中西正男の「ご笑納ください」

デイリースポーツで13年半、芸能記者として勤務。現在は朝日放送「おはよう朝日です」などに出演させていただいております。

桂文枝さん。

2013-03-03 21:14:59 | Weblog
桂文枝さんのビジュアルブック「六代桂文枝ヂカラ 『桂三枝』のその先へ」の出版記念サイン会が大阪市内の書店で行われました。

若き日の文枝さんの秘蔵フォトや、おすすめのお店などを紹介するほか、文枝さんの代名詞にもなっている創作落語の解説、この本でしか読めない書き下ろしの創作落語などがビジュアルブックらしく、鮮やかな色彩で描かれています。

ただ、豪華な装丁だけに、価格は本としては高額な3780円。

それだけに、たくさんの人数が集まる文庫本などのサイン会とは違い、そんなに人数は集まらないかな?と勝手にタカをくくってたのですが、始まってから、まあびっくり。人の流れが一向にとだえません。

サイン会の後に取材という流れだったのですが、そこまで購入する人は多くないだろう、すなわち、そんなに長くはサイン会は行われないだろう、そして、早めに取材になるだろうと想定していたのですが、見事に予想は裏切られ、取材が始まるまでにビジュアルブックが読めてしまうくらい、サイン会が続いていました。

また、高額な本ということで、文枝さんにも特殊な感情があったようで「疲れましたわ。というのも、値段がする本だけに、もしサインをしそこなったら本が無駄になってしまって迷惑をかけてしまうので、間違えんようにものすごく気を遣いました」

文枝さんの取材はそれこそ数えきれないくらい行かせていただいてますが、語弊を恐れずにつづると、不遜な物言いになることを恐れずにつづると、雑な表現になることを恐れずにつづると(恐がり)、文枝(三枝)さんほどインタビューをさせていただくのが楽な方はいません。

というのは、こちらの意図をくみ取って、的確に、迅速に、ビビッドに、旬の話題も織り込みながら、見出しになりやすいような含蓄と刺激のある言葉を次々にお話ししてくださるのです。詳細は明日のスポーツ紙などにゆだねますが(面白くて読みやすいスポーツ新聞、皆さん買ってください)、今日もたくさんお話をいただきました。

昨日は、桂ざこばさんの著書発売記念サイン会にうかがいましたが、タイプは違うものの、ホンモノの方の厚みみたいなものを痛感する土日でした。

ありがたいことに、つくづく、良い教科書に囲まれながら暮らしているものだと思います。

パソコンからの写真のアップ方法を覚えた38歳。

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