鶏冠谷左俣三ノ沢遡行・鶏冠尾根下降

2009年07月20日 | mountains
標柱あるけどヂツはこの場所は山頂ではない
山頂はもう一つ北側のピークでし

7/19海の日の連休、当初天気が良さそうなら泊まり沢に出かけるつもりだったが某山岳会の方々に誘われ奥秩父の鶏冠谷左俣三ノ沢遡行・鶏冠尾根下降に行ってきた。

難しい所は特になかったが、印象深い所は二俣手前のへそまで浸かる釜を持つ滝の右岸のへつり遊びと一ノ沢手前のニュルニュルなめ滝のビレイ。
人生初ビレイ(インドア以外で・・・念の為)、腰がらみの僕に命預けた人はある意味スゴイ人だ
しかもその時、高巻きのパーティにハンドボール大の石を落とされて初期ドンキーコング状態でし・・・

鶏冠尾根は沢やるぐらいの人なら普通の登山道ですな。
稜線ではシャクナゲの枝が鬱陶しくてピーカブースタイルで歩くことが多かった。


登れそうだけど最後苦労しそう。なので左岸から巻き。
後から聞いたけど上はハーケンが乱れ打ちされている模様。


奥ノ飯盛沢


噂の逆くの字滝
寝ているのでとりあえずフリーで。


この滝で同行者が不用意に取り付き数m滑落。
そしてパニクった状態で取り付き直し、2度目も滑落。
落ち着いて行けばなんてこと無い所なのに・・・。
そんな精神状態では・・・とその後、僕がリードさせてもらいました。
彼の為にプライドを傷つけないように気を使って空身でロープ引っ張って登ったけどそれでも気に入らなかった様子。


三ノ沢出合。貧弱な水線。


ずっとスラブゥ~。


鶏冠尾根稜線到着


第三岩峰


下山後吊橋から鶏冠山

奥只見 釣り

2009年07月13日 | fishing
イワナ釣ったどぉ~!!

今週はへべれけ隊長主催の沢宴会に便乗し、奥只見までイワナ釣り。
週末の天気予報は始め晴れマークも出ていたが次第に悪くなっていった。
が、降ったところで本降りでなければ梅雨時は良しなので出発。

皆は土曜日から沢に入っているが、僕は日曜のみの参加。
まだ薄暗いうちから駐車スペースを出発してベースキャンプ(BC)に向かう。
BCに着いた時には皆さん朝食をとっていた。
ちょうどいいタイミングの到着だった
早速、イワナ汁、イワナの刺身など御呼ばれになり、早朝から乾杯のビールなのである
なんでも昨日はよく釣れたようで、食材はなんぼでもあるとのこと。


イワナの刺身


イワナ汁

かき氏、けも氏は昨日は沢登り。その帰りに合流したらしい。
聞くところによると不安定な雪渓が残っていたらしく、悪かったと言っていた。

一通りイワナ料理を堪能できたのでこの時すでに釣りはもういいか?!という感じになっていたけれど、遠征して釣らないわけにはいかない。
ルアー竿を持って出発。
いつも思うのだけれど、源流近くの釣りと沢登りの境がよくわからない。
釣りながら遡行していくのだが、時々ゴルジュをへつって突破したり、
滝を高巻いたり、渡渉を繰り返したり・・・
へつりもなかなか気合がいることも多い。
落ちれば冷たい雪解け水に全身ドボンでメチャメチャ寒いのである。
イワナを釣るのも楽じゃない。

だるふぉ的トラバース

よっ!


むむぐぐっ!


ヌメリを落として!


ほいっ!

戻る時はお約束の・・・


ローリングソバット!!

高巻した後川床へ降りる時、スネークワールド炸裂でえらい気持ちの悪い思いをした。
1匹や2匹なら我慢できるが、数が数えられないぐらいのヘビが絡み合ってとぐろを巻く姿を自然界で見たのは初めてである。
子供の頃、香嵐渓ヘビセンターで見た水槽の中のヘビと同じ光景がそこにはあった。
気持ちが悪くて帰りたくなるが、昨日と異なり釣果のイマイチであるこの日は皆の止める訳にはいかないオーラが出ていた。
しかし、その後に釣れたのは1匹のみで、最後は人留めのゴルジュに遮られ遡行終了。

BCに戻り昼ご飯。
食後、僕は餌釣りの用意もして行ったのでせっかくなので枝沢に入り軽くイワナ釣り。
午前中に人が入ったわりにはボチボチ釣れます。
そして下山。

駐車地点まで戻り、荷物の整理をしているとザックの中から仕込まれた爆弾、エ○本が出てきた。
ちゃっかりDVDは抜かれているところをみると、もともとの持ち主はかの人か?

大常木谷 沢登り&釣り

2009年07月07日 | mountains
千苦ノ滝・・・辛そうな名前の滝だ。

誘われた茄子の沢が天気悪いから中止ということで、天気の良い近場の大常木谷へ転進。
同行者を募集すると、きむひろさんとサトコさんが手を挙げてくれた。

一之瀬林道は通行止。
駐車スペースで準備をしていると、先行者2名。
出遅れました。
もうダメです。
魚釣れないかもです。
お昼抜きかもです・・・

先行者との間隔を開ける為にものんびり入渓。
一応悪あがきで竿を出しながら遡行。
予想通り釣れません。


カエルと遊ぶ人


五間ノ滝を登る人


五間ノ滝を登る私

千苦ノ滝で高巻きし始めると後から7,8名の団体沢のぼらー登場。
さすが人気の沢。
滝上に出たところで上流から先行していた釣り師2名もジャブジャブと水しぶきを上げながら降りて来た。
「この沢も激しい台風がきてから魚が激減した」
と言って去っていった。
それでも4匹釣ったとか。大滝を越えて、今度は下降するぐらいだからデキル釣り師と想像できます。
この時期でいいサイズは全部引っこ抜かれているとしたら、今回は沢名出してもいいのかな?

そしてヘルメットにナウシカを名乗る沢のぼらー団体に煽られながら釣りあがって行くが、
竿を出しながら遡行する者が純粋な沢のぼらーのスピードに勝てるはずもなくアッサリ抜れる。


風の谷のナウシカ軍団に追われる我ら

こんなにジャブジャブ人が入った後では、もはや釣りにならんでしょう。
もうダメです。
魚釣れないかもです。
お昼抜きかもです・・・

魚を1匹もゲットンできずに不動ノ滝。



釣りは置いといて、ここは登っておきたい滝。
ちょっとぬるっとした感じが嫌だったけど上部にあった残置スリング利用、A0で突破。
他の2人は巻き&懸垂で滝上へ。
セミになったら放って遡行続けるつもりだったらしい・・・


岩壁をムーンウォーク

さて昼ご飯のお魚の方ですが、岩魚坊主撤回の絶好調きむひろさんが粘り勝ち。
イワナではなく、なんで?のアマゴをゲットン!
僕は岩魚坊主に呪われかかっているらしくこの日のボーズ継続中。

そろそろ会所小屋跡というところまで遡行すれば魚もいるらしく、
今日は坊主決定か?と思った僕の竿にも魚がかかった。
最近このパターン多い
やっぱり何故だ?のアマゴをゲットン。



イワナが下流にいて上流にアマゴか??
放流モンですな。
3人いるので、もう一人分欲しいところですが、
今日の状況からして難しいと思われる。
しかし予想に反してきむひろさんはポンポン釣りあげた。
今日は完全に数で負けました。
ガキ使ルールなら優勝なんだけどなぁ

そして15時過ぎにようやく昼食。
男の魚料理、蕎麦等々を食べる。

食べ終わってすでに16時前。
大常木林道を一之瀬に向かって進む。
これが長く遠く、うんざりする道で一之瀬に着いた時には日が暮れかかっていた。
上に詰めて登山道で下山しても同じぐらいの時間なのだろうか?
さらに真っ暗な一之瀬林道を駐車地点までヘッデン下山。
北アルプスの下山より時間がかかった。
途中、残業代でホタル狩りもできた。


20:15 ようやく駐車地点に到着。

大常木谷は地形図でみるとけっこうイモムシ這っていたので、
薄暗くて陰気臭いゴルゴルだと想像していたけれど、
意外に癒し渓でした。

同行の皆さん15時間の行動時間、お疲れさまでした。


おまけ

ノウサギ 2羽
シカ 1頭
キツネ 1頭
タヌキ? 1頭
カエル 2匹
ホタル 数匹

をこの日は見た。