前回の凍結保存料についての記事に、たくさんのコメントをありがとうございました
皆さんのご意見、同じように悩んでいる事実、・・・・・とても参考になったし、たくさんの勇気をもらいました。
「だめぴよの気持ちを尊重する」と言ってくれてはいるものの、ひげぴよが心から納得してはいない事です。
私の気持ちを優先させてしまっていいのか悩みましたが、やっぱり今の私には廃棄の決断は出来ません。
今の想いを大切にしたいし、お金の事を抜きにすれば100%迷いのない気持ちでもあります。
(お金の事を持ち出してしまうと、つい、「ほとんどひげぴよが頑張ってるお金」「産まれて来る子どもへのお金」…と、付随してくる様々な感情が出てきてしまいます)
当面は、保存を続けてもらう事にしました。
最終的にどんな結論を出すにしろ、その時に胸を張っていられるように、必要な時にその都度、夫婦でよく相談し、大切に考えていきたいと思います。
デリケートな問題にコメントを寄せてくださった皆さん、それぞれの想いの押し付けではなく、ご自分の想いを正直に綴ってくださって…
最後には私達夫婦が一番納得できる方法を…と応援してくださっているお気持ち、本当に嬉しかったです。
ありがとうございました
クリニック卒業の時に、先生に尋ねた質問。
二つ目は、この「凍結胚」についてでした。
残りの凍結胚の状況(いわゆるグレード的なもの。通っていたクリニックではハッキリとしたグレードは基本的には教えてくれません。もちろん、つっこんで聞けば教えてくれます) を知りたいと言うと、
「今回お腹に戻した卵とそれほど違いはありませんね。同じ6日目胚盤胞です。
いわゆるグレード的なものも、あまり大差ないようですね」というお答えでした。
「必ず妊娠できるかどうかはわからない、というのは重々承知してますが、凍結胚が今回のお腹の子と同じような卵の状態であったということは、妊娠の可能性としては‘低くない’と考えてよろしいでしょうか?
その・・・、‘凍結保存の価値がある’と判断できるか、という事を夫婦で相談しなきゃいけないと考えてまして・・・」と話しました。
院長先生は、「そうですね。悩まれるお気持ちはわかります。ご承知の通り、こちらとしては‘絶対大丈夫’とは申し上げられないんですね…。でも、今お腹にいる赤ちゃんのことを考えると、残りの卵も悪くはないと思いますよ」と言ってくれました。
「凍結胚の問題はとてもデリケートで難しいです。お金もかかることですし、どうするのが正解というのはありません。
ただ、ご存知だと思いますが、一般的には35歳を過ぎると卵巣機能の衰えは少し加速度がついてきます。もちろん、40代でも良い卵が採れて出産できる人はいらっしゃいますので一概には言えませんが…。
今のお腹の子を無事に出産できたとして、授乳の間はホルモンバランスもなかなか整わないし生理が始まるのも少し先になるでしょう。移植できる状態へとカラダが整うのには、個人差もありますがおそらく出産後1年から2年は必要でしょう。
そういう意味で、36歳の時の卵があるというのは、医師の見解としては‘大きなアドバンテージ’と考えられますね。ただ、何度も言いますが、絶対妊娠できる卵とは言えませんし、30代後半から40代でも良い卵が摂れる事はありますけど…。
・・・さっきの質問同様、これも答えになってないかな」と苦笑いの院長先生でした。
先生のお気持ちはとても伝わってきたし、難しい問題であるにもかかわらず真剣に答えてくださって、とてもありがたかったです。
「なんとも言えない」という一言で片付けられてもおかしくない話のはずなのに…。
本当に感謝です
その後、注射をしてくださった看護師さんは「難しい問題だけど、一生懸命考えてるんだね。えらいよ。皆さんこの治療にはお金が沢山かかってるから、‘保存しない’という選択をする人も確かに多い。でも、あとで後悔してる人も少なくないよ。納得いくまでご主人とよく相談できるといいね」と言ってくださいました。
嬉しい言葉でした
私がもし今、20代とか30代の前半だったら、ひげぴよの言うように‘リスタート’も選択肢に入れたかもしれません。
でも、今の年齢を考えると、やはり凍結胚があることはありがたいと思う気持ちが強いです。
ひげぴよには、先生のおっしゃった‘年齢と卵巣機能’のことも話しましたが、「それはそれ、と考えてる」と言ってるので、やはり男女では‘受精卵’というものへの気持ちが違うのかな…。
実は、昨年妊娠した時は「凍結卵がない」という状態に不安を感じた事もありました。
私自身は、一人目もいないうちから二人目を望んでいたので…
(結婚当初の希望である3人は無理でも、2人はギリギリ頑張れるって思って)
でも今回、私たち夫婦間での意見相違を認識し、「凍結胚がない」事の悩み、「凍結胚がある」がゆえの悩み・・・、いろんな事をたくさん考えました。
IVF以外の妊娠では、有り得ない悩み。
IVFに進む事を決意するまでにも、何度も考えた「命とは何か」という問題。
「命」という事について何度も真剣に向き合う機会が訪れるのは、この治療があったからこそ授かる事ができた私には、宿題みたいなものなのかもしれません。
「保存しない」という決断をされたご夫婦も、「保存する」と決めたご夫婦と同じように、たくさんたくさん考え悩まれたことでしょう。
同じような悩みを持つ人が、それぞれ納得できる答えを見つけ出せますように
♪今日の一枚
最近雨続きで、なかなか写真が撮れません
二週間ほど前に撮った赤いナデシコ。
繊細な花びらがお気に入りです。
毎度の長文、スミマセン
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今日書く事は、賛否両論あると思いますし、人によって大きく価値観の異なることだと思います。
特に治療中の方、刺激周期採卵で沢山の凍結胚をお持ちの方、二人目不妊で頑張っておられる方、・・・・気分を害される方がいらっしゃるかもしれません。
不安を感じた方は、すみませんが、スルーしてくださいね。
このブログには、良くも悪くも、私が感じた事悩んだ事を概ねすべて記録しておきたいと思っているので、自分の気持ちの整理のためにも、忘れないうちに書いておきたいと思いました。ご了承ください
2月の採卵の時、3個の凍結胚ができました。
1個目の5日目胚盤胞は陰性、2個目の6日目胚盤胞は今お腹にいる子。
3個目の6日目胚盤胞をクリニックで預かっていただいています。
私は子供好きなので、結婚当初、子供は3人くらいいたら賑やかでいいな、と思っていましたが、長年治療を続ける中で、歳をとり、現実的には難しいと思うようになりました。
それでも今回、運よく3個もの凍結胚が出来たと聞いた時、絶対3個ともお腹に迎えようと思っていました。
なかなか凍結胚ができなかった私にとっては、かけがえのないもの
お金には代えられないもののように思っていました
もちろん、数年後に無事移植できたからといって、すんなり妊娠できる保障は何一つありません。
移植すら難しいかもしれない
だけど、同じ日に受精し、同じように胚盤胞になった卵。
今までと同じように、先の事は誰にもわからない。
だからこそ、今までの二つの卵と同じように、お迎えだけはしてあげたい
これを本能と言うのか母性と言うのかわかりませんが、とにかく「迎えに行くから、待っててね」という気持ちは確固たるもの。
兄弟がいるほうがいい、子供は多いほうがいい、とかいうハナシとは全然違う次元で、私の中で湧き上がってきた想いでした
ある日、ひげぴよが「残りの卵ってどうなるん?」と聞いてきました。
「当然保存料がかかるけど、移植する日まで凍結管理してくれるんだよ」と言いました。
「保存料って高いんやろな・・・」とひげぴよ。
確かに高額です。
うちのクリニックでは、1ヶ月で5千円年間6万円となります
さすがにひげぴよ、「ハァ・・・高っ」と絶句
今まで、治療のお金の事に一切文句を言わなかった人が、初めてあからさまにショックを顔に出した瞬間でした。
このとき初めて、彼の想いと私の想いは違うようだという事に気付きました
正直、ショックだったし、信じがたい気持ちでした。
今まであれほど苦労したのに、私はどんどん歳をとるのに、どういうつもりなんだろう…
彼も、私が別の想いでいることはすぐに察しがついたようで、「異論はあると思うけど、一応俺の考えを話すわな」と言って説明してくれました。
今回子供が授かった事を本当に嬉しいと思ってるし、神秘的で奇跡的なことだと思っている。
でも自分としては、今回の子が無事生まれてくれたら、言葉は悪いかもしれないけれど、今回の治療はこれでリセットということ。
前回の卵も、今残ってる卵も、今お腹にいるこの子を生み出すために生まれた卵のように思っている。
だから、今お腹にいる子が無事に生まれたら、この子は他の2個の卵の分の生命をも受けたことになるし、他の2個の卵の存在価値というか役目は、そこで終了、というようなイメージで考えていた。
「子供がいる」のと「今までどおり夫婦ふたり」というのは、全然違う。
どっちがいいとか悪いとかいう話ではなくて、状況がまるで違ってくると思う。
子供がいて、「できればもう一人」と思って治療をするのと、いなくて「どうしても欲しい」と治療をするのとでは、俺の中ではずいぶん気持ちが違う。
先の事はわからないけど、二人目を望んでいろいろやってみてダメなら、それを「残念だけど仕方がない」と受け入れる事は、多分できると思うから。
・・・こんなような話でした。
彼の言いたい事は、すんなり納得できるかは別として、理解はできました。
確かにそう。頭ではわかる。でも私の気持ちの中ではなんだかモヤモヤ…。
凍結保存を継続しないということは、「廃棄する」ということです。
今の私には、どうしても抵抗がある・・・・。
でも、ひげぴよの言いたい事もよくわかる。
ひげぴよは、「ことコレに関しては、多分、男と女とでは考え方感じ方が全然違うんやと思う。良い悪いじゃなくて。今まで何度も病院に通って、検査や注射や薬や、他にも痛い思いつらい思いをいっぱいしてきたのはだめぴよやから、最終的にはだめぴよの意見を尊重すべきやと考えてる。だから、だめぴよが納得いかないなら、保存しておいて、いずれ迎えに行ったらいい」と言ってくれました。
「私のせいで長い間子供が授からなかったのに、あなたはお金の事もひと言も文句言わずに、私のしたいようにさせてくれた。あなたの言いたい事はよくわかる。
私は卵がなかなか育たなかった時、本当につらかったから、どうしてもものすごく貴重なものだという想いが強い。
でも、この想いは、ハッキリ行って感情論だと思うし、子供は多ければ多いほど嬉しいと思っていたけど実際育てるとなるとキレイごとでは済まないこともわかっているつもり。例えば2年後に迎えに行きたいと思っていても、何かとんでもない事態が別に起こって、それどころじゃないかもしれないし…」などと私はなかばパニックに
ひげぴよは、「まぁまぁ、落ち着け。かけがえのないものと思う気持ちがあるなら、少なくとも後悔はしないように残しておくべき。そして、残しておくからには、絶対迎えに行く覚悟を持って、自分の気持ちに正直であればいい」と言いました。
保存料は今月からかかります。
贅沢な悩みだというのは、よくわかっているつもりです。
でも、産まれて来る子の事を考えると、今までのように「自分達さえ我慢すればいい」という状況ではなくなる可能性もあります。
お金の価値も、今までとはまるで違った捉え方になるかもしれません。
納得いくまで、たくさんたくさん、じっくり考えてみようと思っています。
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卒業の際、院長先生に質問したことがあります。
「難しい答えにくい質問だとは思いますが、二つだけよろしいでしょうか」と前置きして、聞いていただきました。
今日は、その内の一つめ。
私の不妊原因についての話を、自分の覚書の意味も含めて書いておきます。
私が今のクリニックに転院する前の時点で、確認できていたのは以下の通り。
・生理周期はほぼ27~29日、平均28日周期で、生理期間は大体5日~6日。
・基礎体温もだいたい二層に分かれており、陥落日もハッキリわかる。
・排卵検査薬では、排卵日付近にちゃんと反応アリ。
エコーで排卵したかどうか見てもらうようになってからは、LHサージの変化と
排卵日の関係は問題なしと確認できた。
・基礎体温では、陥落日の翌日、高温域に入った日か翌日くらいが排卵日
のことが多かった。(←あくまでも私の場合です。人それぞれで、陥落日が排卵日の人もいます)
・卵管造影検査では通過が確認でき、問題なし。
・フーナーテストも問題なし。
ただ、「頸管粘液が固く、あまりよくない」と当初から指摘されていた。
(最初に通った産婦人科の不妊相談では、「良くはないけどその中で精子が元気に泳いでるから問題ない」、と言われる)
・生理中・排卵前後・高温期のそれぞれの時期に、採血によるホルモン値
チェックをしてもらいましたが、特に問題なし。
高温期の黄体ホルモン値が低めだが、ギリギリ基準値は超えているので
大丈夫だろうと言われる。
・TRH負荷テストで、‘潜在性高プロラクチン血症’とわかる。
服薬で正常値に下がるので、妊娠するまで薬を飲み続けることになる。
上記の結果から、‘排卵した卵子が卵管采から卵管内に取り込まれていない’事が想像できるので、「ピックアップ障害」が不妊原因と言われていました。
ピックアップ障害の原因となりうる、「子宮内膜症や腹腔内癒着があるかどうかを確認するために」と、腹腔鏡手術(ラパロ)を勧められるが、手術のリスクと再癒着の可能性に疑問を抱き、ラパロはせずに、思い切って体外受精(IVF)に踏み切る事に。
その際いろいろ調べる中で、低刺激採卵の事を知り、現在のクリニックに転院することにしたのでした。
「ピックアップ障害」なのだから、IVFに進めばすぐに授かると信じていました。
ところがフタを開けてみると・・・・・
採卵できた卵が胚盤胞に到達しない、抗核抗体が80倍、E2やP4のホルモン値が安定せずになかなか伸びてこない…と次々と問題が起こり、すんなりとはいきませんでした。
いったい、私はどうして授からないのか?
もしかしたら、ホルモン値が伸びてこないことが最大の原因で、IVFをしなくてもホルモン補充を多めに行えば、妊娠が可能だったんじゃないか?
抗核抗体の薬を飲んでさえいれば、自然妊娠が可能だったんじゃないか?
治療の中で、そんな事を考えたりするようにもなり、なんとなくモヤモヤとしていたのです
だから、先生の見解を伺って、スッキリしたかったと言うか…
院長先生のお答えは、
「最大の原因は、やはりピックアップ障害ではないかと思われます。ただ、その他の事も要因としてはあると思います。赤ちゃんが授からないということは、何かひとつだけが原因なのではなくて、その時その時の体調も含めていろんな要素が絡み合ってると考えています。
例えばだめぴよさんの場合なら、ピックアップ障害が5割、抗核抗体の値が高いのが2割、卵の質の面がやはり2割くらいで、ホルモン値が1割くらいになるのかな。
・・・・あまり答えになってないねごめんなさいね。確かに難しい問題で、こんな感じのお答えしかできないけど…」
このお返事で、私には十分でした
モヤモヤがすっと楽になったような気がしました。
IVFに進んだからこそわかったことがあり、それぞれの要因に対して適切に対処してもらえたからこそ、赤ちゃんを授かる事ができたんだ…と、心から納得できました。
IVFに進んでも、マニュアルどおりの投薬と注射だけでは、私は絶対に授かることはできなかった、と確信しました。
採血によるホルモン値を見ながら、その都度、ベストと思われる薬の種類と量を先生が検討してくださったからこそ、ひとつひとつの原因をクリアして、妊娠までこぎつけたんだと思います。
クリニックの方針と先生方の努力に、心から感謝
もし、IVFに進む事をためらっている人がいたら、勇気を出して頑張ってみて欲しいと思います。
高額だし、必ず授かる保証があるわけではありませんから、安易に勧めるつもりはありません。
心身ともに、大きな負担がかかり、つらさも倍増するかもしれません。
それでも・・・
私のように、他にも原因が見つかったり、対処法が見つかったりする可能性は、ゼロではありません。
「赤ちゃんが授からない」という事実だけを見ると、立ち止まっているように見えるかもしれないけれど、治療をステップアップしたりセカンドオピニオンを受けたりする事は、「確実に前進すること」でもあります。
今日の話はあくまでも「私の場合」ですが、誰かの何かの役に立てばと思い、書いておくことにしました。
長文を読んでいただき、ありがとうございました。
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ラパロ(腹腔鏡検査)をするか、しないか。
考えすぎて、自分がどうしたいのかサッパリ分からなくなってしまった私は、
「アタマとココロの整理」をする事にしました。
“表づくり”をするのです
これは、私の父が勧める、迷ったときの解決法です。
幼い頃から、ことあるごとに「表を書け!」と言われてきました(笑)
学校でどのクラブに入るのかとか、夏期講習のどの講座を取るのかとか、
進学先から、就職先から、将来の目標まで・・・さすがに結婚を決める時は
書かなかったけれど・・・
やり方は・・・
「悩んでいる事」と、「思いつく解決方法」を横軸に書いて表をつくり、それぞれの「メリット」と「デメリット」を縦軸に書きます。
理屈が通ってなくても、本能的な勘でも、「なんか心にひっかかってるな」と思う事は
すべて書き出します。
そして、「最終的には、どうありたいのか」を右端に書いておきます。
それを眺めてみて、それぞれの項目に大きく○・×・△をつけていくのです。
マルは「イイと思う」「プラスである」「好きだ」などと断言できる事。
バツは「イヤだ」「できれば避けたい」「キライ」「気が乗らない」などと感じる事。
サンカクは「分からない」「どっちとも言える」というような時につけます。
そうすると、アラ不思議
たいていの場合、結果的にマルの数が一番多くなる項目が出てくるのです
ドツボにはまったときに、意外と効果的ですよ♪
こちらがそのとき書いた表(笑)
↓
このときの表では、
「ラパロはせずに、体外受精を前向きに考える」
「体外受精は連日注射を使う刺激法ではなく、なるべくカラダに負担の少ない
自然周期採卵のような方法で受けたい」
という結果になりました。
ラパロを受ける?→でもコワイ。万が一事故が起こったら→そんな事言ってられない
→めざせラパロ後の自然妊娠!→ラパロを受けても妊娠しない人も結構いる→
時間とお金のムダになるかも?→体外受精に行く?→お金高い・・・→ラパロで
自然妊娠できたらお金いらないじゃん→ラパロを受ける?(永遠に続く・・・)
こんなふうに、ぐるぐる考え続けてワケがわからなくなっていたのが、
ようやく少しスッキリ
ひげぴよに表を見てもらいました。
「だめぴよのつけたチェックは、俺もまったく同じように感じる。
執刀医の先生の説明会で、この表には書いていないメリットが出てきた場合は
再検討の必要があるけど、なければラパロはやめやな♪」
自分の希望がとおりそうな結果に、満足そうなひげぴよ。
とはいえ、私が悩み続けているのは知っていたので、私が納得して導き出した
結論ということに、安心はしたようです。
さて、いよいよ執刀医の先生の説明を聞く日も間近にせまっていました。
・・・つづく。
♪今日の一枚
メダカを飼っている睡蓮鉢に植えた花菖蒲。
去年は咲かなかったけど、今年は頑張ってくれました
連日の長文、読んでくださってありがとうございます♪
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前の病院で、IVF(体外受精)と腹腔鏡検査(ラパロ)について説明を受けた頃から
立て続けに本を読みました。
読む前に心掛けたのは、以下の3点。
1.視野を広く持つ事(書いてある事に飛びつかない)
2.いろんな立場からの意見を探す事
3.先入観を持たないように、素直な気持ちで読む事
分からない事ばかりだけど、身近に経験者もいなかったので、自分で納得して、
進む道を探さなくては・・・と思っていました。
読んだ本の中から、いくつか紹介します
体外受精レッスン(放生 勲:著)
私が初めて読んだ、IVF関係の本。
以前、AIH(人工授精)をするか悩んでいた時に、同じ著者の「妊娠力をつける」
を読んでいたので抵抗なく読めました。
この本で、採卵方法にはいろいろあるということを知り、病院との関わり方などに
ついても非常に参考になりました。
不妊治療はつらくない(加藤 修:著)
上記の本の中で「自然周期採卵」というものを知り、詳しく知りたくなって購入。
言わずと知れた東京の超有名クリニックの院長先生が書かれた本ですが、
が、私はこの本で初めてKLC(加藤レディスクリニック)の存在を知りました。
今までの治療で何となくモヤモヤと気になっていたことが、ほとんどスッキリして
非常に感銘をうけました。
この先生は、腹腔鏡手術には反対派です。
この本で、現在通っているクリニックの事を知りました。
授かる(堤 治:著)
腹腔鏡手術を推奨している先生の書かれた本。
「授かる」ということについて、科学的な詳しい説明もあるが、とても読みやすい。
「神の領域」と言われる部分に関して敬意をはらいながらも、医療従事者として
真摯にとりくんでいる筆者の姿勢が感じられる。治療法の説明もあり、患者さん
との一問一答形式での症例の紹介など、素人が読んでもわかりやすい書き方に
なっています。不妊で悩んでいる人以外にも読んで欲しい本かな・・・。
女性の病気と腹腔鏡(堤 治:著)
上記「授かる」と同じ先生が書かれたもので、こちらは更に詳しい事が書いて
あります。が、内容に関しては重複する部分もありました。
毎月ある生理がどういう意味を持つのか、若い頃に妊娠しない事が女性の体
にどういう影響を与えるのか、子宮内膜症が増えているのは何故なのか、等
読んでいてちょっと怖くなるような話もありますが、知識として知っておく事は
とても大事だと思いました。
感想は、あくまでも私個人が感じたことです。その点、ご了承くださいませ
他にも子宮内膜症について書かれた本や、不妊関係の本など、図書館で
片っ端から借りてきて読みました
食事や家事をしているとき以外は、常にこういう系の本を読んでいたこの時期の私を、ひげぴよはどう思っていたのかな・・・結構コワかったかもです。
以下はオマケ。
赤ちゃんが欲しい
雑誌ですが、いくつか読みました。いろんな特集が組まれているし、体験談も
載っているので、読みやすかったです。
ウチの近所では、小さな本屋さんでは置いていない事が多かった
jineco(ジネコ)
フリーペーパーです。今通っているクリニックに置いてあり、初めて読みました。
インターネットでの検索の際に、何度もお世話になったサイトでもあります。
不妊治療についてネット上に寄せられた質問等に、全国の不妊治療専門医が
回答を寄せています。基本的な相談から、専門的な内容まで、いろいろ載って
いて参考になりました。
請求すれば、自宅に送ってもらえます→詳しくはコチラ
病院でお金を払って診ていただいているんだから、必要な情報は病院が提供してケアしてくれるべきだと思う人もいるかもしれません。
でも、たくさんの本を読んで、お医者様によって本当にさまざまな考え方があることを知りました。
患者さんも一人として同じ状態の人はいませんよね。
そう考えると、理論的な「医師と患者の組合せの数」だけでも、何通りもの治療方針が出てくることになります。
その中から、最終的にひとつに絞って決定するのは、自分。
先生を疑ってかかるのではなく、「先生はこうおっしゃってるけど、他に方法はないのかな?」と勉強することは、たとえ素人考えでも無駄にはならないと実感できました。
情報の取捨選択は本当に難しいけど、選択肢がある時代だという事に、感謝しないといけないですね・・・
あと、余計なお世話かもしれませんが、ひとつだけ。
今現在、体外受精(IVF)なんて、これっぽっちも考えていないけど、タイミング法で
結果が出ない方達。(私もかつてそうでした)
もし抵抗がなければ上記のような本を読んで、今、知識を持っていてほしい、と切に願います。
私自身、原因不明のまま結局IVFにまで進みました。
IVFを視野に入れて初めて、これらの本を読みましたが、ゾッとするような事がいろいろ書いてありました。
例えば、タイミング法での注射(hMG投与など)には、賛否両論あるのです。
私自身はたまたま経口の誘発剤での反応が良かったので、注射はしませんでしたが、注射を何ヶ月も続けていたら・・・と考えると怖いです。
もちろん、注射が悪いというわけではありません。
注射によって効果があがり無事妊娠される方は、実際たくさんいらっしゃいます。
でも、原因が別のところにある人にとっては、これらの注射はメリットよりもデメリットのほうが大きくなるようです。
だから、「良い悪い」じゃなくて、知識として「知っておいたほうがいい」んじゃないかな・・・と思います。
後から後悔したくないですもんね。
頑張っている皆さんに、最適の治療法がその時々で見つかりますように・・・。
♪今日の一枚
ついに咲きました
クナウティア‘マースミジェット’というお花です
長文を読んで頂き、ありがとうございました。
少しでもお役にたてたら嬉しいです♪
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