鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

9月一般質問「SRの推進」

2013年09月11日 23時48分03秒 | Weblog
9月定例会では、鈴鹿市におけるSRの推進と、過去の一般質問から2点、中学部活動の改善と公共施設の維持更新についての進捗を質問、60分の質問時間をおおよそ、SRに40分、進捗について20分という振りわけ、質問の構成を行いました。

今回のブログでは、鈴鹿市におけるSRの推進について書きたいと思います。
SRというと聞きなれない感じがするかと思いますが、最近では、企業活動の中でCSRという言葉がよく使われるようになっています。
CSRは「企業の社会的責任」と訳されます。つまり、“SR”とは“社会的責任”ということです。
社会的責任については、以下のHPをご覧いただくと分かりやすいかと思いますので、一度ご覧下さい。

■ISO/SR国内委員会WebSite


また、社会的責任に関するISO規格としてISO26000が2010年に出されており、その主要課題として7つと、それを達成するため重要な要素として7つが提示されています。
私は、SR、社会的責任についての考え、ISO26000を、6月議会の一般質問でも取り上げた、これから策定に取り組まれることになる鈴鹿市の長期計画に明確に取り入れるべきと考えました。

論点を少し変えて、公調達や公契約の領域にSRの観点を取り入れることが重要と考えました。そこで、特に物品については、企業のスケールメリットによる差が大きく、単に価格だけでは大きな規模の事業者が有利であることは否めない事実と思います。そうなると小規模事業者にとっては、入札に参加する意義がほとんどなくなってしまうのではないでしょうか。そこで、社会的責任に対する取り組みを評価するシステムを、公調達などの領域に広げることを市に提案しました。


行政側の答弁の要旨は、次の通りです。
SRの考えについてはいろいろな形でこれまでの市の取り組みに入っている。これからもSRの考えを尊重して、市の取り組みを行っていきたい。
次期総合計画への書き入れについては、まだ他の自治体での取り組みが広がっておらず、今後も情報収集を行い、調査・研究していきたい。
公共調達へのSRの推進について、総合評価方式のなかで取り上げられている部分もあるが、今後もSRの考え方を、契約の場などに取り込むことを検討したい。

ということでした。

コメント
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