろ調べる中で、低刺激採卵の事を知り、現在のクリニックに転院することにしたのでした。

「ピックアップ障害」なのだから、IVFに進めばすぐに授かると信じていました。


ところがフタを開けてみると・・・・・

採卵できた卵が胚盤胞に到達しない、抗核抗体が80倍、E2やP4のホルモン値が安定せずになかなか伸びてこない…と次々と問題が起こり、すんなりとはいきませんでした。


いったい、私はどうして授からないのか?

もしかしたら、ホルモン値が伸びてこないことが最大の原因で、IVFをしなくてもホルモン補充を多めに行えば、妊娠が可能だったんじゃないか?


抗核抗体の薬を飲んでさえいれば、自然妊娠が可能だったんじゃないか?


治療の中で、そんな事を考えたりするようにもなり、なんとなくモヤモヤとしていたのです

だから、先生の見解を伺って、スッキリしたかったと言うか…



院長先生のお答えは、

「最大の原因は、やはりピックアップ障害ではないかと思われます。ただ、その他の事も要因としてはあると思います。赤ちゃんが授からないということは、何かひとつだけが原因なのではなくて、その時その時の体調も含めていろんな要素が絡み合ってると考えています。
例えばだめぴよさんの場合なら、ピックアップ障害が5割、抗核抗体の値が高いのが2割、卵の質の面がやはり2割くらいで、ホルモン値が1割くらいになるのかな。
・・・・あまり答えになってないねごめんなさいね。確かに難しい問題で、こんな感じのお答えしかできないけど…


このお返事で、私には十分でした

モヤモヤがすっと楽になったような気がしました。

IVFに進んだからこそわかったことがあり、それぞれの要因に対して適切に対処してもらえたからこそ、赤ちゃんを授かる事ができたんだ…と、心から納得できました。

IVFに進んでも、マニュアルどおりの投薬と注射だけでは、私は絶対に授かることはできなかった、と確信しました。

採血によるホルモン値を見ながら、その都度、ベストと思われる薬の種類と量を先生が検討してくださったからこそ、ひとつひとつの原因をクリアして、妊娠までこぎつけたんだと思います。
クリニックの方針と先生方の努力に、心から感謝


もし、IVFに進む事をためらっている人がいたら、勇気を出して頑張ってみて欲しいと思います。

高額だし、必ず授かる保証があるわけではありませんから、安易に勧めるつもりはありません。

心身ともに、大きな負担がかかり、つらさも倍増するかもしれません。


それでも・・・

私のように、他にも原因が見つかったり、対処法が見つかったりする可能性は、ゼロではありません。

「赤ちゃんが授からない」という事実だけを見ると、立ち止まっているように見えるかもしれないけれど、治療をステップアップしたりセカンドオピニオンを受けたりする事は、「確実に前進すること」でもあります。


今日の話はあくまでも「私の場合」ですが、誰かの何かの役に立てばと思い、書いておくことにしました。


長文を読んでいただき、ありがとうございました。


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