鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

議会と義務教育の連携

2013年09月19日 10時58分01秒 | Weblog
鈴鹿市では今のところ、小・中の義務教育期間中の子どもたちと議会がふれあう機会は非常に少ないと言えます。
ここの議員が地域活動で、議員としての立場ではなく、地域住民として活動する姿を見かけるか、卒業式や運動会の来賓として議員が席に座っているのを見かけるのが、子どもたちにとって議員を見る機会だと思いますし、もしくは、小学校3年生の社会見学で市役所にきたときに議場で事務局から説明を聞いたり、教育委員会が主催する子ども議会かというところではないでしょうか。

このような状況で、地域自治の一翼を担っている議会が、子どもたちにとって、子どもたちの成長の過程で、身近に感じられる存在かといえば、大きく疑問としか言えないでしょう。
それなのに、若者の政治離れをいうのは、大人の無責任だと思います。

例えば社会見学について、たとえば、小学5年生で一般質問を見学するのはどうでしょう。午前2人と午後3人の1日あたり5人の登壇者に対してであれば、授業時間の枠内に収まるのではないでしょうか。また、毎定例会ごとに20人前後の議員が質問していますから、時期がいちどきに重ならないように配慮したり、途中で入れ替えを工夫すれば、定例会が2回あれば、おおよそ市内全校・全クラスが可能ではないかと思います。足りなければ、本会議場での議案質疑と討論採決も加えればと考えます。

このような経験の後、6年生の時に子ども議会を議会主導で開催すれば、より子どもたちの関心や理解が高まると思います。
議会主導ということは、質問の設定から執行部との聞き取り、議論の組立に至るまで、議員が子どもたちをコーディネートするということです。なので、質問の形態も一問一答の鈴鹿市議会方式ということです。
以前、教育委員会が主催の子ども議会を傍聴しましたが、質問者側の子どもたちは直立で、質問と答弁の様子は、まさにお伺いを立てるという感じ(質問の補佐は先生がしていたのである意味当然ですが)で、非常に違和感がありました。ですので、やはり議会が関わることが大切だと思います。

また違った形として、議員が議会だよりを資料に、分担して一人一人で出前の議会報告会を各学校の6年生の1クラスごとに行うこともありかと思います。


中学校はどう考えるかについてですが、市内には10校の中学校がありますので、対象を中2とした議会報告会を各校で開催すればと考えます。体裁は学年集会の形で、内容は3月の予算議会についてと意見交換、それとテーマを決めるなどしての意見交換で、全体時間を2時間程度とすれば、学校負担もそれほどないのではと思います。
議員に関しては、議長と副議長を除いた現時点の全議員30人を、1グループ6人 × 5にして行えば、1グループあたり2校担当すれば良いことになりますので、個人的には負担はそれほどないのではないかと考えます。


このような活動をしたからといって、すべての生徒の関心が高まるとは思いません。しかし、なにもしなければ、10のうち2もいないかもしれない自治や議会へ関心を持つ生徒の割合が、活動をすることによっって2を越えて半数近くになるとすれば、それは間違いなく鈴鹿にとって大きなプラスになると思います。そうなるはずです。


コメント
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