鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

日常の大切さ

2013年09月21日 17時29分56秒 | Weblog
今日、千代中の体育祭を見ていて、
生徒さんが走る姿が、とても貴重なことだと、
自然と気持ちの中に湧いてきました。
東北の被災地、
原発事故の影響を受けているところでは、
まだ非日常の中に暮らす
同じような年代の学生がいる
そのことを忘れてはいけないと思います
・・・
目の前で体育祭にがんばる子どもたちが
次の世代にこの世の中を引き継いでいく責任が
私たちにはあるのだと
あらためて考えました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

災害の記憶

2013年09月21日 08時26分52秒 | Weblog
阪神淡路大震災のとき、地震発生後1週間経った現地にバイクで入りました。不謹慎だったかもしれませんが、学生の頃にバイクで走ったことのあるまちがどうなっているか、自分の目で見るべきだと思ったからです。倒壊した阪神高速、液状化で浮き上がったマンホール、給水車に並ぶ子ども、現地からかなり離れたところから大渋滞の国道、後になってボランティアで入らなかったことを後悔しました。

次に見た大きな災害・事件は、夜中にチャットをしているとき、ふと気づいたらCNNで流れていたツインタワーの火災、そしてその後の倒壊。リアルタイムで流れていたそれは、報道の声も含めて、本当に今起こっていることなのかと思ったり、今まで自分たちが当たり前と思っていた世の中が、大きな転換点を迎えたという、ぞっとするような感覚、背筋が寒くなる感覚を感じさせました。

スマトラ沖地震の際は、子どもの頃に父親から聞いていた津波の怖さが、多くの映像とともに呼び覚まされた感じでした。考えれば、あのときから津波のリスクを意識していました。NHKやディスカバリーチャンネルなどでは津波のメカニズムも含めて、その怖さを紹介していたことを思い出します。

東日本大震災の時はちょうど選挙の時期でした。事務所の2階にいたとき、ゆっくりとめまいがしたように、長い時間部屋が揺れ、これは相当大きな地震じゃないかと思いテレビをつけたところ、まず目に入ってきたのは、お台場での火災の映像、そしてその後、仙台平野を襲う津波の映像が入り、尋常でない事態が起こったことがわかりました。父親と映像を見ながら、そのとき報道されていた被害状況や被害者数ではすまないだろうと話していたことを思い出します。

そして紀宝町の豪雨災害では、個人として現地に入り、現地に集まった有志のボランティアの方々と、家屋の泥だし作業を行いました。熊野川の水害の被災地ではありませんでしたが、小さな小川で土石流が発生し、それに襲われた家屋の様子と、かきだす泥の重さは、東北でのそれを想像させるものでした。

その何ヶ月か後に熊野三山をまわったのですが、那智神社に行く途中では流された家などを見たり、本宮神社に行く途中では熊野川の氾濫のすさまじさを河床から10メートル近く上にある道路に痕跡があることから感じました。

そして、東日本大震災の津波被害について、石巻市と女川町の状況を視察しました。石巻市では門脇小学校周辺や大和煮のタンクを見て、小学校のプール跡地からから海の方角を見たとき、そこにはかつてまちが広がり、子どもたちがプールではしゃいでいただろう事を想像したとき、悲しさとやりきれない気持ちにとらわれました。


女川町では津波ですべてが流された状況と、津波に引き倒されたコンクリづくりのビルを見て、まちの復興のあり方について考えずにいられませんでした。


また、このブログにも書いていますが、南相馬市での経験は、原発事故と放射性物質による影響について、テレビを通した情報だけでなく、自分の五感で感じたことで、その重さをより感じることになりました。


だからでしょうか、感情的に災害対策を考えるだけでなく、科学的な検証を行って冷静に、長期的な視点から現在取り組むべき対策を考えるべきと、私は考えています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三重樹脂さんの視察

2013年09月20日 19時32分45秒 | Weblog
今日は稲生町にある三重樹脂さんを、有志議員で視察させていただきました。結果から言うと、非常に得るもの、考えるヒントになる物が多い時間でした。
その理由は、通り一遍の視察ではなく、内田社長に懇談の時間を長く頂いたことで、内田社長のお考えなどもお聞かせいただけたからです。


これは水圧を利用して物をカットするウォータージェットという機械です。1秒間に2000メートル、650気圧で水が噴射され、これでカーボン素材やチタン素材をはじめとして、いろいろな素材がカットできるという事で、三重樹脂さんで揃えられているだけの機械設備は、国内だけでなく世界にもないそうです。
こちらでは、ボーイング社の航空機をはじめとして、最先端の部品加工を行っているということです。が、やはりセキュリティも厳しく、お聞きしたお話の中にも、そのような意味で微妙な話が多く、ここに書くことは控えさせていただきます(^_^;)

いろいろお聞きした中で、社長の話されていたカーボンバレーを鈴鹿で実現できれば、鈴鹿はより魅力を発信できると思いました。
炭素繊維のカーボンですが、カーボンモノコックボディはF1はもちろん、世界の高級車の中で採用しているものもあります。昨年の東京モーターショーの東レさんのブースでは、カーボンモノコックボディのEVが展示されていたりと、今後の可能性を感じる分野です。そのような分野を鈴鹿の特徴にすれば、モータースポーツのまち鈴鹿として、大きなポイントになるはずです。

また、内田社長のお話を聞いていて感じたことは、行政の考えていることと、社長の思いとの間にギャップがあると言うことです。
行政サイドの情報などから受けるイメージは、航空宇宙産業とつなげてのもので、そのような先端産業を誘致したりして集積させるということを行政は考えているようですが、内田社長は地域の産業が活発になることで、その中からイノベーションを起こしてオンリーワンのものづくりができる企業が出てこれるまちであるべきと言う思いをお持ちでした。
その点について、自分としてもインキュベータなどを設置して、起業する人を支援、そのような方たちに鈴鹿で事業を構えてもらうことに、鈴鹿市は力を入れるべきと考えているので、自分の考えにずれがないと実感できました。

また、チャンスがあるときにチャレンジせず二番煎じになるよりも、失敗のリスクがあってもチャレンジして一番をとるべきという発想も、チャレンジすることよりも失敗しないことの方が重視されがちと感じる鈴鹿市政の組織風土を考えると、若い世代の市職員に話を聞いてもらいたいと感じました。
自分も社長の考えに同意です。
鈴鹿市行政の組織風土は行政だけでできるものでなく、鈴鹿市の地域性の中に内在されているものが、行政という場で現れたものだと思います。これを変えていくには、私たちも変わっていくことが必要だと思います。

今やろうと考えていることがあるのですが、それに対してもヒントや元気がもらえた視察となりました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

議会と義務教育の連携

2013年09月19日 10時58分01秒 | Weblog
鈴鹿市では今のところ、小・中の義務教育期間中の子どもたちと議会がふれあう機会は非常に少ないと言えます。
ここの議員が地域活動で、議員としての立場ではなく、地域住民として活動する姿を見かけるか、卒業式や運動会の来賓として議員が席に座っているのを見かけるのが、子どもたちにとって議員を見る機会だと思いますし、もしくは、小学校3年生の社会見学で市役所にきたときに議場で事務局から説明を聞いたり、教育委員会が主催する子ども議会かというところではないでしょうか。

このような状況で、地域自治の一翼を担っている議会が、子どもたちにとって、子どもたちの成長の過程で、身近に感じられる存在かといえば、大きく疑問としか言えないでしょう。
それなのに、若者の政治離れをいうのは、大人の無責任だと思います。

例えば社会見学について、たとえば、小学5年生で一般質問を見学するのはどうでしょう。午前2人と午後3人の1日あたり5人の登壇者に対してであれば、授業時間の枠内に収まるのではないでしょうか。また、毎定例会ごとに20人前後の議員が質問していますから、時期がいちどきに重ならないように配慮したり、途中で入れ替えを工夫すれば、定例会が2回あれば、おおよそ市内全校・全クラスが可能ではないかと思います。足りなければ、本会議場での議案質疑と討論採決も加えればと考えます。

このような経験の後、6年生の時に子ども議会を議会主導で開催すれば、より子どもたちの関心や理解が高まると思います。
議会主導ということは、質問の設定から執行部との聞き取り、議論の組立に至るまで、議員が子どもたちをコーディネートするということです。なので、質問の形態も一問一答の鈴鹿市議会方式ということです。
以前、教育委員会が主催の子ども議会を傍聴しましたが、質問者側の子どもたちは直立で、質問と答弁の様子は、まさにお伺いを立てるという感じ(質問の補佐は先生がしていたのである意味当然ですが)で、非常に違和感がありました。ですので、やはり議会が関わることが大切だと思います。

また違った形として、議員が議会だよりを資料に、分担して一人一人で出前の議会報告会を各学校の6年生の1クラスごとに行うこともありかと思います。


中学校はどう考えるかについてですが、市内には10校の中学校がありますので、対象を中2とした議会報告会を各校で開催すればと考えます。体裁は学年集会の形で、内容は3月の予算議会についてと意見交換、それとテーマを決めるなどしての意見交換で、全体時間を2時間程度とすれば、学校負担もそれほどないのではと思います。
議員に関しては、議長と副議長を除いた現時点の全議員30人を、1グループ6人 × 5にして行えば、1グループあたり2校担当すれば良いことになりますので、個人的には負担はそれほどないのではないかと考えます。


このような活動をしたからといって、すべての生徒の関心が高まるとは思いません。しかし、なにもしなければ、10のうち2もいないかもしれない自治や議会へ関心を持つ生徒の割合が、活動をすることによっって2を越えて半数近くになるとすれば、それは間違いなく鈴鹿にとって大きなプラスになると思います。そうなるはずです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

議会と高校の連携

2013年09月18日 22時55分57秒 | Weblog
鈴鹿市内には、神戸・白子・稲生・石薬師の公立四校と、私立の鈴鹿高校、鈴鹿高専があります。自分は神戸高校卒業で、市長をはじめとして神戸高校卒の方も議会には多いところです。
自分が関大社会学部に進学し、今こうして鈴鹿市議会議員となっている訳ですが、市役所のすぐそばに神戸高校がありながら、接点は薄いなと感じています。

そう思いながら考えたことは、まず、神戸高校と鈴鹿市議会の連携があってもいいのではないかということです。神戸高校も進学校であり、文系を目指す学生の中には、その先の進路として公務員だけでなく、やはり政治を目指そうとしている子たちがいるのではないかと思います。

そのような学生を3月議会期間中、受け入れを表明した議員が職場体験の要領で、議会の一通りの流れを学生とともに取り組んでいく事はどうかと考えます。
よくある大学生の議員インターンのような形ではなく、高校生なので、市役所で行う取り組みについて同席する形でいいと思います。具体的には、開会日にはじまって、議案調査、議案質疑、一般質問の聞き取りと質問当日、常任委員会、討論・採決でよいかと思います。

このような経験が、学生の意欲や関心を高めることにつながれば、学校の底上げにもなるでしょうし、特徴ある取り組みにもなるでしょう。長い目で見れば、このような経験をした学生が、公務員として戻るにしても、議員となるにしても、鈴鹿を動かすポイントになるとも思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

C-BUS委託の見直し

2013年09月17日 22時01分30秒 | Weblog
今日の産業建設委員会の決算分科会で、C-BUSについてを問いました。
そこでの論点は、

■ 県の補助金カットについて、知事との対談の際に陳情する。
 ・・・ 現在約900万円、県は全額カットの意向あり(前年比400万円強ダウン)。

■ 南部路線と西部路線を合わせて、年間約8600万円が一般会計から支出
 ・・・ 他市と比べて、鈴鹿市の収益性は悪くないという見解を市は持っている。

■ 収益改善について、行革でC-BUS運賃の改定を考えている。
 ・・・ 委託については、現在の事業者で妥当と考えている。

この3つを並べて考えると、鈴鹿市の課題点が見えると思います。
1つめの陳情項目については、県も財政的に厳しい中で、よくて現状維持、普通に考えれば県の考え通りにカットか、もしくはさらなる削減と考えるのが妥当ではないでしょうか。
2つめの点について、全利用者から算出される一人あたりの税投入は、一人あたり約300円と説明がありましたが、延べ人数でなく、重複利用の人数をカウントしない形で、再度考え直すべきだと思います。また、この税投入額がある一方で、他の公共交通の要望は絞っている現状は、疑問が多いものです。
3つめの点について、利用者負担を検討する一方、委託そのものについての見直しをしないことは、やはり合理的でないと考えます。

運行を取りやめるべきといっているわけではありません。
根本的に見直すという観点がなければ、多額の税投入が続いてしまう可能性が高いことに、鈴鹿市としての課題があると考えているという事です。

委員会での議案採決の際、討論でその点の改善を指摘しました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台風一過で思うこと

2013年09月16日 21時59分43秒 | Weblog
今回の台風は、多くの地域に豪雨被害をもたらしましたね。
被害に遭われた方々や地域が、一日も早く復旧されるよう願うばかりです。

今回の台風で考えたのですが、フェイスブックなどで災害の状況などが書き込まれ、他地域のことも含めていろいろとわかり便利だったのですが、鈴鹿の全体的な状況はつかみにくく、そこに改善点があります。
そこで、リアルタイムで市内の状況について情報を収集して整理、そして地図を使い公開するシステムを構築するか、もしくは、既存のシステムがあればそれを活用することを検討する価値があると思います。民間の事業者でも行っていることですから、不可能ではないと思います。

昨年の豪雨の際もそうだったのですが、少なくとも、天気が安定する頃には、行政だけでなく市議会議員も含め、市内の災害状況がデータとして手に入るようにするすべきです。もちろん、データ形式はオープンデータで行うということで。そのようにして情報を共有すれば、復旧などの対応についてもより効率的になるでしょう。また、行政だけでなく議会も、災害リスクに対しての予防や低減の戦略について、より多方面からの知恵を得ることができると考えられますし、対応も早くなる事は間違いないと思います。

また、データが蓄積されていけば、アプリなどを活用して、天候などによる移動のリスクや、危険と予想される箇所を、地図上で表示できるようになるでしょうし、そうすれば個々人のリスクマネジメント意識の向上にもつながると思います。そしてそれは、都市のあり方をデザインする際に有用なはずです。

ただし、このようなシステムについては、鈴鹿市独自のシステムとするよりも、三重県内の市町共通のシステムとすべきことです。ということは、三重県がシステム構築について主導すべきと思います。そのための財源については、来年度から10年間、災害対策として県民税が五百円増税されるのですから、それを充当すれば不可能ではないと思います。

だからと言って、県が動くまで市は様子を見るというのではなく、鈴鹿市から強く発信すればよいと思います。
県議会議員の方々は、もうこのようなことを考えていらっしゃるか、検討されているかもしれないと思いますので、もしそうなら申し訳ありません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鈴鹿の公共交通の課題

2013年09月15日 21時25分02秒 | Weblog

鈴鹿市の公共交通について課題は、縦割り行政の面が大きく影響していると考えています。

現在、市内の公共交通は交通不便地域に対する施策として、産業振興部商業観光課が担当となり、ここでCーBUSや地域公共交通会議などについてが取り組まれています。よく言われる“ 買い物弱者 ”への対応は、産業面からとも考えられます。
担当課は所管の範囲内ということでは、先だってのバルーンフェスタの河川敷会場でアンケートをとったり、また伊勢若松駅のことなども含め、公共交通について相応に取り組んでいるとは思います。

しかし、昨年の産業建設委員会で少し触れたのですが、これからの公共交通のあり方は、富山市などをはじめとした先進地での取り組みのように、まちのあり方と切り離せないことであり、その意味では、鈴鹿市でも都市整備部の中、“ 都市計画 ”に公共交通を位置づけるべきだと思います。
今後、少子高齢人口減少社会がより進んだり、移動にかかる社会的負荷や環境負荷を減らしていくためには、コンパクトシティやスマートシティのようなまちのあり方を真剣に考える必要が、鈴鹿市にあります。

別の視点として、“ 福祉 ”があります。
たとえば、今後高齢化が進めば、免許を返納する人たちが増えてくるでしょう。そうなると、今の鈴鹿市の公共交通では、自分の意志で移動することに、多くのハードルがあると言わざるをえません。
また、自分の意志で移動できるかどうかは、介護予防の観点からも重要になってきます。
実際、高齢者一人では移動のハードルが大きいため、鈴鹿から転居された方もいらっしゃいます。

ここまでのことからおわかり頂けるかと思いますが、現在の商業観光課の体制で公共交通の課題に取り組むのは、今後、非常に難しいと考えるべきです。
都市マスタープランを所管する都市整備部に専門的なセクションを設置するか、企画財務部で横断的かつ総合的な政策、もしくは施策としてプランニングするなどのような発想の転換が必要と考えます。

9月の決算審議でできることは、まずC-BUSについて、かかる運行コストに対する税からの補助のあり方の見直し、運行委託について抜本的な見直しを、執行部側に意見することだと考えています。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

議会だよりについて

2013年09月14日 23時59分59秒 | Weblog
先だっての亀岡市議会さんの取り組みを傍聴しながら、特に議会だよりについて考えたことです。

1,そもそも、議会だよりの目的は?
・・・ そのまちの“ 議会 ”で取り組んでいることや、議案に対する議決と論点を住民に伝えることと思います。

2,誰が対象?
・・・ そのまちの住民の方々と、そのまちに関心のある方々。

つきつめれば、この2点につきると思います。
このことをどうとらえるか、そもそもとらえているかどうかで、議会だよりが、一人でも多くの人たちに読まれるものになるか、それとも、アンテナにかかる人たちだけの読み物になるかが、わかれるのでしょう。

さて
2のことから考えると、ごく当たり前のことだと思いますが、“ 読者 ”つまり住民の方などから見て、その紙面のデザインが関心を引くものか、見出しなどで内容がつかみやすいか、そもそも、内容がおもしろいと感じられるのか、ということが重要になるはずです。
けれどそうじゃない・・・
前々から思っていたことですが、亀岡での参考人の意見を聞いて、あぁやっぱりと実感したことは、今の議会だよりの多くが、提供者サイドの視点で編集されていることが、ギャップの原因ということです。

現在の鈴鹿市議会においては、各派代表者会議の委員が主となる広報公聴会議で内容についてが、議会だより編集会議でレイアウトの確認が行われている形です。レイアウトについてのラフ案は事務局の担当が作成です。
つまり提供者側の視点や考えが大きいということです。こうなると、提供者側にそれなりの経験や視点がなければ、なかなか変わらないという事が考えられます。

ここでまずひとつめ
「 議会だよりの編集を外部に委託すべき 」
と提案します。


次に、1のことから考えると、議会だよりが伝えるべきなのは“ 機関としての議会 ”の意志や考えや、論点と議論などの経過であって、個々の議員の考えの発信ではないということにつながらないでしょうか。
このことに関連して、亀岡市議会の議論でもありましたし、他の自治体でも議論があったと聞きますが、個々の議員の印刷物などでの発信が多いのであれば、議会だよりを発行する意義は低いのではないかという議論があります。この話から考えると、議会だよりは“ 機関としての議会 ”の広報紙であるべきとなります。ということは、本会議場や委員会で行われる、議案についての意見や議論は掲載すべきものと言えますが、個人の主張と言える一般質問については、必ずしも議会だよりの記事として載せなければいけないものでないと考えられるのではないでしょうか。

ここでふたつめ
「 議会だよりは“機関としての議会”の発行物で、一般質問は別に考えるべきではないか 」
と提案します。

このように考えることで、ページ数やレイアウトの自由度が高まると思います。
また、個人質問や一般質問は、議会の意志ではないとすれば、それを議会だよりに掲載するのは個々の議員の意志となり、考え方として、個々の議員の意見広告的位置づけにすれば、掲載にあたって掲載料の徴収を行うという考えもでき、とすれば、コストの抑制につながるのではないかと考えられます。
違う視点として、無料ですべてを掲載するのであれば、それに値するかどうかを、議会内で議論する機会をつくるべきだと思います。そうすることで、議会のレベルアップにつながるのではないでしょうか。その際も、読者に対する説明責任は強く認識されるべきです。


そしてみっつめ
「 議会だよりの委託について、単なる価格競争にしない 」
と提案します。

印刷コストはおそらく業者ごとの違いは非常に小さいものだと思います。亀岡での議論にもありましたが、そこをメインに競争をすると、単なる業者いじめになってしまわないかという懸念が起こります。ですので、印刷コストと編集コストを明確にわけ、同じコストでより魅力ある提案をしてくるところと、少なくとも2年契約するなどを検討すべきと考えます。


ともかく、魅力的な情報紙に議会だよりをすることが、今の鈴鹿市に大切だと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

検索もいろいろですね

2013年09月13日 18時22分52秒 | Weblog
このブログでは、アクセスについての情報を見ることができるようにしています。
ときどき、検索結果で興味がある語句が出てくるのですが、昨日の検索ワードで「中西大輔のバレーボールの指導」ということがありました。どのような方が検索されたのかなぁ…と思いつつ、どのようなことが気になって検索されたのかも気になるところです。
なので、今回はそこのところを書きます。

まずはじめにバレーボールの指導について、応分の講習を経て日本体育協会の指導員資格を取得しています。ですので、全く知識がないという事ではありませんし、講習等で学んだことを、自分なりに咀嚼して取り組んでいます。

指導をしているとはいっても、専門的に日々取り組んでいる方々からすれば足元に及ばないかもしれません。しかし自分としては、目の前でバレーを楽しもうとしている人たちにとって、少しでもプラスになるようにという意識で取り組んでいます。ですから、ある型にはめ込むことよりも、なぜうまくいかないのだろうというところにアドバイスができればと考えています。

バレーボールの指導をする際、自分として大切な課題に置いているのは「生涯を通じてバレーを楽しんでもらえれば」ということです。
それは、ママさんバレーの現場に携わってかれこれ15年以上、自分の親がママさんバレーをしていたころから考えると、もう30年以上バレーと関係しているといえるからです。その間、部活も含めると、たくさんの人とバレーを通じて出会うことや交流をさせてもらうことができ、人生の中で意義のあるものだと感じることができているからです。
もちろんここまでの間には、ケガや年齢、家庭事情やそのほかの理由でバレーから離れていった方々や、残念ながら亡くなられた方もいらっしゃいます。そのようなことも含めて、生涯スポーツとしてのバレーに携わっているつもりです。

さて、今はジュニアバレーでメインのコーチをしていますが、ここまで約7年強、本当にいろいろなことがありましたし、その間にいろいろと取り組んだり、自分の考え方を整理したりしてきました。といっても、コーチは目の前にいる子供たちが相手ですから、同じことが毎年通用するわけではありません。個々の子どものキャラクターの違いはもちろん、集団となったときの子どもたちのキャラクターの違い、保護者との関係、などなど非常に考えることがたくさんあり、1年として同じペースで取り組むことはないと言えます。

ただ、

1,こちらから目標を強制しない ・・・ 県大会や個々の大会はあり、予選通過や何位以内ということは話しますが、指導者の目標・目的になってしまわないように意識しています。

2,土・日・祝の練習試合は最小限にする ・・・ 練習日以外は、子どもたちの家庭の時間や、地域活動への参加が大切と考えています。ただし、他のチームからお誘いを頂いたときは、その後のつながりもありますので、なるべくお受けしています。

3,過度なトレーニングはしない ・・・ 成長期ですので、通常の動き以上は控えるように気をつけています。

この3点は、共通して自分では気をつけています。
また、当たり前のことですが、練習の目的やどのような考えで行っているかなどは、聞かれたときには答えますし、保護者会などでも話してます。感情に流されないように気をつけています。

その上で、身体的暴力行為は否定する立場です。
しかし、言葉での指導については、周りから見ていて「きつい」ととらえられる部分があるかもしれません。微妙なところですが、ここ何年かの指導の中で、「私がよければいい」や「私は関係ないもん」という態度や、「失敗するのはあなたのせい」といった態度を見せる子を見かけるようになり、このような子たちに言葉を伝えるときには、優しい言葉だけでは伝わり切らず、厳しい言葉が必要になると感じています。ですので、あえて声を荒げるときがあります。これも、子どもたちのキャラクター次第のところがあるので、いつも全く同じということではありません。

そのような指導の中で難しいのは、女の子の指導をしているのですが、ちょうど小学校5年生から6年生の時期は思春期にかかることにもなり、人間関係などで不安定さを増したりと、おそらく、同年齢の男の子たちとは違う部分がかなりあり、また、交友関係も含め、自分たちがバレーの指導をしているところ以外での影響がかなりあると考えられることです。

これまでも、辞める辞めないという話から、多分に漏れずいじめの話など、耳の入るたびにいろいろと解決に取り組みました。もちろん、子どもの学校内での言動などについて話が入ったり、子どもたちから状況を聞き取りする中で、必要に応じて小学校、学校の先生とも連携しています。その子の、子どもたちの成長に関わる事ですから、解決には多面的なアプローチが大切と考えています。
このような取り組みは、子どものプライバシーもあり、あまり外部に話すことではないので、知っている方は少ないと思うところです。

なんにせよ、コーチをしたり、指導に携わっている以上、これでいいということはなく、日々の経験から学ぶことばかりです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする