大事小事―米島勉日記

日常起きる小さな出来事は,ひょっとして大きな出来事の前兆かも知れません。小さな出来事に目を配ることが大切と思います。

北京オリンピックは中止になる?

2007年06月04日 17時27分50秒 | Weblog
「大胆な予測をします。
 2008年に中国北京でオリンピックが開かれることになっていますが,中止される可能性があります。それは,国内事情でも国際問題でもなく,鳥インフルエンザです。
 国内問題も,国際問題もオリンピックという錦の御旗で,少なくともオリンピックが無事終わるまではペンディングとされるでしょう。しかし,鳥インフルエンザは待ったなしです。
 昨日,中国で鳥インフルエンザの犠牲者が出ました。今後,暖かくなって鳥も人間も行動が活発になるにつれて,感染率が増大するでしょう。
 そのとき中国政府はどうするか。
隠します。ひた隠しに隠します。なんとしても国威を賭けてオリンピックを成功させた,という成果が必要なのです。そうしないと,国民の間に生まれている深刻な格差が大衆の反政府行動に油を注ぐからです。
 しかし,隠せば隠すほど情報は漏れます。とくにインターネットを通じてかなり速い速度で世界に漏れます。その結果,国際オリンピック委員会(IOC)が安全を保証できない,として中止を決定します。
 その裏には,アメリカの工作が秘められています。アメリカは殊更に中国の衛生的レベルと国家としての秘密主義を非難するでしょう。
 アメリカは,中国の異常な軍事費増大と軍拡,北朝鮮寄りの外交姿勢にいらだっています。うっかりすれば,宇宙さえも中国に支配されるかも知れません。中国の国際的信用を,手を汚さずに失墜させるには,国際的イベントであるオリンピックの失敗がもってこいです。
 鬼が笑おうが,いまから予言しておきます。」

 以上は,2006年3月5日付で親しい友人達に送ったメールですが,このメールから1年以上経ったいまでもこの考えには変わりありません。いや,ますます確信しているといえるかも知れません。
 数日前の新聞では,中国がオリンピック開催期間中,公害物質を排出する企業を操業停止にする,といっているそうです。また,北京で走っている300万台の自動車の走行を制限する,ともいっています。
 どこの国でもオリンピックを開催するとなれば無理をするのでしょうが(かつての日本も含めて),これは異常すぎます。まるで客が来たからといって,汚れっぱなしのテーブルをひっくり返して何喰わぬ顔でお客を迎えるようなものでしょう。お客が帰ったら元の木阿弥。
 オリンピック開催が決まってすぐに中国政府がやったことは,伝統ある北京の胡同(フートン)の街並みを一掃することでした。そこに住む貧しい住民は有無をいわさず強制移住させられました。共産党一党独裁の中国だからできたことです。しかし,無理が過ぎます。共産党幹部だけがいい目を見る腐敗,上海の一部の億万長者,すべて無理です。
 新型インフルエンザは,容赦なく襲ってきます。これはほとんど既定のWHOのシナリオです。北京オリンピックには,まだ1年以上あります。夏があり冬があります。東南アジアから中国への新型インフルエンザの流行は確実でしょう。ですから,北京オリンピックは中止になる,と見るのです。