後立山縦走 3

2005年09月05日 | mountains
ラーメンを食べながら白馬岳のピークを目指すか考えたが、午後から雷雨になるという予報だったのでまたの機会ということになった。
時間にはゆとりがあったので行けなくはないが尻を叩かれながらの山行は楽しくないので。
12:38村営頂上宿舎出発!
稜線歩きは空気が薄いけど楽でいいなぁ。展望がよければもっと楽しいのだろうが、今日はガスが強い。
丸山(2768m)に着いた時、後から郵便屋さんが僕らを抜いて行った。
「郵便屋さんも大変だなぁ。山の稜線を走っているよ。郵政民営化されれば間違いなく廃止だな。」
村営頂上宿舎で会ったMさんはあまり登りが得意ではないようだ。登りではどうしてもペースが遅くなる。
杓子岳のピークを目指す私に
「巻き道を行きますから先に行ってください。」
と言ってきた。
まあ危険箇所も無いのでお言葉に甘えてマイペースで行かせていただきます。
巻き道と頂上への分岐で杓子岳の頂上を見ると結構な斜度の登山道である。おまけにザレザレ。
Mさんは100mぐらい後方に居るから杓子沢のコルでちょうど会えるかな?
登ってみると見た目よりも大したことがなかった。難なく頂上に到着です(13:50)
しかし展望がない。周りは真っ白です。
仕方が無いのでさっさと下りました。
巻き道に合流すると前方からカップルがやってきた。
「こんにちは。杓子のピークはどうでしたか?」
と聞かれたので、
「ガスで展望は無いですよ。(行ったという)証拠写真を撮るだけです。」
やはり信州側の展望が見たかったようで残念がっていました。
杓子沢のコルを少し過ぎたところでMさんと合流。
いよいよ今日最後のピーク鑓ヶ岳。けっこうな斜面に岩がゴロゴロ。鎖場ほどでもなく、なんとも中途半端な登りだ。
小鑓で賑やかな人の声がする。
すれ違った人に
「小鑓からピークまでは近いんですか?」
と聞くとそんなには無いとのこと。ただしあまりゆっくりしているとカミナリがくるよと釘を刺された
確かに風が強くなってきている。う〜ん、小鑓でコーヒーでも飲もうかと思ったがそうもいかないか。
小鑓をパスして鑓ヶ岳ピーク(2903m)に(14:54)
ここでも展望はない。ないどころか風が強いし、雨は横なぶりに降ってくるし、行っただけで素通りです。
あとはもう天狗山荘に行くだけです。7月にも天狗山荘付近にコマクサを見に来たのですが、その時はかわいい駒の花を見せてくれていた。ウルップソウもいい感じで咲いていて気分がよかった。しかし今回はもう時期が過ぎてしまっていてコマクサにも覇気がみられなかった。う〜ん、今の気分を象徴しているようだ。
鑓温泉への分岐を経て、天狗山荘に近づくと咲き終わったはずのウルップソウが今から咲きますよという状態でいた。そういえばこの登山道は7月は雪で隠れていたのだ。花の開花が1ヶ月遅れてもおかしくはない。なんとも耳寄りな情報をゲットできた。
ようやく天狗山荘にたどり着いた(16:00)
今日の山行はこれでおしまい。