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鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

おいしいお店に

2014年01月23日 17時59分16秒 | Weblog
他市町の視察に行って気づくのですが、
鈴鹿市の施策の中にも同様の仕組みがあることがあります。
行政も新しい情報や取り組みにはアンテナを立てているわけで、
あたり前といえばあたり前なことです。
ではなぜその取り組みが目に付きにくいのか、
ひとつは鈴鹿市の取り組みとして普通になっているから、
私たちの目に特別と映らないのではないか
という見方ができるかもしれません。
別の見方としては、ある仕組みの形だけが取り入れられ、
その取り組みの良さが活かされていないのでは?
ということがあると思います。

後者のことを料理から例えると、
行政は飲食店と考えられるでしょう。
そこでメニューを考えたり料理をする人が、
仕事だから義務として料理をしたり、
ぞんざいな料理のつくり方であったり、
作る自分たちの都合や価値観で料理をして、
料理を食べる人を見ていないことがあるからかもしれません。
もしかすると、おいしい料理を提供したいと思う人がいても、
そういうことはしなくてもいいという価値観を、
気持ちのある人に押しつけようとする人が、
従業員の中にいるからかもしれません。
けれどお客でありオーナーでもある人たちに、
そのような形で料理やサービスを提供することがよいのかといえば
そんなことはないはずですよね。
やはり内容に満足でき、価格からも納得できる料理が、
お店から提供されることが大切なはずです。
素材を口に合うように、
おいしいと思って食べてもらえるように、
その気持ちを持ってもらえることに喜びを感じるようにして、
調理やサービスの現場にたつことが大切だと思います。
地域に根ざしてよいものを提供しようとするお店にするのか、
それともある程度の均質さをもってメニューを提供する
全国展開のフランチャイズのお店と考えるのか、
どちらの考えで地域の人に向かい合うのかが
働く人たちには問われていると思います。
前者のようなお店のほうが働く人にとってもお客にとっても、
より満足度の高いお店にできるのではないでしょうか。
そのためにはお客でありオーナーである人たちが、
意識を高めることも大切な要素だと思います。
そうしておいしい料理を提供しているお店は、
その噂をいろいろなところで聞きつけた人たちが、
違うまちからも食べにきてもらえるのだと思います。

と、ここまで書きましたが、
鈴鹿市の行政の方々に気持ちがないとは思いません。
だからこそ、次の世代の職員の方たちには
積極的にがんばってほしいと思います。
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春日市の教育委員会改革から

2014年01月23日 14時20分23秒 | Weblog
昨日は福岡県春日市での教育委員会改革について視察でした。
取組について、鈴鹿市でも取り組むべきことの中心、肝になる部分はやはり教育委員会事務局を行政職で構成することです。それとあわせて学校に予算編成権と執行権を委譲、コミュニティスクールとして学校運営協議会と学校で、自分たちの地域と学校にあったお金の使い方を考えるようにしていくことだと思います。

事務局職員について5年程度の期間で在職するようにし、足元の職員の資質をしっかりさせることで、上が変わっても基本的な推進を行っていける体制を構築することは、自治体として重要な視点だと考えます。教育長などの個人的資質による教育方針はたしかに重要ですが、やはり、全体で共有していく理念は個人によるものとは別に継続することも必要だと思います。また、コミュニティスクールも含め今後鈴鹿市でも住民自治との関係を深めるべきと考えるところで、そうなったとき、学校が学校だけの価値観で動くのではなく、地域の価値観や自治体の価値観と重ねていくことが大切で、その部分でも行政職としての教育委員会事務局職員の存在は重要になると考えます。このことにより学校の教員負担を増大させるのではなく、学校の自立性を高めながら教員負担を軽減するように取り組むことも重要と考えるところです。

鈴鹿市での課題として、教員にも異動があり教職員の間でもこのような改革の取り組みが継続されて行く仕組みをどう構築するか、それを県教育委員会や三教組などとどう調整するかということが考えられます。重要なのは一昨日の武雄市の取り組みにも共通するのですが、子どもたちへの教育を自治体の課題ときちんととらえることです。
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