その日の天狗山荘は宿泊客が全部で8名。他に天気が悪いにもかかわらずテントをするという根性のある方が2名であった。
山小屋なのにやたらとゆっくりできました。なんせ4人分のスペースをあてがわれたのですから。
乾燥室に濡れたものを干してしまうとやることがないのが山小屋です。17:30に晩御飯を食べたら寝るしかありません。トイレに行ったときに外の景色を見ると見事な雷雨。小屋に缶詰状態です。
次の日、朝起きて再び窓の外を見ると、雨がザーザー横なぶりに降っていました。
この天気に一時は鑓温泉経由で下山することを考えましたが、隣の部屋のおっちゃんがこんな天気でも不帰キレットに行くというので、一緒にパーティーを組んで行くことにしました。Mさんも鑓温泉経由で下山すると言っていたのですがつられて一緒に行くことになりました。
6:50天狗山荘出発。展望が全く無い。
こんな状態でほんとに八方尾根まで行けるのだろうか?
7:00天狗ノ頭(2812m)に到着。天狗ノ頭を過ぎたところで雷鳥の親子に遭遇。6,7羽ぐらいの大家族でした。
天狗の大下りに入る前に小休憩。あまり休みすぎると体温を奪われそうなので早々に出発した。すると早速岩場、鎖場が出現。雨で足場が濡れてしまって滑る滑る。
8:04最低コルに辿り着く。不帰ノ嶮に入る前に再び小休憩。うまい具合に1時間間隔での休憩でこんな天気の割りに体力の消耗が少ない。しかし、休むと寒い。これからは休まずにペースを落としてクールダウン方式にしようと思う。
さて今回の山行の核心の不帰ノ嶮!
まずは1峰。気合を入れたにもかかわらず大したことはなかった。
次は2峰北峰!
ここが一番恐ろしいところと聞いている。しかし清里側から登ったときの赤岳の上部の鎖場と大して変わりはない。というのも天気が悪くていまいち高度感がないのだ。足がすくむこともない。足元もホールドがしやすく岩が濡れて滑ることを気をつければ特に問題がない。普通に登りました。おっちゃんとMさんも問題なく登ってきていました。
そして2峰南峰(2614m)。
ピークにさしかかる最後の岩登りで下が丸見えになった時、今日一番の恐怖を感じた。たしかに晴れた日であれば高度感で厳しい登山道になるのだろう。
最後に3峰。
と思ったら巻き道を通るみたいでいつの間にか通り過ぎていた。
そして10:10唐松岳(2696m)のピーク!
ここまでくればあとは下るだけ。おっちゃんが握手を求めてきた。
唐松岳頂上山荘に行き、大休憩をとろうと思ったが、時間が早すぎて食堂もやっていない。
仕方なく食堂が始まるまで少し待った。一言、寒い・・・
食堂が開店し、ストーブにかじり付いた。
寒すぎる、夏なのに。夏山で凍死する人はこういう状況なのかと勝手に想像したが、あながち間違いではないようだ。カッパはいいものを買っておいたほうがよさそうだ。
12:00八方尾根に向かって下山開始。
中学生の軍団や、観光客がうじゃうじゃいたが歩きやすい稜線であっという間に八方池山荘についてしまった。
そこからはリフト、ゴンドラに乗り継いで楽々下界まで降りました(14:55)。そこで2人と別れ、この山行も終わりとなりました。
不帰ノ嶮は事前のネットの情報からはすっごいキツイイメージがありましたが、行ってしまえば想像よりは・・・という感じもありました(そりゃ一般登山道だから当たり前と言われそうですが。)
山小屋なのにやたらとゆっくりできました。なんせ4人分のスペースをあてがわれたのですから。
乾燥室に濡れたものを干してしまうとやることがないのが山小屋です。17:30に晩御飯を食べたら寝るしかありません。トイレに行ったときに外の景色を見ると見事な雷雨。小屋に缶詰状態です。
次の日、朝起きて再び窓の外を見ると、雨がザーザー横なぶりに降っていました。
この天気に一時は鑓温泉経由で下山することを考えましたが、隣の部屋のおっちゃんがこんな天気でも不帰キレットに行くというので、一緒にパーティーを組んで行くことにしました。Mさんも鑓温泉経由で下山すると言っていたのですがつられて一緒に行くことになりました。
6:50天狗山荘出発。展望が全く無い。
こんな状態でほんとに八方尾根まで行けるのだろうか?
7:00天狗ノ頭(2812m)に到着。天狗ノ頭を過ぎたところで雷鳥の親子に遭遇。6,7羽ぐらいの大家族でした。
天狗の大下りに入る前に小休憩。あまり休みすぎると体温を奪われそうなので早々に出発した。すると早速岩場、鎖場が出現。雨で足場が濡れてしまって滑る滑る。
8:04最低コルに辿り着く。不帰ノ嶮に入る前に再び小休憩。うまい具合に1時間間隔での休憩でこんな天気の割りに体力の消耗が少ない。しかし、休むと寒い。これからは休まずにペースを落としてクールダウン方式にしようと思う。
さて今回の山行の核心の不帰ノ嶮!
まずは1峰。気合を入れたにもかかわらず大したことはなかった。
次は2峰北峰!
ここが一番恐ろしいところと聞いている。しかし清里側から登ったときの赤岳の上部の鎖場と大して変わりはない。というのも天気が悪くていまいち高度感がないのだ。足がすくむこともない。足元もホールドがしやすく岩が濡れて滑ることを気をつければ特に問題がない。普通に登りました。おっちゃんとMさんも問題なく登ってきていました。
そして2峰南峰(2614m)。
ピークにさしかかる最後の岩登りで下が丸見えになった時、今日一番の恐怖を感じた。たしかに晴れた日であれば高度感で厳しい登山道になるのだろう。
最後に3峰。
と思ったら巻き道を通るみたいでいつの間にか通り過ぎていた。
そして10:10唐松岳(2696m)のピーク!
ここまでくればあとは下るだけ。おっちゃんが握手を求めてきた。
唐松岳頂上山荘に行き、大休憩をとろうと思ったが、時間が早すぎて食堂もやっていない。
仕方なく食堂が始まるまで少し待った。一言、寒い・・・
食堂が開店し、ストーブにかじり付いた。
寒すぎる、夏なのに。夏山で凍死する人はこういう状況なのかと勝手に想像したが、あながち間違いではないようだ。カッパはいいものを買っておいたほうがよさそうだ。
12:00八方尾根に向かって下山開始。
中学生の軍団や、観光客がうじゃうじゃいたが歩きやすい稜線であっという間に八方池山荘についてしまった。
そこからはリフト、ゴンドラに乗り継いで楽々下界まで降りました(14:55)。そこで2人と別れ、この山行も終わりとなりました。
不帰ノ嶮は事前のネットの情報からはすっごいキツイイメージがありましたが、行ってしまえば想像よりは・・・という感じもありました(そりゃ一般登山道だから当たり前と言われそうですが。)