唐松岳(2696m) スキー登山

2007年03月21日 | mountains
白馬乗鞍か唐松か相当迷った末に唐松岳!
というのも栂池はヘリスキーやロープウェイが運行されだしたので人の出が多く、冬山としては興醒めしてしまうと感じたからだ。

3/21 単独

7:50 名木山リフト
8:40 八方池山荘着
8:47 八方池山荘出発
9:26 八方池
11:14 丸山ケルン
12:19 唐松岳山頂
13:04 丸山ケルン
13:48 八方池
14:06 八方池山荘着

八方第三駐車場は空いていた。気温は7時に-6度。彼岸なのに寒すぎます。しかし天気はよく白馬三山も丸見えです。


ゴンドラに行くか名木山からリフトを乗り継ぐか。山に入るなら1分でも早いほうに行くのが山ヤなのでしょうが、僕はリフトを乗り継ぐことにします。
スキー板を担いで第三駐車場から長い距離を歩くのが嫌だ。早い時間に並ぶのが嫌だ。チケット売り場で混むのも嫌だ。そしてなんと言っても最上部のグラートクワットがポイントで、いくらゴンドラで速く兎平についてもここで詰まるのです。ゆっくり名木山からリフトを乗り継いでも、ゴンドラでサクッと来ても同じ時間にグラートクワットに乗ることになるのです(始発は確か8:30以降)。
もし早く登り始めたければ前の日のうちに八方池山荘に泊るしかありません(朝一で滑りたい人もね!)。

名木山からリフトに乗ると映画の撮影の準備をしていました。銀色のシーズンだっけ?

モーグルのお話なんでしょうか?

リフトでグングン上がる。今日は本当にいい天気だ!

日本が世界に誇る景色ですねぇ!!(この写真は八方山から click拡大)

八方池山荘出発!
これから登る尾根が綺麗に見えます。


不帰をバックに今日もガシガシ行きます!

年末に来た時より全然景色がいいです。八方池はまだ雪の下。
この辺りから風が強くなってきた

五竜と鹿島槍もよく見えます!

丸山ケルンと白馬三山

遠見尾根とシュカブラ

唐松山荘までもう少し。
尾根が痩せてきて岩場も出てきた。スキーを担いでアイゼン登高にする。

スキー装着
そしてコイツの出番だ!

稜線に出ると風がメチャメチャ強い!!冬(春分の日ではあるが朝方の冷え込みは冬でしょう)の北ア稜線の風はこんなに凄いのか
去年の金峰山、北岳の時の比ではない。
それでも今日はまだマシなんだろうなぁ。
おまけに楽しみにしていた剣岳は見えそうで見えない。
こんな感じですわ
方角も正しいのかやや不安

風はホントに凄いですね。山頂にいる時間なんて証拠写真をとるだけの時間ですよ。
証拠写真1 不帰方面

証拠写真2 山頂標識

証拠写真3 唐松岳山荘を見下ろす

山頂が近づくにつれて風がガンガン強くなって、あと30mというところで引き返そうかと思ったぐらい。

山頂から戻ってくると唐松沢のドロップポイントで弱層テストをしている方がいた。大丈夫そうということで沢に吸い込まれて行ったが、覗いて見ていると僕も吸い込まれそうになった。でも今日は来た道を帰ります。
怪我して長野マラソンの練習と禁煙を無駄にしたくないので。

唐松沢はフカフカパウダーだったのに八方尾根はカリカリ。しかも凸凹のシュカブラ攻撃。泣きそう
八方池辺りでは宝永山で聞いた音が足元からまた聞こえてきた。(あのグババババババァって音)
ただスキーで降りてきたっていう感じになってしまったけど、まあこういう日もあるわな。朝方の景色が良かったということで◎。

トドメのリーゼン2本で死にました

カマキリか死神か、そして39プレゼント応募

2007年03月16日 | mountains
てんこさんの情報をもとにグリベル社のコンドルグリップをゲットしました。
PL法が蔓延るようになってからこの手のアイテムが手に入らなくなって難儀していました。滑走中にコケたら滑落するやんけ
早速家にあるSINANO 3Gストックを当ててみました。


違和感なくフィットしました!

このコンドルグリップ最大の特徴はピック。


これでトラバース中、滑降中バランス崩したときに滑落停止させるのですが、カマキリのように両手に2本持って停止させたほうがいいのか?1本を使ってガッチリ抑えたほうがいいのか?迷います。
夏山で熊と戦うときは二刀流がおすすめですか?


そして、まるちさんのブログを見るまで気がつきませんでしたが、39プレゼント応募などというものをgooがやっているそうですね。
僕も応募してみることにします。
これでまた競争率が一人分あがります

gooブログまだ3周年なんですねぇ。もっと長いのかと思った。

巻機山 山スキー

2007年03月12日 | mountains
明け方の雨は次第に雪に・・・・。そんな天気の中、巻機山に行ってきました。
冬よ、お帰り!

AM6時の天気図はこんな感じ(tenki.jpより) 

土曜日の夜から谷川岳PAに潜伏。関越トンネルを越えると雪が積もった場合に車の雪掻きで朝直ぐに行動できないと思ったからだ。
朝5時に他のメンバー、HEIDIさんわ○たさんと合流し、巻機山麓の清水集落へ移動。舞子の辺りは全くと言っていいほど積雪がない。雨はだんだん霙になってきていた。

3/11
6:10 清水集落駐車場所出発
6:56 桜坂駐車場
7:01 井戸尾根取り付き
9:52 標高1610m付近敗退
10:13 滑降開始
11:21 桜坂駐車場
11:41 林道終着点
11:58 清水集落駐車場所着

ルートはこちら

出発時は辺りもまだ暗い。みぞれにもならない雨が降っていたが林道を歩いているうちに大粒の雪になる。
百名山の巻機山とはいえ、今日登っているのは僕らだけのようだ。

深々と降る中を進む

林道歩き

桜坂駐車場

林道の途中に点々と小屋がありました。一橋大ワンゲルの小屋もあるんですねぇ。

井戸尾根に取り付き、急登を上がって行く。今日も藪藪である・・・・
尾根に登りしばらく歩いていると、米子沢側にテントを張った人達が。昨日から入っているようだ。
井戸ノ壁を突破すると視界が開けてくる・・・・・はずでしたが真っ白。
森林限界を超えてニセ巻機山直下の急斜面まで来た時に敗退。
尾根上は雪と風。足元はクラストした上に新雪が乗った感じ。
ウェアーやザックは凍っており、チャックまで凍ってうまく動かない。強引に引っ張りましたが。


敗退場所からニセ巻機山。真っ白で何も見えませんねぇ

滑降準備完了!
今回は写真を撮る余裕もなかなかありません。

さあ、滑降です!
周りが白くてスピード感、平衡感覚がなく、雪酔いしそう。
疎林のうちは激パウを楽しく滑られましたが、やがて井戸ノ壁以下の藪ゾーンへ。木の衝突にビビッて腰が引けてしまいます。ストレス溜まる滑降です。(単に下手っぴなだけなんですけれど

藪に囲まれて立ち往生

木とハグ

悪戦苦闘です
それでもなんとか今日も無事下山。
今度はもう少し天気の穏やかな時にチャレンジしたいけれど、そういう時は百名山の足枷で混むのかな?

平標山 山スキー

2007年03月05日 | mountains
たいらっぴょ、山スキーに行きましたがヤカイ沢側の斜面は3/3、3/4の気温の高さで緩々。滑り降りる勇気がありませんでした。斜面に怪しげな模様が見えましたよ。

土曜日の夜に月夜野ICから来る道中、道路脇の雪が無い。本当に無い。今何月だっけ?
火打峠のスノーシェッド脇の駐車スペース(三国小学校前)で車中泊、だが退屈なので苗場スキー場近辺でスキーもしていないのにアフタースキーでプチリゾート。
火打峠には50cmぐらいの積雪。平標山登山口の駐車場は除雪されていないので使えなかった。
翌朝、平標山の行動時間はさほど長くないと思われますのでゆっくり支度(なのになぜ車中泊にするかというと朝が苦手だから)。

駐車スペース

朝食にカップ麺を食べているとHEIDIさん到着。

7:30 三国小学校前駐車スペース出発
8:45 林道夏道尾根取り付き
10:43 稜線
11:17 山頂
12:04 ドロップイン
12:29 平標山の家
13:07 林道夏道
13:45 三国小学校前駐車スペース着

今日は気温が高くなるという予報や帰りの関越道が混むとの予想から速攻かけるつもりです。別荘地を抜け、ここから林道をシール登行。
新品シールは喰いつきがいいねぇ!
藪の多そうなヤカイ沢をやり過ごし、夏道ルートから取り付きます。でも夏道ルートは歩きません。平標山の家の上に出ました。

平標山に向かってガシガシ登ります

稜線をガシガシ

ガシガシはいいのですが 暑い!! 
稜線に出れば少しは風もあるのかと思ったら無風・・・・3月に入ったばかりとはとてもじゃないけど思えません。
ツボ足で登っている人の踏み抜いた跡があちらこちらで見受けられます。緩々ザクザクの雪は山頂まで続きました。
山頂に着くと道標についた大きなエビの尻尾が暑さで落ちていました。三角点がすぐ側にあるけれど明らかに三角点より高い場所が10mも離れたところにある。なぜだ?


360°の展望(click拡大)

途中からご一緒した方々と集合写真。セルフ写真のお約束! 

山頂ではあまりのポカポカ陽気にピクニック気分。
のんびり写真を撮ったり、山座同定してみたり、モブログしたり。お昼ご飯もゆっくり食べられました。

さて帰りのコースは・・・雪崩れるかな?ヤカイ沢に滑り込むには命を張る覚悟がいりますね。
そんな根性はないので、稜線→藪スキーコースを選択。

この先の急斜面を滑りたかったなぁ

稜線付近

藪スキー

HEIDIさんの滑り!

降りは足の裏で雪面の機嫌を伺いながらの滑りとなりました。
重いザラメで稜線はともかく藪スキーでは快適さが無かったですね。樹林も密でターンするのも難儀、ただ降りてきたという感じでした。
最後の林道もかったるいものでした。板が走らなかったなぁ

HEIDIさんの報告はこちら

ルートは こちら

おまけ