見事に雪渓を土砂で埋め尽くした大崩落。
杓子岳から直に崩れ落ちてきたようだ。
紅ガラが土砂の下に続いているのを見ると、恐怖すら感じる。
そんなわけで直登出来ずアイゼンを外すことになったが雪渓歩きが短くて楽だったなぁと思いきや、迂回の秋道の傾斜がきつい!
この時点ですでに標高2000m以上あり酸素も薄いのがわかる。
岩がゴロゴロして歩き辛い。
時々小休憩を入れるのだが、酸素が薄いのに何故タバコに手が行くのかが自分でも理解不能である
クルマユリ、イワオウギ、チシマギキョウ、ウルップソウ、ヨツバシオガマ、ハクサンフウロ、ミヤマトリカブトなどたくさんの高山植物が咲いているところはさすがに白馬岳の登山道だ。シャッターを切る回数が増える増える。
しかし、つらい斜面のたいした気休めにもならない。
きっついわ〜!
ヒィヒィ半分泣きそうになったところでようやくトラバースルートっぽい斜度になった。後数分キッツイ斜面が続くようなら、あまりのしんどさにトリカブトを頬張ったかも・・・
前方に避難小屋が見えてきた。
「こんなところまで迂回させられていたのか」と絶句!
ここでは休まずに先に進んだ。最後の急斜面の手前までは行っとかないとだるくなりそうだった。
しばらく鼻歌を唄いながら行くと岩の上でおっちゃんがお弁当を広げていた。
私が「こんにちは、下りですか?」と聞くと、
おっちゃんは「いや、登りです。(荷が)重くてね。少しでも軽くしようかと思って・・・」とちょっと恥ずかしそうだった。
その先20mの間におっちゃん以外にもお弁当を広げている人が3人点在していた。なんだか行き倒れのようだ。
そろそろ自分も休憩しようかと思っていたところで雨が降ってきた。
30mぐらい先に雨宿りできそうな大岩があったのでそこで休憩(10:40)
寒かったので、ザックからストーブ、クッカー、インスタント味噌汁と水を出し、湯を沸かしてワカメ汁を飲んだのだが、沸点が低いのでそんなに熱々の味噌汁ではない。
しばらくそこでゆっくりしていると、下りの関西人軍団がやってきて、私を押しのけて、雨宿りしている大岩でクライミングをしたり、騒いだり・・・
(11:05)あまりの傍若無人ぶりに負けて出発しました。
木製の階段を上がると村営頂上宿舎が見えてきた。
「なんだ。もうこんなに登ってきていたのか。」とちょっと安堵感。ここまでくれば時間的にもまだゆとりがあるしのんびり登ろうとトウヤクリンドウやイワギキョウなどの写真を撮りながらゆるゆる登った。
すると、山小屋から歌声が聞こえてきた。そして名札をつけた人達とすれ違った。
「どういう人達なんだろう?」
(11:31)村営頂上宿舎に着き、まず最初に向かったのがトイレ。ちょっとガマンしていたので。
スッキリしたところで食堂に入り、昼食にした。
寒いけど、とりあえず生ビール。
飲みながら山小屋の人に先ほどの歌のことを聞いてみると、小屋に駐在していた医師やレスキューの人達が下山する時の歌とのこと。
自分以外に誰も居ない食堂でストーブを独り占めにし、ゆっくりしていると、雪渓で追い抜いた人が入ってきた。
話しをしてみると登山ルートが同じなので昼から一緒に行動することとなった。
杓子岳から直に崩れ落ちてきたようだ。
紅ガラが土砂の下に続いているのを見ると、恐怖すら感じる。
そんなわけで直登出来ずアイゼンを外すことになったが雪渓歩きが短くて楽だったなぁと思いきや、迂回の秋道の傾斜がきつい!
この時点ですでに標高2000m以上あり酸素も薄いのがわかる。
岩がゴロゴロして歩き辛い。
時々小休憩を入れるのだが、酸素が薄いのに何故タバコに手が行くのかが自分でも理解不能である
クルマユリ、イワオウギ、チシマギキョウ、ウルップソウ、ヨツバシオガマ、ハクサンフウロ、ミヤマトリカブトなどたくさんの高山植物が咲いているところはさすがに白馬岳の登山道だ。シャッターを切る回数が増える増える。
しかし、つらい斜面のたいした気休めにもならない。
きっついわ〜!
ヒィヒィ半分泣きそうになったところでようやくトラバースルートっぽい斜度になった。後数分キッツイ斜面が続くようなら、あまりのしんどさにトリカブトを頬張ったかも・・・
前方に避難小屋が見えてきた。
「こんなところまで迂回させられていたのか」と絶句!
ここでは休まずに先に進んだ。最後の急斜面の手前までは行っとかないとだるくなりそうだった。
しばらく鼻歌を唄いながら行くと岩の上でおっちゃんがお弁当を広げていた。
私が「こんにちは、下りですか?」と聞くと、
おっちゃんは「いや、登りです。(荷が)重くてね。少しでも軽くしようかと思って・・・」とちょっと恥ずかしそうだった。
その先20mの間におっちゃん以外にもお弁当を広げている人が3人点在していた。なんだか行き倒れのようだ。
そろそろ自分も休憩しようかと思っていたところで雨が降ってきた。
30mぐらい先に雨宿りできそうな大岩があったのでそこで休憩(10:40)
寒かったので、ザックからストーブ、クッカー、インスタント味噌汁と水を出し、湯を沸かしてワカメ汁を飲んだのだが、沸点が低いのでそんなに熱々の味噌汁ではない。
しばらくそこでゆっくりしていると、下りの関西人軍団がやってきて、私を押しのけて、雨宿りしている大岩でクライミングをしたり、騒いだり・・・
(11:05)あまりの傍若無人ぶりに負けて出発しました。
木製の階段を上がると村営頂上宿舎が見えてきた。
「なんだ。もうこんなに登ってきていたのか。」とちょっと安堵感。ここまでくれば時間的にもまだゆとりがあるしのんびり登ろうとトウヤクリンドウやイワギキョウなどの写真を撮りながらゆるゆる登った。
すると、山小屋から歌声が聞こえてきた。そして名札をつけた人達とすれ違った。
「どういう人達なんだろう?」
(11:31)村営頂上宿舎に着き、まず最初に向かったのがトイレ。ちょっとガマンしていたので。
スッキリしたところで食堂に入り、昼食にした。
寒いけど、とりあえず生ビール。
飲みながら山小屋の人に先ほどの歌のことを聞いてみると、小屋に駐在していた医師やレスキューの人達が下山する時の歌とのこと。
自分以外に誰も居ない食堂でストーブを独り占めにし、ゆっくりしていると、雪渓で追い抜いた人が入ってきた。
話しをしてみると登山ルートが同じなので昼から一緒に行動することとなった。