神楽ヶ峰 山スキー

2007年01月29日 | mountains
以前からの「ご一緒しましょう」という漠然とした約束がようやく現実となり、お気楽さんチームと神楽ヶ峰に登ることになりました。
始めの予定では四阿山でしたが、天気予報もイマイチ、雪も少ないという情報もあり、ゲレンデスキーにも逃げられる神楽ヶ峰に変更です。
メンバーは お気楽さんTAKUさんかっきーさんMINMINさん
本格派の岳人な方々ですので、ついていけるかがかなり不安でしたが、がんばりました

ほぼ10:00ジャスト、ゲレンデトップから出発です。(その時の様子はTiCAさんのブログの2枚目の写真です。 おもいっきり入り込んじゃってますね)
一年で一番寒い時期のはずなのですがやたら暑い。ザックにアウターを括り付けて雨具を着る。それでもまだ暑い。
天気予報もイマイチだったのに空には青空が。しかも無風。
前日は雪が積もったらしく、さらさらパウダーが日差しに反射してキラキラ光っていました。
最高の景色でしたね。





スタート直後、かっきーさんとお気楽さんはすでにトップスピードに乗り、ガシガシ進んでいきます。展望のよさに写真を撮っているとあっという間にずっと先に行っちゃいました。
僕はというとスピードに乗れず、早速シャリバテしてました(朝早かったからなぁ)
途中でちょっと早いお昼ご飯。TAKUさん、MINMINさんもその脇を黙々と登って行っちゃいました。
バテバテの外人さんがやってきて、一緒に休憩をする。
「日本人は速い」と汗をダラダラ流しながら言っていましたが、あんたら肉食い過ぎで腹たるんでるやん。血がドロドロだから辛いのだろう。
「アメリカ魂を見せてくれ!」とハッパをかけて僕は再出発。
動いていないリフト降り場で皆に追いつくが、BCの休憩場所なのか?その場に何十人もの人!人!人! 老若男女、インターナショナルな人種が入り乱れていた。
ちょこっと休憩して再スタート。登り始めからトレースがバッチリついていたので登山道は高速道路状態。
まずは中尾根ピークを目指す。
意外とあっさりと到着。ゲレンデトップから約1時間で到着。
最高の展望でした。が・・・・この山域は疎いので山座同定できず
さすがに隣の苗場山はわかりましたが
記念撮影一発!

かっきーさん提供

適当にパチパチ写真を撮り、大休憩。
そしてピーク直下、まだ誰も滑っていない新雪に滑り込む。暖冬で雪が少ないといえどもここらは雪が深い。
テール滑りというものにチャレンジしたがダメでした。ただの後傾となり、スピードアップ。あっという間に沢筋に着いてしまった
そこから今度は神楽ヶ峰に登り返す。
尾根沿いに歩いて行くが、どこが神楽ヶ峰かわからなかったっス。苗場山がさらに近くなったところでドロップイン。

尾根つたいに樹林帯を進んでいく。単独行ならきっとここは来られないなぁ。
う~ん、深雪は楽しいが木々がプレッシャーになってスピード出せない。ちょっとストレスになってきたところで急に開けた。左手にはなんだかデカイ看板(?)が。
そしてそのすぐ先には30度ぐらいの新雪中急斜面。
これがこの日一番面白かった。
TAKUさんが撮影すると言って下まで滑っていく。雪煙を上げながらカッコイイ!
お気楽さん、TAKUさんの滑りの華麗さはまさに『深雪の舞』、芸術です。少しでも近づけるようにがんばらないと。
マラソンの練習で少しは筋持久力がついたのかと思っていたけれど、まだまだでした。せっかく撮影してもらっていたのに太腿がつらくなってコケまくりでした
それでも深雪の滑り方がなんとなく見えてきたのであと5回ぐらいは今シーズン中に経験しておきたいです。ムリかな?
深雪食べ過ぎの後にはデザートで藪スキー。ストックの柄で顔をブロックしながら進んだ。ピーカブースタイルでのスキーは生まれて初めての経験でした
ワナにかかって顔面から転倒しました
山スキーの皆さんはハードな滑降をされています
でも楽しいですね。
単独行とは違ってパーティー組んで行くといろいろとお山の勉強になります。単独行だと独り善がりな部分も多々あるので

かっきーさんの面白トーク、MINMINさんのトーク持久力も目標にしたいと思います(笑)
ご一緒させていただいた方々、ありがとうございました。

リフト下にいた白ウサギがかわいかった。

ルートはこちらからどうぞ

今日は神楽ヶ峰 

2007年01月28日 | mountains
天気予報がいいほうにはずれ、ウハウハの神楽ヶ峰。お手軽BCスキーとなりました。
無風、晴天、大寒なのに春スキーのような陽気。
顔が日焼けしてしまいました。
神楽ヶ峰には100人以上の人が入っていたようです。
写真は苗場山。

疲れたので今日はもう寝ます。
詳細は後日。

うろこ板

2007年01月14日 | mountains
山スキーをやっていて難儀するものの一つに登り降りのなかシールを剥がしたり貼ったりする行為。なんとかこれを横着する術はないものだろうか?
そんな根性のない輩は山スキーなどやめなさい!と冷ややかに言われてしまうかもしれませんが、気温が低いと粘着力が落ちるし、シールをつけたままの滑走もシールの剥がれにもつながるし、なにより滑りが楽しくない。降りで歩きなんて目も当てられないし。
予備のシールを持つのが一番よいのかもしれませんがそんな予算はありません。
道具は大事だけど高価な山道具を揃え続けると肝心の山に行けなくなっちゃいますよ。トホホ。

先日の栂池でもシールの剥がれがなければ早期敗退はなかったはず。
なんとかならないものかといろいろネットで調べていると「いろいろ」というブログに行き当たりました(駄洒落じゃないよ 笑)

この方、ウロコ板を自作されていました。
ウロコ板自作シリーズ(1) (2) (3)

しまったなぁ。年末に捨ててしまった板で作ってみればよかった。
こういうことがあるから物が捨てられない貧乏性に見舞われるのだなぁ(苦笑)
オールラウンダーを究めたい自分に相応しい板だと思う。わざわざ買ってまでというものではないので、用済みの板が出た時にでも作ってみよう。
あっ、その時は高価なビンディングは買わないといけないのか・・・・

・・・・今時期の雪質が良過ぎてスピードが出るコブ斜の練習にも使えそうかな?

富士・宝永山 山スキー

2007年01月08日 | mountains
HEIDIさんに誘われ、富士・宝永山に山スキーに行ってきました。
仕事柄、ドタキャンが多い為、普段人とあまり約束をしないのですが、前日のお誘い、翌日暇ならもちろんお誘いお受けいたします(笑)

宝永山は家から近いのでゆっくり起床。
のそのそと着替えて、車に荷物を詰め込む。
須走口での待ち合わせだが9:30の待ち合わせ時間に30分も早く到着してしまった。マクドはドライブスルーでなくてもよかったぁ。
電話をするとなんと須走ではなく太郎坊に向かっているとのこと。僕も慌てて太郎坊に向かう。
トンネル脇に車を停めて支度をしているとHEIDIさん登場。

トンネルからは舗装道路を太郎坊駐車場までテクテク歩き。雪が覆っていれば始めからシール登行するのですがガリガリに凍っていた。
駐車場に着いた時には汗だくです。
駐車場をスルーすると程々に雪がついていたので早速シール登行です。所々富士山特有の黒い砂が出ていたが、ルート取りでなんとかなった。
標高が低いところからモナカ雪。ザクザク登っていくが次第にアイスバーン化しだしたためシールが限界に。スキーアイゼンを装着。
アイゼンに気をよくしてガンガンのぼって行くが今度は傾斜がキツクなり始めた。HEIDIさん、鉄人と呼ばれるだけに速いです。
僕はこんな感じにバテバテ。

HEIDIさん提供

午前中は天気がよくて見晴らしもよかったです。
丹沢、箱根、西伊豆などなど見晴らし最高でした。

山中湖方面

箱根方面と滑った斜面

時々聞こえる号砲。陸上自衛隊の方々がお仕事をされているようだ。それとは違う凄い音が背後で聞こえた。(後に自分の足元からも聞こえてきた)
二ツ塚を滑っているスキーヤーの音。
「まがらねぇー!」
って叫んでました。よほど怖かったのでしょう。その後、遠目にも腰が引けているのがわかった。
確かにこのモナカ、自分等の足元のモナカはすでにアイスバーンになっている。難しそうな斜面。立山の嫌な記憶が蘇ってくる
ここも滑落したら止まらないよなぁ・・・・
宝永山直下の小屋に着いた時、ホワイトアウト状態。しばらく様子を見ていたが晴れてくる感じもしない。夕方からまた寒気が入り込むという予報があったため、早めに下山したいところ。ここからドロップインすることに。
廃屋?避難小屋?
本当はこの小屋に吹き溜まっているぐらいのパウダーがあったはずなのに、昨日の風で飛んじゃったんだなぁ、きっと。

アイスバーンとモナカのミックス雪。モナカアイスといえば美味しそうであるが、この雪はあまり歓迎されるものではない。
ちょこっと試しに滑ってみると

ガバババババァ

カミナリのような音が足元から鳴った。
縦筋は入っているわ、この雪のコンディションだわ、転んだら下まで止まらないというプレッシャーがあるわでかなりビビッたが、所々吹き溜まっている新雪を縫うようにして降りた


2枚ともHEIDIさん提供

モナカアイスも辛かったが縦筋にテールを取られてハードな滑降だった。
こういった状況はどうやって滑るんだろう?
またまた疑問が。スキーは奥が深いです。
とりあえず今回は先日練習したトップを支点としたジャンプターンを心がけましたが、当然上手くできませんでした。下手ッピなんで
まだまだ修行が足りないようです。
緩斜面のほうが難しかったなぁ。