駒ケ岳神社で今日の登山の無事をお祈りし、スパッツをつけていると駐車場で隣に車を停めていたチーム中高年の3人に声を掛けられた。
「一緒に行きましょう!」
ということで一緒に出発した。そして運動靴で来ていた赤帽さんも道連れに。
チーム中高年は群馬からやってきたらしい。けっこうなベテランだ。赤帽さんは登るつもりはなかったらしいが積荷が早く終わったので時間を持て余した登山。
いろんな人がいます。それもおもしろい。
雪原を八丁坂にむかって歩いていく。積雪量はまだ1mぐらいありそうだ。そして急登が始まった。
キックステップで登っていく。今日の千畳敷はロープウェイのガラガラ度からもわかるように人が少ないようだ。先頭を任せられたからしっかりとした足場を作ってあげないと後ろの4人が滑って剣ヶ池まで行ってしまう。膝にくるんだよね、キックステップ。
思ったよりも大した急登でもなく雪の切れ目に辿りついた。後は乾いた登山道を歩くだけ。しかしチーム中高年&赤帽のペースは思ったよりも遅い。花の写真を撮りながらゆっくり進む。ミヤマキンバイ、コイワカガミ、ハクサンイチゲなどが咲いている。約1時間かけてようやく乗越浄土に着く。じぇんじぇん疲れてません。汗すらかいていない。
チーム中高年&赤帽はそのまま中岳を越えて木曽駒ケ岳に向かうらしい。僕はちょっと失礼して先に宝剣岳へ向かった。
さすがカールの上部だけに見るからに岩岩している。始めは普通の登山道らしいが上のほうは岩ゾーンになっているようす。キバナシャクナゲが綺麗だなと思えるうちはよかった。次第に持っている2本のストックが邪魔になったので登山道に捨てて先を急いだ。そして鎖登場。しかし鎖なぞ使わない。三点確保でガシガシ登るべし!
途中右手がスッパリ切れ落ち、且つ幅が30cmぐらいの場所があったが知らん知らん、三点確保で登るべし!そして宝剣岳の山頂に着いた。
狭い山頂である。2つの祠に挟まれた一番高くて大きな岩の上に登ろうとすると手がかりがない。いやあるんだけど皆さん同じように登られるようで岩がツルツルに磨かれており手が滑るのだ。ザックをおろし再度アタック!ビブラムソールを駆使して登りきりました。真の宝剣岳のピークの岩の上で仁王立ちし、
「宝剣岳、とったどぉ!」
と天に腕を伸ばし叫んでみた。ライオンキング+濱口優です。
山頂には誰もいないし、視界には10人ほどしか人が目に入らなかったので一人芝居です(笑)
しかし我に返り360度見渡すと、おっかないことに気づいた。僕は何気に高所恐怖症の気があるのだ。東京タワーの展望台の床が一部ガラス張りになっているのですがその下に網が張られているとわかっていてもガラスの上に立つことが出来なかった男です。
すぐに立っていた岩に腰掛けた。せっかくなのでしばらく高いところから風景を眺めていたが、尻の辺りがムズムズする感じがして落ち着かないのでやっぱり大岩から降り安全な場所へ避難。そして写真だけ撮り、すぐに下山。帰りも当然鎖は使わず三点確保で降りるべし!途中で先ほど捨てたストックを回収し、先行しているチーム中高年&赤帽を見ると中岳を登りきる直前であった。追い付こうと登山道を急ぐと天狗荘の裏にコマクサを復活させようとするゾーンがあった。石で囲んだ花壇の中で温室育ちのコマクサの葉がチョロチョロ生えてきていた。いつから中央アルプスのコマクサはなくなってしまったのだろうか?
丘のような中岳を越え、そして丘のような木曽駒ケ岳山頂に着く直前でやっとチーム中高年&赤帽に追い付いた。
宝剣岳の登山道を上から覗く
宝剣岳から空木岳方面
宝剣岳から千畳敷
つづく
「一緒に行きましょう!」
ということで一緒に出発した。そして運動靴で来ていた赤帽さんも道連れに。
チーム中高年は群馬からやってきたらしい。けっこうなベテランだ。赤帽さんは登るつもりはなかったらしいが積荷が早く終わったので時間を持て余した登山。
いろんな人がいます。それもおもしろい。
雪原を八丁坂にむかって歩いていく。積雪量はまだ1mぐらいありそうだ。そして急登が始まった。
キックステップで登っていく。今日の千畳敷はロープウェイのガラガラ度からもわかるように人が少ないようだ。先頭を任せられたからしっかりとした足場を作ってあげないと後ろの4人が滑って剣ヶ池まで行ってしまう。膝にくるんだよね、キックステップ。
思ったよりも大した急登でもなく雪の切れ目に辿りついた。後は乾いた登山道を歩くだけ。しかしチーム中高年&赤帽のペースは思ったよりも遅い。花の写真を撮りながらゆっくり進む。ミヤマキンバイ、コイワカガミ、ハクサンイチゲなどが咲いている。約1時間かけてようやく乗越浄土に着く。じぇんじぇん疲れてません。汗すらかいていない。
チーム中高年&赤帽はそのまま中岳を越えて木曽駒ケ岳に向かうらしい。僕はちょっと失礼して先に宝剣岳へ向かった。
さすがカールの上部だけに見るからに岩岩している。始めは普通の登山道らしいが上のほうは岩ゾーンになっているようす。キバナシャクナゲが綺麗だなと思えるうちはよかった。次第に持っている2本のストックが邪魔になったので登山道に捨てて先を急いだ。そして鎖登場。しかし鎖なぞ使わない。三点確保でガシガシ登るべし!
途中右手がスッパリ切れ落ち、且つ幅が30cmぐらいの場所があったが知らん知らん、三点確保で登るべし!そして宝剣岳の山頂に着いた。
狭い山頂である。2つの祠に挟まれた一番高くて大きな岩の上に登ろうとすると手がかりがない。いやあるんだけど皆さん同じように登られるようで岩がツルツルに磨かれており手が滑るのだ。ザックをおろし再度アタック!ビブラムソールを駆使して登りきりました。真の宝剣岳のピークの岩の上で仁王立ちし、
「宝剣岳、とったどぉ!」
と天に腕を伸ばし叫んでみた。ライオンキング+濱口優です。
山頂には誰もいないし、視界には10人ほどしか人が目に入らなかったので一人芝居です(笑)
しかし我に返り360度見渡すと、おっかないことに気づいた。僕は何気に高所恐怖症の気があるのだ。東京タワーの展望台の床が一部ガラス張りになっているのですがその下に網が張られているとわかっていてもガラスの上に立つことが出来なかった男です。
すぐに立っていた岩に腰掛けた。せっかくなのでしばらく高いところから風景を眺めていたが、尻の辺りがムズムズする感じがして落ち着かないのでやっぱり大岩から降り安全な場所へ避難。そして写真だけ撮り、すぐに下山。帰りも当然鎖は使わず三点確保で降りるべし!途中で先ほど捨てたストックを回収し、先行しているチーム中高年&赤帽を見ると中岳を登りきる直前であった。追い付こうと登山道を急ぐと天狗荘の裏にコマクサを復活させようとするゾーンがあった。石で囲んだ花壇の中で温室育ちのコマクサの葉がチョロチョロ生えてきていた。いつから中央アルプスのコマクサはなくなってしまったのだろうか?
丘のような中岳を越え、そして丘のような木曽駒ケ岳山頂に着く直前でやっとチーム中高年&赤帽に追い付いた。
宝剣岳の登山道を上から覗く
宝剣岳から空木岳方面
宝剣岳から千畳敷
つづく