大事小事―米島勉日記

日常起きる小さな出来事は,ひょっとして大きな出来事の前兆かも知れません。小さな出来事に目を配ることが大切と思います。

宇宙の本質は「ゆらぎ」だからと,自分のブレを正当化―史上最悪の首相・鳩山由紀夫

2010年03月29日 22時12分57秒 | Weblog

 その言動が常にゆらめいて国民の信頼を失いつつある鳩山由紀夫が,ゆらぐのは宇宙の本質である,と妙な屁理屈を付けて自らの無能を正当化しようとしています。昔習ったのでしょうが,自然界のゆらぎを「ん」十年後に持ち出して云い訳にするのは滑稽であり,幼稚です。
 なるほど,自然界はゆらいでいます。水面に浮いた花粉が水の分子のランダム運動によって不規則に細かく運動するブラウン運動もゆらぎですし,そもそも原子そのものがゆらいでいることも確かです。
 しかし,一方で秩序が存在することも事実です。ゆらぎの中に含まれる一定の傾向とも云える秩序です。
 鳩山由紀夫は,世界はゆらぎである,とだけ云いますが,全てがゆらいだままだったら世の中は無秩序になってしまいます。コーヒーに落としたミルクがやがて混ざり合って均一なミルクコーヒーになってしまうのは無秩序化です。無秩序の度合いはエントロピーと云い変えても良いでしょう。無秩序化では,増すばかりのエントロピーと云ったところでしょう。放っておけば増え続けるエントロピーを低く抑えるにはエネルギーが必要です。
無秩序化は,人間社会で云えばグローバルな無政府状態です。
 しかし,現実の世界は国々に分かれ,そこには組織が存在します。秩序が保存されているのです。エントロピーを無限大にしない努力が日々なされているからこそ,とも云うことができます。
 つまり,鳩山由紀夫が云うようなゆらぎ,云い変えれば無秩序状態は,ミクロの世界でのことなのです。一人の人間についてみても,構成する細胞の一つ一つの中では無秩序な運動が繰り返されている,と云えますが,一人の人間は相変わらず一人であり,個性を保っています。
 それは,一人ひとりの人間が,それぞれにエントロピーを増大しないようにエネルギーを消耗しつつ生きているからです。
 結局,この世はゆらぎだらけというわけではないのです。
 こんな,物理学まがいの議論をしなくとも,別な例を挙げれば,闇夜に嵐の中を航海する船を操縦して目的地まで無事に航海しようとする船長を考えれば判ります。
 闇夜の荒海での航海です,船長にも明確な進路は判りません。放っておけば船はあらゆる方向にゆらぎ,沈没してしまう危険があります。
 船長はどうするか。ともかく自身が最善と思われる進路を取り,決して進路を細かくゆるがせてはならないのです。軌道修正は最小に留めなければなりません。
 それには経験と勘,揺るぎない信念が必要なのです。それが船長に求められる資質なのです。
 まともな経営者も同様です。先が見えない時代だからと社長自らがゆらぎまくっていたら,社員は不安に駆られ,まともな業務は続行できないでしょう。
 結局,鳩山由紀夫には指導者になる資格はなく,国家運営どころか小船の船長,個人商店の運営すらもできないのです。
 こんな人間に政治を委ねてしまった日本に将来はありません。



1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
揺らぎの極地みたいですね (Niel)
2010-03-30 02:37:28
またお邪魔しました。

ネットレベルの冗談話からですが、今、各地の役場は大騒ぎなんだそうです。
窓口に外国人が詰めかけて、「いつこども手当がもらえるんだ?」だと!
特に中国系が多いらしい。 中には日本語が話せずに「こども手当」って書いた紙だけ持って来たのも居るらしい。(笑

亀井行動にも振り回されているとか、(郵貯地盤という風評の)亀井氏自身は郵便関係、特に簡保関係からは暗殺の対象になっているとか言う噂も裏ネットではあるらしいとか・・・

こういう不特定性を「ゆらぎ」というならそれは素晴らしい感覚だと感服しても良いと思っておりますが・・・
捕まえようとすると捕まらず、って言う程度のことを言いたいだけかも知れない。 こどものかくれんぼみたいな感じです。

ただ日本には「瓢箪鯰」とか「表六玉」という古典的表現が有ると記憶するのでそれを使う方が国民の信を得られると思うのは私だけかもしれませんが。

『人類史上初めての未知との遭遇がどこかの町役場起きて』、世界中の金が集まるなんて言う・・・ことを考えているとしたら・・・凄い宰相と云うことかも知れない。

何かそういうことでも起きそうな法案ばっかりで頭が狂いそうであります。 
=========

仰る船長の指揮。
「東北東に進路を取れ」って言ったら(本当は方位角を数字で言うらしいですが)、船が何時もその通りに動いているとは限らないし、船員も真面目に命令を守っているとは限らない。

しかし方位を決めたら、船員や艦船のゆらぎは許しながら決めた方位は守る、というのが船長の役割と思うんですが、それとは全く逆みたいで、きっと船酔いして方位盤も見えない状態なんでしょう。

済みません。
今日は海も少し荒れ模様の天候のようです。 <陳謝

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。