中西正男の「ご笑納ください」

デイリースポーツで13年半、芸能記者として勤務。現在は朝日放送「おはよう朝日です」などに出演させていただいております。

グリル衣笠。

2010-10-30 21:19:14 | Weblog


僕は『一食入魂』をモットーに、36歳のサラリーマンとしては、有り得ないくらいありとあらゆる美味しい物を食べまくってきましたが、僕が知っている全ての飲食店の中の王者がハッキリしました。

京都・立命館大学近くにある洋食屋さん『グリル衣笠』です。

僕が立命館大学ラグビー部時代に年に300回ペースで通い詰めたお店で、以前も、このブログで思い入れたっぷりに綴りましたが、味、ボリューム、値段、その全てが有り得ないレベルで融合しています。

過日も、フラリと食べに行ったのですが、それを改めて痛感しました。

僕のことをよくご存知の方は、これだけ僕が大プッシュしている時点で、お店のポテンシャルを推し量っていただけると思いますし、それ以外の方には、過去に僕が綴ったブログの一部を引用しますので、素晴らしさ、否、凄まじさを感じていただければ幸いです。



「僕は大学時代、ラグビー部だったのですが、ラグビー部が練習していたグラウンドへの道中にあるお店で、一切の誇張なく、毎日通っていたのが『グリル衣笠』です。多い日は1日2回行っていた思い出の極致みたいな場所です。

なぜ、そこまで通いつめたのか。ご夫婦だけでされている決して大きくないお店なのですが、とにもかくにも、とにもかくにも、抜群に美味しいのです。

ラグビー部時代の僕のお腹を満たしまくるくらいですから、ボリュームも半端ではありませんし、お値段も700~900円くらいと良心的です。

肉の味が濃く柔らかで肉汁が溢れるハンバーグは、ボリュームに比例して中から出てくる肉汁の量も多く、皿からこぼれるほどですし、豚肉、鶏肉、白身魚を取り合わせたミックスフライならば、それぞれのフライが、世間一般にボリュームたっぷりと言われる店で出てくる単品のトンカツ、チキンカツ、白身魚フライくらいのボリュームはあります。一皿で三人前のフライを食べるくらいの質感です。

ただ、このお店の本当に凄いところは、本来ならそれだけでも売りになりえるくらいのボリュームすら霞んでしまうくらい、圧倒的に美味しいのです。

ご主人が強いこだわりを持って仕入れている豚肉、鶏肉とも一口噛み締めれば、歯ごたえと肉自体の味の濃さは誰でもすぐに分かりますし、濃厚でどこまでも深みのあるデミグラスソースやタルタルソースも絶品。

普通、豚肉の生姜焼きと言えば、薄切り肉を使うところが多いですが、こちらでは厚いステーキ肉の表明に焼き色をつけて中に肉汁を閉じ込めるように焼き上げ、それを厚めのそぎ切りにした上に、とろみのある生姜ソースをかけるという凝った作りになっています。

大根おろしで食べるみぞれトンカツ定食は、普通のトンカツとは違う肉を使い、別添えのおろしソースになじみやすいように棒状に切った豚肉をカラリとあげてありますし、香り豊かなデミグラスソースと卵の衣の相性がぴったりのチキンピカタや、甘味とスパイシーさが絶妙の自家製カレーソースで食べるインディアンチキンなどすべてのメニューが、食材の良さとご主人の腕とオリジナリティが極めて高い次元でがっちりと組み合わさっている品ばかりです。

個人のお店でこれだけのことを毎日毎日されているのですから、完全に頭がさがります。

添付写真は、僕が頼んだ『衣笠定食』(750円)です。チキンのみぞれ焼きと白身魚フライというこのお店では、一、二を争うくらいにあっさりとした控え目なメニューですが、それでも凄まじい満足感でした。

付け合わせのお野菜のドレッシングやスパゲティサラダもセンス抜群。さらに、味噌汁には細切れの豚肉や魚がゴロゴロと入り、それだけで一品料理になりえる充実ぶりです。

2003年5月に一度紙面でも取り上げさせていただいたのですが、今でもその記事をきれいにラミネート加工して、店先に飾っていただいています。

単なる一食の食事を超えて、胸がいっぱいになるほどの感動をいただいた昼食でした。

『一食入魂』の精神で、食べることにこだわり、ありとあらゆるものをいただいておりますが、これだけのものを低価格で出すという意味で、このお店を上回る値打ちに出会ったことはありません。

立命館大学の旧国際関係学部校舎近くに行かれた際は、是非とも立ち寄っていただきたいお店です。

もし美味しくなければ、僕の舌を思いっきりバカにしてやってもらえればと思いますが、そんな展開は絶対にないと思います」

人の言葉を借りる訳ではありませんが、我ながらよく書けた文だ、と思います。

一切誇張はありませんし、何ならまだ足りないくらいです。

今まで食に傾けてきた情熱全てを賭して、シンプルに断言します。

『グリル衣笠』は美味しい。絶対に。

私情100%生搾りの36歳。

桂きん枝さん。

2010-10-30 15:44:11 | Weblog
桂きん枝さんが昨日、大阪市住之江区の スーパー『コーセツ加賀屋』で開催された『@ほーむ寄席』に出演しました。

7月の参院選に出馬するために、吉本興業も離れ選挙に専念してきましたが、残念ながら落選。約8カ月のブランクを経ての高座復帰でしたが、新たに手にした選挙ネタをフル活用し「仕分ける側に入るかと思いましたが、僕が皆さんに仕分けられてしまいました」などと爆笑をとっていました。

詳細は今朝のデイリースポーツに綴りましたが、きん枝さんがお客さん、スタッフ、そして芸人仲間からいかに好かれているのかをいたるところで痛感しました。

出番前、毒を含んだ冗句を織り交ぜながら、芸人らしくきん枝さんを励ます兄弟子の桂三枝さん。

この日、自分の出番はないが、きん枝さんの晴れ舞台を応援にかけつけた一門の皆さん。

ブランクがなかったかのように、当たり前にきん枝さんをサポートするスタッフの皆さん。

そして、高座に上がったきん枝さんに温かい拍手を送ったお客さん。

端から見ているだけでも、素敵な世界だなと温かい気持ちになりました。

吉本興業が力を入れて始めた@ほーむ寄席。そのコンセプトの詳細はホームページに委ねますが(委ねがち)、身をもってコンセプトをガツンと味わった気がしました。

@ほーむな人間になりたい36歳。

早起き。

2010-10-29 10:36:43 | Weblog
今日は早起きをし、朝の時間帯を有効活用しています。早起き、実に気持ちの良いものですね。スタートがスムーズだと、それだけで一日が実りあるものになる気がしますよね。

午前10時36分現在、早くもエネルギーが切れた36歳。

デトックス。

2010-10-28 14:51:59 | Weblog
連続飲酒マラソンの錆落としを狙い、行きつけの激辛チキンカレーを食べに来ました。

ほぼノンオイルで限りなくヘルシーながら、パンチ力は凄まじく、一口目から汗が噴き出します。

良い意味で、本格的なカレーに似つかわしくない家庭的なサービスもあいまって、汗だくになりながら至高の充実感を味わっていたら、人を見て話をしそうな根性悪いスネ夫みたいなサラリーマンと『私って、気遣いできて、人当たり良くて、毎日楽しく生きてるでしょ。しかも、ひけらかしはしないけど、美人だし』というような女性の二人組が入ってきました。

激辛チキンカレーで汗だくになった尻から、またたっぶりと毒素が体内に入ったようで、なんとも言えぬ、ネバーエンディングストーリーを味わいました。

しかし、二人の会話を盗み聞きしていたら、あまりのアホらしさにハラワタが煮えくり返って、その熱量で毒素が全て蒸発し、結果的にはスーパーデトックスになったとさ。めでたし、めでたし。

めでたく生きる36歳。

一日千秋。

2010-10-27 13:55:39 | Weblog
今日は関西を股にかけて働かねばならないので馬力をつけるために、今日はモーニングカツ丼から一日を始めました。

カウンターだけのお店で颯爽とカツ丼を平らげ、食べたかったものを食べられた満足感にひたりながら、美味しいカツ丼を出していただいたお店への敬意を表するように、英国紳士よろしく、店員さん一人一人に会釈をしながら店を出ました。

立ち食い的にバタバタとお客様が出入りするお店だけに、英国紳士然とした風情が珍しいのか、店員さんが皆さん揃ってこちらに視線を向けられるので、より背筋を伸ばし、もしシルクハットを被っていたら後ろに転げ落ちるくらい、背中を反りくり返しながら店を出ました。

そして、エリートビジネスマンよろしく栄養のバランスを考えて野菜ジュースを買おうと思い、威風堂々とconveniencestoreに入って店内の鏡を見ると、嘘みたいに顎の下にご飯粒がついていました。

なんだか、ドッと疲れが出た36歳。

縦横無尽。

2010-10-27 00:46:33 | Weblog




西成の魚屋さんで、てっさ、鮑、トロ、活けダコ、活けエビ、ワタリガニ、イクラなどをいただき、美章園のお好み焼き屋さんでれんこん焼き、せせり、豚キムチ、砂ずり、すじこん玉、豚焼きそばなどをいただき、行きつけのお店を経由して帰宅しました。

realハッピハッピー。な36歳。

十三人の刺客。

2010-10-26 12:20:43 | Weblog
大変遅ればせながら、過日、映画『十三人の刺客』を見に行きました。

ストーリーはシンプルと言えばシンプルですが、交わされるセリフの味わい、主演の役所広司さんをはじめとするキャスティングの妙、画面の濃淡のつけ具合、チャンバラ独特の清々しいダイナミズム、岸部一徳さんと伊勢谷友介さんのダイナミズムなど、見終わった後に純粋に『あ~、恩地かった』(浜村淳tribute)と思って颯爽と帰れる作品でした。

泰平の世で泰平を貪り、歯にハニーをつけて塙とはにかむ羽仁進とはにかみ太陽な36歳。(酔狂御免)