土曜日は流産後初の診察でした。
今回はひげぴよも一緒に来院。
院長先生に体調についての確認があり、「子宮がきれいになっているかどうか見てみましょう」と言われて、内診室へ。
一週間前、エコー画面に映っていた黒い小さな丸(胎嚢)はなくなっていました
しーんと静かな子宮・・・(に見えた)。
「すべて出てきていると思うので、手術の必要はありませんね。無理をしないように、ゆっくりカラダを休めてください。今回は残念な結果となりましたが、初期の段階で胎嚢も非常に小さかったので、受精卵の染色体異常が原因だと思います。これはある程度の確率で起こってしまう事で、だめぴよさん夫婦だから起こったとか、何かをしたから、あるいはしなかったから起こったとかいうモノではありません。しばらくカラダを休めてから、またいろいろ考えていきましょう」と院長先生。
私からは3つの質問をしました。
・前の病院で、潜在性高プロラクチン血症と診断され、妊娠がわかるまで
カバサールを服用(私の場合は、週1回1/2錠)するように言われていたが、
こちらでは「あまり関係ない」ということで、服用していない。
このままで大丈夫なのか?
→潜在性でしかも薬の量も少なくていいので、ほとんど関係ないと
思われるが、治療を再開する時に一度再検査してみましょう。
・流産後、翌日に胸の張りがひどく、ほんの少しだが母乳とおもわれるものが
出た。問題はないのか?
→カラダが出産と勘違いして、母乳が出るようになる人もいる。微量との事
なので、おそらくすぐ止まると思うが、続くようなら連絡してください。
そういう状態では、今検査するとおそらくプロラクチン値が高く出ると思わ
れる。さっきの質問とあわせて、落ち着いたらちゃんと下がっているかを
確認しましょう。
・排出されたカタマリは病理検査等をしなくてもいいのか?
→だめぴよさんの場合は7週でも4週前後くらいの胎嚢しか見られなかった
ので、胎児はまだおらず胎嚢としても非常に小さいので検査は難しい。
逆に、この時期で育たないということは、染色体異常が一番の原因と
言える根拠ともなっています。
「流産後しばらくは、生理周期も乱れることがあるので、2~3ヶ月お休みするのがいいのではと考えています。とりあえず生理があってもなくても1ヵ月後に来てください」ということで、診察終了。
「いろいろ手を尽くしていただいて、ありがとうございました。またよろしくお願いします」と頭を下げて、診察室をあとにしました。
二人でクリニックの玄関を出る。
前日までは、「前回二人で来た時は判定日で、ここで握手を交わしたんだっけ…」なんて悲しくなるかと思っていたけど、感傷的になることは全然なく、大丈夫でした。
通り過ぎて随分経ってから気づいて、そんな感傷に浸ることすら忘れていた自分に驚いた
たくさん泣いて、二人でたくさん話をできたせいで、ココロが元気に前を向けている証拠だなっと前向きに考える事にしました
雨が降ってきたので、帰りに赤ちゃんの供養の為のお寺に寄るつもりだったけどやめにして、まっすぐ帰宅することに
途中、妹から「淡路島に遊びに行ってきたので、お土産届けに行ってもいい?」と電話があり、それならば通り道だからと妹の家に寄ると、「ちょうどお昼だし♪旦那留守で退屈だし」と、妹が自宅でお蕎麦をご馳走してくれました。
そして、久しぶりに会ったカワイイ姪っ子
しばらく見ないうちに、もう歩けるようになってる
流産後に会うのはつらいかと思っていたけど、心が痛むことは全然なく、愛くるしい笑顔に夢中やっぱり可愛くて仕方がない
初めは泣かれちゃったけど、すぐに慣れて、一緒におもちゃで遊んだり、歌を歌ったりして楽しいひと時を過ごしました。
ひげぴよも大の子供好き。
日に焼けた腕で小さなぬいぐるみを持って、「ワンワン!」なんてやってる姿が微笑ましく、「やっぱりこの人と二人で子育てをしたいなぁ」と改めて思いました。
ひげぴよも、‘暗い気持ちを引きずらない前向きな人’でよかったな
私達の赤ちゃん、諦めずに待ってるから、必ずまた来てね
いつも応援ありがとうございます♪
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毎日あたたかいメッセージをくださるブロ友の皆さん、本当にありがとう
お腹の痛みはほとんどなくなり、出血も減ってきました。
気持ちも少しずつ落ち着いてきたように思います。
実は、お向かいに住んでるご家族が、3人目のお子さんが生まれたばかりで、クーラーをつけずに過ごせるようになったここ数日は、窓を開けているせいでその泣き声がよく聞こえるんです。
つい一週間前は、「私ももう少しで自分の子供の泣く声が聞けるんだ」と思っていただけに、流産の宣告を受けた直後は、赤ちゃんの泣き声を聞くとさすがにちょっと落ち込んでしまいました
今の家に引っ越してきて5年。
その間にあれよあれよというまに3人も授かって、毎日賑やかに暮らしているお向かいさんを見ると、この差は一体なんなんだろう・・・と思ってしまうときもあります。
でも、誰が悪いわけでもない。
不意に、「辛い時こそ、想像力を枯らさないで」という言葉を思い出しました
昨年亡くなった、アメリカの絵本作家、ターシャ・テューダーさんの言葉です。
久しぶりに、ターシャの本をひっぱりだしてきて、ゆっくり読み返してみました。
お庭のお花の写真もとっても綺麗で、お気に入りの一冊。
当たり前のことながら、必ずしも今の私の状況にあてはまるシチュエーションで書かれているわけではない。
でも、書かれている言葉の中から「今、欲しいな」と思えるものを拾い集めてみると、ステキな言葉がたくさん集まりました。
若い人には、挫折や失敗、思い通りにいかないことがあっても、自信をなくしたり、悲観したりしないでと言いたいわ。
世の中は動いているんですもの。あきらめてしまったらそれまでよ。
それより、世の中にある良いこと、楽しいことをつかむ努力をしてほしいわ。
昔から言うでしょう?何もしなければ、何も生まれないって。
最初から恵まれすぎているより、足りないくらいのほうが、人生からより多くの喜びを引き出せる、ということもあります。
がっかりしてあきらめてしまうという選択もあるけれど、それから学び、
未来を信じて希望を持ち続け、前を向いて歩んでいくという選択もあるのよ。
生きていれば、落ち込むこともあります。
状況を好転できると思ったら、ぜひ努力すべきです。
でも、変えられないなら、それを受け入れて歩み続けるしかありません。
何があっても「生きていることを楽しもう」という気持ちを忘れないで。
ターシャ・テューダーの言葉 特別編
「生きていることを楽しんで」より
根が単純にできている私は、こういう言葉でどんどん元気になれちゃいます
ブロ友さん達からの温かい言葉も、私にたくさんの癒しと救いをくれます
本当に本当にありがとうございます
♪今日の一枚
昨日、新しいお魚が仲間入りしました。
ちょっと賑やかになったかな
元気になってきたぞぉ♪
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今日はちょっとグロテスクなお話になってしまいます。
苦手な方、スルーしてくださいねごめんなさい。
昨日の朝から、とうとう出血が始まってしまいました。
最初はオリモノに血が混じる程度だったのが、黒っぽい微量の血液風のものになり、その後は鮮血に。量もどんどん増えていきました。
先生は「薬をやめたら出血してくると思います」とおっしゃっていたけど、ネットで調べてみると、なかなか出血せずに1ヶ月以上してからようやく出血した人や、前触れ無く突然大出血を起こす人などもいて、心配していました。
だから、こんなに早く、しかも静かに出血が始まるとは思っていなくて・・・。
生理前に感じるような下腹部の鈍痛は、ここ数日少しずつ強くなってきていて、カラダはリセットを求めてるんだろうというのは感じていました。
やっぱり、お薬の助けがあってなんとか必死でしがみついていた状態だったんだなぁ・・・
痛みがどんどんひどくなってきたので、午前中に家事をすませてからはソファで横になっていました。
ちょうど仕事が休みの日で助かった
昼過ぎから、子宮というよりは腰がくだけそうな強い痛みが周期的にやってきて、
陣痛ってコレのもっともっとつらいものなんだろうなぁと考えながら耐えていました。
どちらかというと、私は痛みには強いほうだと思うけど、さすがにつらかった
もう赤ちゃんはいないのだから鎮痛剤を飲んでもよかったんだけど、「お別れするんだから、この痛みは敢えて感じておきたい」と思って我慢しました
痛みの合間に洗濯物を取り込むのが精一杯。夕食の支度もできないので、ひげぴよには外で食べてきてもらうようにメールして、痛みをのがす為に時々体勢を変えながら安静にしていました。
晩になって、子宮をしぼられるような痛みとともに何か出てくるような感じがあり、
急いでトイレに行くと今まで目にした事のないような大きな塊がでてきました。
ビックリした
大きさは手のひらに乗るくらい。白っぽい膜に覆われた袋状のもので、少し血の塊がついていました。
「もしかしたら赤ちゃんらしきものが入っているかも。もしそうなら見ておいてあげたい」と思い、いろいろ調べてみるも、それらしきものは見つからず。
(端からみたら狂気じみてるでしょうね・・・。でも不思議とキモチワルイとはまったく思いませんでした)
しばらく出血が止まらず、トイレに座ったまま泣きました。
「あぁ、ほんとに出てきちゃったんだ」と思ったら、涙が止まりませんでした。
塊はトイレに流す気にはなれず、かといってゴミ箱に捨てる気にもなれず・・・。
悩んだけど、キレイな桜模様のついたお気に入りの懐紙に包みました。
それを手に持ったままソファに座ると、あとからあとから涙がこぼれてくる。
お風呂からあがってきたひげぴよが、泣いている私に気づいてビックリ
(あまりの痛みに耐えられずに泣いてると思ったそうです)
「さっき、何か出てきた。赤ちゃん、とうとう出てきちゃった」と、途切れ途切れに言葉にした途端に、悲しみと申し訳なさとがいっぺんにこみ上げてきて、声をあげて泣いてしまいました。
ひげぴよが、私の前に立ったまま、座っている私の肩に手を置いて、「だめぴよはよく頑張った。あなたのせいじゃないし、赤ちゃんのせいでもない。自分を責めたらだめだ。この子は自分でよくわかっていたんや。だから、自分からこんなに早く素直に出てきたんやと思う。えらかったと褒めてあげたらいいんや。」と言ってくれました。
うなずきながら、「チャンスはゼロじゃないって、教えに来てくれたんだよね」と言うと、「そうそう」とひげぴよ。
「でもコレどうしたらいいんやろ?捨てる気にはとてもなられへん。小さな小さな胎嚢やったから、ただの袋と内膜で赤ちゃんですらないって笑われてしまうかもしれへんけど、そうは思えへん・・・」と小さな声で言いました。ひげぴよは「ナーバスすぎる」と言うかな・・・?とちょっぴり不安を感じつつ。
でも彼は「そう思うんやったら、自分達なりになんかしてあげよう。お寺とかで供養してあげるとかしたほうがいいのかもしれへんな。ちょっと調べとくから、少し落ち着いたら風呂入っといで」と言ってくれました。嬉しかった。
いつもお腹に話しかけていたお風呂タイムは終わってしまったけど、「私の為に素直に出てきてくれたんだね。ありがとうね」といなくなってしまった赤ちゃんにお祈りをして、「一生懸命赤ちゃんをつなぎとめてくれてありがとう。お疲れ様でした」と自分のカラダにも御礼を言いました。
お風呂から上がると、ひげぴよが、あるお寺で水子供養もしてくれる所があるから、そこに行ってみようと提案してきました。
結婚前にも二人で一緒に行ったことのあるお寺で、四季の景色の美しい所です。
家からもそんなに遠くないし、もともと好きなお寺なので、今後もきっと暗い気持ちにならずに立ち寄ることができると思い、そこに決めました。
この週末に、二人で行くつもりです。
「赤ちゃんの袋」はどうするべきか、未だ考え中・・・
♪今日の一枚
赤とんぼがお花で休憩してました。
もう秋もすぐそこなんですね・・・。
連日暗い話題でスミマセン。
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昨日の続きです・・・
帰宅してから、ひげぴよにクリニックで言われた話を伝えました。
「まだ確定じゃないんやろ?大丈夫かもしれないんやろ?」と、冷静な表情の中に、すがるような目で尋ねるひげぴよに、ほとんど大きさの変わっていない胎嚢の写っている2枚のエコー写真を見せながら、ゆっくりと冷静に説明。
でもやっぱり途中で涙があふれて、止まらなくなってしまいました
ひとしきりしゃくりあげて泣いた後、「先生は、ハッキリと、難しいと言ってた。多分薬のせいでなんとか出血に至らずもっている状態なんだと思う。残念だけど、これ以上は何もしてあげられないんだからしょうがないね・・・」とつぶやくと、ひげぴよは「そうか・・・」と寂しそうに答えました。
そして、「こんなことを言っても気休めにしかならないと思うけど、今回の治療をやって良かったと俺は思ってる。チャンスがゼロではないことがわかったし。
でも、本当に大変な事なんだということも実感した。
だめぴよは、何回も通院して痛い思いもして、カラダの事も気をつけて頑張ってきたな。卵がうまく育たなかったり、なかなか移植できなかったり、不安な時もたくさんあったと思うけど、普段どおりのだめぴよらしさを忘れずにやってきた。やれるだけのことはやったと思う」と言ってくれました。
その後、ひげぴよは「今日は何もせずゆっくりするように」と念をおしてから、草野球の試合に出かけていきました。
ひげぴよにあまり心配させたくなかったし、ひとりで思う存分泣きたかったので、この時間は私にとってありがたかった。
多分彼も、野球をしている間はほんの少し悲しみを忘れられたんじゃないかな・・・。
まず、リビングのテーブルに置いていた、いくつか買った出産関係の本を「また会おうね」と泣きながら片付けた。
それからソファに横になって、テレビを高校野球のチャンネルに合わせてボーっと観ていました。食欲もなく、もう食後の薬も飲まなくていいんだと思ったら、昼食を食べる気にもならない。
時折感情の波がやってきて、涙が止まらなくなったり、しゃくりあげて泣いたりしていたかな。気がついたら、泣き疲れてそのまま眠っていたようで、夕方になりひげぴよが帰ってきました。
食事のしたくもできてないので、今日は外で食べようという事になり、ひげぴよの提案で、たまに出かける近所のレストランに行きました。
誕生日なんかにも行くお店だったので、「こんな日に・・・」とあまり気がすすまなかったけど、ひげぴよが何とか私を元気づけようとしているのがわかったので、素直に従うことに。
お店に着いて、たまたま3人分のセッティングがされているテーブルに案内されました。店員さんが、私のついた席のとなりのカトラリー類を片付けているのを見ていたら、「今は3人なんだ・・・」と思えてきた。
「赤ちゃんに‘私達のところに来てくれてありがとう’という思いをこめて、3人で一緒に食事をすることにしよう。今はまだ私のお腹にいるんだから」と思えてきて、ひげぴよにそう伝えました。
そして、子育てにおいて大切にしたい事や、子供がいたら是非やってみたいこと、自分の子供時代の話なんかをしました。
時には笑ったりしながら(クリニックから帰宅してからは、笑うことがいけないことのような気分になっていた)、食欲もなかったはずなのに、気づくと普通に食べることができていました。
他にも、選挙の話や(笑)、子供がいないことを受け入れる覚悟についてや、最終的に子供に恵まれなかった場合の人生設計なんかについても話をしました。
暗くなったりしんみりしたりせずに話ができることが不思議に思えたけど、二人でたくさんたくさん、いろんな話をしました。
そうしているうちに、「この子は、私に妊娠できるって教えに来てくれたんだ」と思えるようになり、「快適な環境ではなかったのに、よく頑張ってくれたね。もう無理しなくていいからね」と話しかけながら過ごしました。
こうして、結婚してから一番悲しい一日は、私達にとって“夫婦の絆を再確認することができた一日”となり、“我が子を授かる事ができるかもしれないという希望を実感できた一日”にもなりました。
最初は、ひげぴよがレストランに行こうと言った時、「やっぱり男の人にはわからない無神経だ・・・」と思ったけど、こうして話ができたという思い出の一日となり、今では良かったと思っています。
きっと赤ちゃんも、私達二人の様子を見て、「もう大丈夫だ」って安心してくれるんじゃないかなぁと思う事にしています・・・。
どうかどうか、再び私達夫婦のもとに、赤ちゃんがやってきてくれますように・・・
♪今日の一枚
今年の2月に近所で撮った一枚。
レストランではピアノ演奏をしていたので、私の好きな曲「Over the Rainbow」を
リクエストして弾いてもらいました
応援ありがとうございます♪
少しずつ元気になってきました。
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心配してくださった皆さん、やさしい言葉を本当にありがとうございました
正直いまだに実感がわかないのですが、以前と同じようにコーヒーが飲みたくなったこと、飲んでも気分が悪くならない事に今さらながら驚いています
このブログには、いい事も悪い事も書いておこうと思っているので、しばらくは暗い内容になってしまうかもしれません。
苦手な方はスルーしてくださいね
先週水曜日(19日)の夕方から、続いていた胸の張りと乳首痛が突然なくなり、翌日から起床後2時間くらい続く胸のムカつきもなくなってしまいました。
つわりには波があると聞いていたけど、あまりにもいっぺんに症状がなくなったので、直感的に「マズイな」と思いました。
金曜日(21日)から、生理前に感じるような下腹部の鈍痛を感じるようになってきたので、一日早いけどクリニックに行くことに。
エコー画面を見ても、そこには期待していた「大きくなった胎嚢」は写っていませんでした。
「う~ん・・・あまり先週と変わってないね・・・」と先生。
6週1日で4ミリだった胎嚢が、6日後で4.8ミリ。
1ミリすら大きくなっていません。
診察室に戻ってから、「今日で7週0日になります。7週だと多少の個人差はあるけど、こういう画像が見えるようになってくるんです」と言って、見本のエコー写真を見せてくださいました。
大きい胎嚢や、胎嚢の中に胎芽(?)が見えたりしている写真。
私のとは明らかに違う。
「残念ですが、今回は難しいと思います。流産・・・ということになると思います」
ある程度の覚悟はしていたものの、「流産」という言葉を聞いた瞬間、心臓のあたりが「ドクン!」と大きな音を立てたような気がしました。
「そうですか・・・。原因はどんなことが考えられますか?」と質問。
「現在の医学では、赤ちゃんの染色体異常が原因と考えられてます。染色体に異常が出ると、どこかで‘それ以上育たない状態’になってしまいます。自然界では自然淘汰ということになるのかな・・・。人間は他の動物より染色体異常の出る割合が多いと言われてます。今回の妊娠にそれがたまたま当たってしまった・・・という事だと思います。確率の問題なので、連続することは少ないと言われてます。ダウン症って聞いたことありますか?ダウン症も実は染色体異常なのですが、無事に出産までたどり着く事ができるんです。今回は出産までたどり着けない箇所の遺伝子が損傷してしまったと考えられます」
いつもどおり静かに、でもいつもよりもゆっくりとした口調で院長先生が説明してくれました。
うなずきながら話を聞いていたけど、‘遠くで誰かが話している’みたいな感じに聞こえていました。
「今のお薬はすべてやめてください。今後の処置についてですが、可能であれば、手術よりも自然のほうが身体へのダメージは少ないと思います。今の時点では、薬をやめたら出血してくる可能性の方が高いと思うので、少し待ってみましょう」
「手術」という言葉が耳に入ってきた瞬間、悲しみとか虚しさとか悔しさみたいなマイナスの感情の塊のようなものが、胸の奥から湧いてきたような感じがしました。
出血があってもなくても一週間後に診察。もし出血が始まって、出血量がすごく多かったり腹痛がすごくつらかったりした時は、その時点で来院するように言われました。
じわじわと涙が出そうになりながら、先生の目を見て御礼を言うのが精一杯。
沢山の看護師さん達の心配そうな視線を感じながらも、下を向いて診察室を出る事しかできませんでした。
支払いの時、判定日以降ずっと保険外の領収書だったのが、保険適用の領収書一枚のみでした。
たったそんな事で、「あぁ、終わったんだ」と感じてしまい、急に泣きたくなった。
今日はひげぴよに付いてきてもらわなくて良かった。
彼がいたら、きっと我慢できずに泣いていたと思いました。
そして多分、一度泣いたら止まらなくなる。
家に着くまではと、必死で我慢しました。
また戻ってきちゃいました。
よろしくお願いします。
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不安材料になりかねないので、直感で危険だと感じた方は読まずにスルーしてくださいね。
心配してくれていた方もいらっしゃったので、報告だけさせていただきます
診察予定日より1日早いけど、今日クリニックに行って来ました。
今日で7週0日。
先週、6週1日で4ミリだった胎嚢は4.8ミリにしかなっておらず、今回は流産ということになってしまいました
皆さんにたくさんたくさん応援してもらい、祈ってもらった今回の赤ちゃんですが、ここまでで限界だったよう。
判定日から順調な経過ではなく、「この状態でうまくいったら、この子は、私達夫婦だけでなく不安と戦ってる沢山の人にとっても、希望の星になるなぁ」と思っていたので、本当に残念です。
でも、沢山の人に送っていただいた力を、この子も私もちゃんと感じていました。
幸せなことだと思うし、心から感謝しています。
きっと自分の事のように悲しんでくださるであろう皆さんの事を思うと、更に胸が痛みます
凍結してた卵チャンをお腹に迎えてちょうど1ヶ月。
判定日からは常に不安がつきまとい、想像していたような妊婦サン気分はほとんど味わえなかったけど、毎日の生活態度や知人への報告の仕方等については一つの後悔もありません。
先生の話も冷静に聞くことができたし、帰宅してひげぴよの顔を見るまでは、涙もガマンできました
しばらくは気持ちのコントロールも難しいと思うし、悲しみがなくなる事はないと思うけど、きっと素直に受け入れることができると思います。
「やまない雨はないし、明けない夜はない」
私の座右の銘です。
これからも、今までどおり自分のペースで歩きながら、皆さんといろんな気持ちを共有できれば、嬉しく思います。
本当にありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします
このカテゴリとも今日でお別れ。
好きで参加してるとはいえ、
このシステム何とかならないんですかねぇ(涙)
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先週、胎嚢確認ができなかったので、16日の日曜日に再診察となりました。
私の通っているクリニックには土日の休みどころか、お盆休みもありません。
しかも、院長先生は毎日の勤務です。本当にありがたいことだと思います。
自分の為だけではなく、院長先生はじめクリニックの皆さんにも「よかった!」と思ってもらえるように、頑張りたいなぁといつも思っています。
「体調はいかがですか?出血はないですか?」と確認があり、「では、赤ちゃんの袋が見えるか確認してみましょう」と言われて、内診室へ。
心臓バクバクしながら、モニターを凝視
う~ん・・・それらしきものは見当たらない・・・
しばらく探した後、院長先生が「コレかな~・・・」と静止画面に切換えてサイズ計測。
診察室に戻ってエコー写真をいただきました。
「多分コレ・・・ちょっと小さいかなぁ袋が見えたので、hcgの値は測らなくていいです。他のホルモンの状態を見たいので、採血して結果を待ってもらってもいいかな」と言われて、採血し、約40分間の待機。
エコー写真に写っている胎嚢らしきものは、本当にちっちゃな丸で、
サイズは「4ミリ」と書いてありました
「日曜日には顔をみせてね~」と毎日話しかけてたので、赤ちゃんこれでも頑張って見せてくれたんだよね。ありがとうね・・・
再び診察室に呼ばれて話を聞きました。
「採血の結果ですが、黄体ホルモンが急激に下がってるのが心配です。残念ながらお薬をやめるわけにはいかないですね。先週と同じ注射、今日は2本打たせてください。また、一週間後に来てください」と院長先生。
「あの、袋のサイズなんですが、平均よりだいぶ小さいんでしょうか?やっぱり難しい状態なんですか?」と聞いてみました。
「そうやね~、普通の半分・・・くらいかな。小さめですね・・・まぁ、もう少し経過を見てみましょう」というお答え。
「そういう人もいますよ」という答えではなかったので、「やっぱり・・・」と思ったけど、ある意味開き直れたような気持ちになりました。
注射を両肩に1本ずつ
看護師さんが申し訳なさそうに打ってくれるのが、却って申し訳ない気持ちになった。
またまた長い一週間が始まります。。。
でも、注射もお薬もしてもらって、今できる事はすべてしてもらっているんだと思う。
とにかく、信じて待つことしかできないんだ・・・
ホルモン値も下がって、赤ちゃんにとっては過酷な環境だろうから、せめてこれ以上のストレスがかからないようにしてあげたい。
今の状態で赤ちゃんの事を考えても、不安やストレスをまったく感じずに信じたり応援したりする事は、今の私にはできません
時間ができても、パソコンでのネット検索はやめて、音楽を聴いたり美味しいものを作ったり高校野球にドラマを感じて泣いたりして(笑)、ココロをリラックスさせよう
赤ちゃんの事を考えない時間を作るのは申し訳ないような気もするけど、逆に、
今の私にしてあげられるのは、そのくらい。
ココロが感じたことが、結果的に赤ちゃんの栄養となっていますように・・・
♪今日の一枚
クレマチス‘コメレイ’
春に咲いた一番花に続いて、二番花が咲き始めました。
皆さんの応援に励まされています。
いつも本当にありがとうございます♪
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今日のだめぴよは、文字どおりダメダメなので、この暑い毎日に更にうっとおしい話は聞きたくないという方は、スルーしてください
毎日変わる体調に翻弄されています
胸の張りがなくなっては不安になり、腹痛を感じては不安になり、朝起きた時に気分が良いと「ムカつきがなくなってる・・・」と途端に不安になり
5週1日でも「胎嚢らしきもの」すら確認できなかったという事実が、日々私をおかしくしていきます。
通常妊娠なら「排卵がおくれたのかも」と思えるけど、体外受精で授かった私には、それはありえない。
ということは、あきらかに平均より遅いペースなのだ
「気にしてもどうにもならないことは気にしない」をモットーに今まで生きてきたし、多少のつらいことは「明けない夜はない、やまない雨はない」という好きな言葉をつぶやきながら、飄々と乗り越えてきたつもり
それなのに、ここ数日は考えても仕方のないことばかり考えて、時間があるとネットサーフィンしたりして余計に不安になる完全な悪循環
いつもの私はどこに行ってしまったんだろう・・・
「誰よりも何よりも、母になる私が赤ちゃんを一番信じる」って決めたのに・・・。
自分が妊娠する前は、妊娠した人が毎日不安を綴っているのを読んだりして「苦労してやっと授かったんだから、もっと妊婦である事を楽しまなきゃもったいないなぁ」なんて思ったりしてたのに・・・。
先輩妊婦さん、すみませんでした
初めて妊婦さんならではの不安を理解した、だめぴよです。
そして、赤ちゃん待ちの皆さんにもすみません
せっかく授かったのに、自分が恵まれている事を忘れてしまいそうになりました。
今日から夫のひげぴよは名古屋に帰省。
義両親には「だめぴよ、急性胃腸炎でダウン」ということにして帰省キャンセルを伝えたところ、「ひげぴよ一人でまで、わざわざ来なくてもいいよ」と義母が言ってくれたそうですが、他にも用事があり、結局ひげぴよには一人で帰省してもらうことに。
今晩は、何年ぶりかの‘ひとり留守番’で、「ゴハンもテキトーでいいし、らくち~ん」と思っていたけど、よく考えたら厳密には‘ひとり’じゃないんだ・・・
しっかりしなくては、という決意もこめて、今日のキモチを敢えて書いておきました。
明日もひげぴよはいないので、実家でお泊りしてきます。
実家は車で15分のところなので、実は結婚してからのお泊りは初めて
父も母もモモも(?)楽しみにしてくれているので、ゆっくりしてこようと思います。
♪今日の一枚
初めての採卵の日に写した一枚。
あの日から一歩一歩進んでこれた事への感謝を、忘れないようにしたいです。
同じように頑張っている方が
たくさんいらっしゃいます。
いつも応援ありがとうございます♪
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皆さんに心配してもらったり励ましてもらったりした、明日からの名古屋帰省(義実家)ですが、結局今回はやめておく事にしました
クリニックで先生からの許可が出る前にも、ひげぴよには「体調次第で、私は行けないかもしれないからね」とは言ってはいましたが、納得できない彼はわざわざクリニックに付いてきてまで帰省許可を取り付けたくらいなので、帰省キャンセルは諦めていました
でも、一昨日の夕方から晩にかけて胸のむかつきがひどく、夕飯がほとんど食べられなかったのを見て、ひげぴよが「今回は無理やな・・・」と言ってくれました。
「先生も、‘リラックスしてゆっくり過ごしてください’って言ってたからなぁ。名古屋行ったらリラックスにはならないのは確実やしな。知らないうちに無理してしまうかもしれへんし、やっぱり心配やろ?」
ひげぴよが、私からお願いする前にこう言ってくれてスゴクありがたかったです
日々変わる体調に大きな不安を感じていたので、本当にホッとしました。
お腹の痛みがあったりすると、心配ですぐに休むようにしていたけれど、帰省先ではそういうこともできないし。
義両親には申し訳ないけど・・・
本来なら、義両親にも事情を説明して、「まだ不安定だけど・・・」と言いながらも報告をしたい。
でも、打ち明ければ大騒ぎになりいろいろ言ってくることは必至なので、それはそれで大きなストレスになってしまいます
それに、以前大喧嘩した時から、子どもの話は特に禁句なので、余計に言いにくい。
今は自分のカラダを最優先にさせてもらお
急性胃腸炎になってしまった、とかの理由にするつもりです。
(去年の夏、実際になって大変でした記憶もまだリアルだし)
赤ちゃんが順調に育って落ち着いたら、「今思い返してみると、あの頃つわりの初めだったのかもしれません」と言えるといいな
でも、昨日からまたひとつ不安が。
朝起きた時の胸のむかつきがほとんどなくなり(地震でびっくりしたからかと思ってましたが、今朝もなかった)、胸の張りも少なくなってきたような気がします。
入れ替わるように、時折お腹にぴりぴりした痛みを感じたり、右下腹部(卵巣の当たり?)が張っているような感じがしたりします。
最近落ちていた食欲も昨日から戻ってきたし、今やつわりらしき症状は「コーヒーを欲しない」ということだけに
名古屋に行かなくていい、となったから精神的に解放されてつわりがなくなっちゃったのかなそうだったらいいんだけど・・・
再診察まであと4日、なんとか胎嚢確認ができるように祈るばかりです
♪今日の一枚
最近読み始めた本。書名に惹かれて買いました。
また感想アップします♪
皆さんの一歩一歩も、順調に
進んでいきますように・・・♪
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先週の金曜日は週1回通っているエアロビクスのレッスンの日。
私の通ってる教室は、年に1回、市が開催している健康フェアのような催しで発表会をしています。
その発表会が、実は来月始め。
今月は、その発表会用のレッスンが土日などにもあるのですが、クリニックから「運動禁止」を言い渡されている私は参加できるはずもありません
それどころか、順調に行けば、当然発表会には参加できないはず
かといって、判定日の状態も芳しくなく、まだ公表するには不安大の状態
ぐるぐるぐるぐる悩みに悩みました・・・
でも、やっぱり早く打ち明けないと迷惑をかけてしまう。
それに、頑張ってる赤ちゃんを信じなくては、親として申し訳ない。
そう思って、先生に妊娠した旨を打ち明ける事に。
先生はすっごく喜んでくださって、「楽しみやなぁよかったね産まれたら連れておいでね。みんな喜ぶと思うよ~」と超ご機嫌に
判定日から一週間後の診察を2日後に控えていた私は、まだ妊娠したという実感を持てず、「ほんとに迷惑かけてスミマセン」ばかりを繰り返していました。
先生は「迷惑なんて関係ないよ私と二人で発表会出るわけじゃなくて沢山いるんやから、一人くらい抜けても大丈夫よ。・・・オメデタはすごく喜ばしいことだと思うけどなぁ・・・」と、不思議そうに、心配そうに私の目を覗き込みました。
私は、不妊治療を続けてきた事、子どもはもう無理かもしれないと思っていたので信じられない気持ちや不安な気持ちの方が大きく、素直に喜ぶ余裕がないこと等を、思い切って話しました。
先生はうなづきながら聞いてくれて、「先の事がわからないという不安は、子どもを産んだ人ならみんな経験してるけど、子どもは強いもんだよ。そして、母親もどんどん強くなっていく。だから、大丈夫だよ」と言ってくれました。
なんだかすごく安心できました。
話して、本当に良かった
今年50歳になる、二人のお子さんの母親でもある先生。
全然オバサンぽくなくて、体型はまるで20代のよう!35歳の私よりもずっとずっとスタイル抜群で憧れの人。サバサバしてるけどすごく優しくて、尊敬できる人なのです
「発表会の絡みで、だめぴよさんが出れない事はすぐにでも皆に言わないといけないけど、どうする?“ちょっと事情があって・・・”としておいてもいいけど、決めるのはだめぴよさんだから・・・」と言われました。
先生に話を聞いてもらって覚悟が決まった私は、「皆さんすごくいい人達ばかりで、ただ一人子どもがいない私にも何の分け隔てもなく接してくれてるから、嘘をついて隠しておく事のほうが良心が痛みます。どんな結果になっても、うわべだけの同情で接してくるような人たちではないのはわかってるので、正直に伝えようと思います」と答えました。
先生も「そうだね。私もこのクラスの人たちには絶大な信頼を置いているから、大丈夫だと思う。みんな、きっとすごく喜んでくれると思うよ」と言ってくれました。
その日のレッスンで、先生が発表してくれたそうです。
沢山の人からおめでとうメールをいただいて、とっても嬉しかった
私も、赤ちゃんも、本当に幸せ者だと思いました。
お祝いの言葉をもらった時のこの感動は、きっと赤ちゃんにも届いているはず。
思いきって公表して、覚悟もきまったし、こんなにたくさん喜んでもらえた。
応援してくれるクラスの皆さんのためにも、赤ちゃんを信じて頑張ろうと決意を新たにする事ができました。
一昨日、胎嚢を目にする事はできなかったけれど、「頑張ってね。一緒に頑張ろうね」ではなく、「無理しないで、ゆっくりでいいからね」と言えるようになりました。
一歩、母の余裕に近づいたのかな・・・なんて自分を褒めているだめぴよでした
♪今日の一枚
いつもより遅く今頃満開になったオレガノ‘ケントビューティ’
ピントがダメダメなので、小さな写真でごまかす(笑)
ブログと見てくださってる皆さんの応援も
たくさん赤ちゃんに届いてます♪
私も、皆さんに応援を送ります!
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