通し舞台稽古を全て拝見しました。
再演が繰り返されている作品ですし、大枠のストーリー自体は僕も存じ上げてはいますが、瀬奈じゅんさん演じる黄泉の帝王・トートに魅了されました。
過日、ブログでも綴りましたが、今公演では普段は男役の凪七瑠海さんが女役のタイトルロール・エリザベートに抜擢されていて、活力と華のあるエリザベート像を作ってらっしゃいますが、それをどっしりと受け止めてらっしゃるのが瀬奈さんが作り出したトート。
圧倒的な思慮深さを漂わせ、同時に、人外のものながら人間以上に瑞々しい感情を持ち合わせている。そんなトート像は、僕が取材の中で勝手に感じていた瀬奈さんの人間像と重なっていて、『エリザベート』という作品からすれば、一般的には的外れな批評になるかもしれませんが、見ていて胸のすく思いがしました。
これまで『エリザベート』の主要な三役であるトート、エリザベート、ルキーニを全て経験されたのは、世界中で瀬奈さんしかいらっしゃいません。
馬場、猪木をフォールした天龍源一郎を超えて、力道山までもフォールしたようなものです(feeling)。
その瀬奈さんが演じるトート、やはり見応えがあります。黄泉の帝王という、ともすれば、浮き足立ってしまいかねない設定に見事に立体感を持たせてらっしゃいます。
トートにはなれなくとも、尿酸値の帝王には王手の34歳。
再演が繰り返されている作品ですし、大枠のストーリー自体は僕も存じ上げてはいますが、瀬奈じゅんさん演じる黄泉の帝王・トートに魅了されました。
過日、ブログでも綴りましたが、今公演では普段は男役の凪七瑠海さんが女役のタイトルロール・エリザベートに抜擢されていて、活力と華のあるエリザベート像を作ってらっしゃいますが、それをどっしりと受け止めてらっしゃるのが瀬奈さんが作り出したトート。
圧倒的な思慮深さを漂わせ、同時に、人外のものながら人間以上に瑞々しい感情を持ち合わせている。そんなトート像は、僕が取材の中で勝手に感じていた瀬奈さんの人間像と重なっていて、『エリザベート』という作品からすれば、一般的には的外れな批評になるかもしれませんが、見ていて胸のすく思いがしました。
これまで『エリザベート』の主要な三役であるトート、エリザベート、ルキーニを全て経験されたのは、世界中で瀬奈さんしかいらっしゃいません。
馬場、猪木をフォールした天龍源一郎を超えて、力道山までもフォールしたようなものです(feeling)。
その瀬奈さんが演じるトート、やはり見応えがあります。黄泉の帝王という、ともすれば、浮き足立ってしまいかねない設定に見事に立体感を持たせてらっしゃいます。
トートにはなれなくとも、尿酸値の帝王には王手の34歳。