小川薫は広島出身だが、東京に出て総会屋として成功し有名となった。彼の配下には多数の広島県人がおりその広島弁が凄みを利かせたという。「なんだお前は!」と言われても普通に対応できるが「なんならおどれは!」と言われると皆震えあがったという。映画「仁義なき戦い」の影響かもしれないが広島弁がヤクザ言葉に聞こえてしまったらしい。地元では中学生でも普通に使っているそうなんだけど。
私はこれらの総会屋に広島抗争で服役して出所した元ヤクザが多数いたと思う。広島抗争では多くが懲役刑をうけたが、重罪でなければ数年で出てこれただろう。ヤクザとしては勲章でそれなりの待遇を望んでもあまりにも数が多すぎて組としても面倒見切れない。有能で将来性があればいいが、そんなのは一握りだろう。当然組に不満を持つ。ましてや組が無くなっていたりしたら目もあてられない。そんな連中のところに東京に出た同郷の小川薫の羽振りの良さが伝わればどうなるか。ヤクザの世界では他人の儲け話ほど注目されるものはないと言う。それに元ヤクザを受け入れる世界はそうはないが、総会屋は数少ないその一つでありかえって勲章になったりする。また広島の組としても出ては行けない東京の大企業との繋がりをつけるためにも窓際組員の引退を許し、総会屋として東京に送り出したのではないかと思う。
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