国定忠治も所詮は組織暴力団

　国定忠治の子孫が，仇敵の博徒の子孫と和解した，と新聞が伝えています。読売新聞にいたっては手打ちの写真までカラーで載せていました。しかし，考えてもみてください。彼らは所詮組織暴力団だったのではありませんか。
　どうも日本では古くからヤクザ，つまり暴力団にあこがれる傾向があるようです。ヤクザ映画などもその傾向に乗ったものでしょう。ヤクザ映画の役者がもてはやされたりします。ですから，今日でも組織暴力団などというアウトローの集団を半ば容認しているのです。
　国定忠治の子孫がどうであれ，そんな和解なぞ大新聞が報道する必要はないのです。