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お役立ちコラム・リーダーとして集団を動かすコツ

2009-08-19 18:29:20 | Weblog
NBオンラインの記事を何度か紹介してきましたが,
今回は,「新人諸君,半年は黙って仕事せよ。
 山田ズーニーのフレッシュマンのためのコミュニケーション講座」
で目からウロコの秀逸な記事がUpされましたので紹介したいと思います。
(後半,かなり脱線します)

第16回 集団を動かしたいなら、「増やしたいところ」を誉めなさい日経ビジネスオンライン

集団で何かをするとき,遅刻をしてくるなど
望ましくないメンバーの行動を見とめたときどうするか。
新人向けのコラムなので,リーダーといってもなめられて動いてくれない,
先輩を注意したら関係が悪くなってしまう
といった懸念材料を強めに加味されていますけれど,
それを含めても,誰にでもすぐ役に立つ方法論ですね。

「遅刻する人が多い」と注意すると,その本人(重要な事情が
あったのかもしれないのに)だけでなく,時間を守った大部分の
メンバーもモチベーションが下がってしまう。
まさにその通り。
だから,時間を守ってくれた多数派のほうに向けて
ポジティブなメッセージ(お礼)を送る。
指示を出しても全体がなかなか動いてくれないときには
少しでも動き始めた人にどんどん声をかける。

「短所にとらわれず長所を伸ばす」とはよく聞きますけど
このやり方,考え方は
個人だけでなく集団に対しても有効なんですね。
それどころか,言ったその場で効果が出るわけですから
使わない手はない!覚えておかなきゃ損!

しかし,聞いてしまえば当たり前のような
誰でもできるやり方という気がしますけど,
自分の過去をふりかえって,
学校でも仕事場でも意外と実行されていたという
記憶やイメージがないんですよね…。

で,思ったんですけど,
これってイベントの感覚ですよね。
あと,選挙カーの「応援ありがとうございます
奥さま,お手をお振りいただきありがとうございます」
みたいなやつ。
選挙のあれは関心のない人への直接の影響はそれほど
ないかもしれないですが,この手は“関わりのある人”
に対してなら相当有効ということで,
いろいろ応用がききそう。
使い方を考えてみたいですね。

このコラムはフレッシュマン向けのコミュニケーション講座
ということで,内容的にはオーソドックスな既知の
ものが少なくない(特に彼女の著作を知っている人にとっては)
のですが,面白く読み進められるよう切り口・まとめ方は
勉強になります。
第1回の,同じことを言っても新人の言葉は
先輩たちの言葉と同等には扱ってもらえないことを教えるために,
同じ「おめでとう」でも誰に言われるかで全然違う
という例を挙げていましたが,これはインパクトがありました。

__

「山田ズーニー?誰だそりゃ?」
という人も多いと思いますが,『ほぼ日』講読者の方には
「おとなの小論文講座」でおなじみの
コミュニケーションインストラクター。
気づけば,もう9年も続いているんですね…。

こちらの連載も,今週の記事はすごくいい話だったので
ぜひ一読をお勧めします。


ほぼ日刊イトイ新聞 - おとなの小論文教室。
「Lesson456 私がそれをやろう」
http://www.1101.com/essay/index.html


妻が負担の大きい仕事(他人のお世話)を引き受けさせられ
連日で疲れきって
つい愚痴をこぼしたくなる。
それを聞いて夫はどう対応するのがよいのか?

悪い夫・ふつうの夫・よい夫の例を
それぞれ挙げるという形なのですが,
この「よい」模範回答がすごい。
たいていの人は絶対おもいつかないですよ。
「(世話をする相手が)やりたいだけのことをさせてあげようよ。
 僕がやるから」
なんて回答は。
無意識に除外してしまってるから。


どうでしょう?
ピンと来ない人も多いかな…?

しかしねぇ…最近こういう系統の話がささっちゃうんですよ私。
__
前にも書きましたけど,
ジル・ボルト・テイラー博士が脳卒中で倒れたときに得た
涅槃(ニルヴァーナ)の体験。
自他の境界がなくなるって,すごいことじゃないですか!
そして,BS20周年記念で今年NHKが何度も企画・放送している
手塚治虫先生特集(先生の歿後20年でもあります)。
手塚先生の作品では登場人物が己を捨てて行動することが
とても多いのが特徴で,それが例外なく感動を呼ぶんですよね。


私はそりゃ「ふつう」に該当しましたよ。
聞く。そんでどうしたらよくなるか対処法を考える。
で,気持ちを受けとめてない!とよく怒られるんですけどね。
言葉だけで自分の心が全然動いてないって。
実家に帰れば母親に注意されるのがもう定番になってます。


そんな理屈重視,自分最優先の生き方をしているだけに,
己を捨てるということ,
自分という存在がなくなって
(自分以外のものに同化・溶け込んで)
それまでこだわってきた事・大事に守ってきたものが
強制的にどうでもいいものにされてしまうというのは
ある意味究極の幸せなのかもしれないと思ったりもしてるんですね。

まあ,そうなるのは死ぬ直前の一瞬だけでいいと思ってますけど。



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