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かってにキャスティング『神様からひと言』

2006-05-01 13:31:30 | 本・コミック・かってに配役

いや~,神様からひと言by荻原浩,面白かったッスねぇ!!

あらすじ
大手広告代理店を辞め、「珠川食品」に再就職した佐倉凉平。入社早々、販売会議でトラブルを起こし、リストラ要員収容所と恐れられる「お客様相談室」へ異動となった。
クレーム処理に奔走する凉平。実は、プライベートでも半年前に女に逃げられていた。ハードな日々を生きる彼の奮闘を、神様は見てくれているやいなや…。サラリーマンに元気をくれる傑作長編小説。


販促会議で始まり販促会議で締める,
恋の話も本筋の仕事の話とうまくからみ合い涼平の人物像がいきいきと描き出されている,
フラストレーションがたまるような場面ばかりなのに読み進めるうちにいつの間にかワクワクしてしまっている,
個性的な登場人物たちが絶妙の連携でテンポのいい痛快な物語を描き出している荻原浩氏の傑作!

いや~,実写で見てみたい!

テンポのよさが命といってもいいお話なので2時間ドラマがちょうどいいくらいのスケールなのですが,このキャラ設定は単発ものではもったいない。フジの木10は新トレンディ路線でいくそうなんで(僕から言わせれば笑止千万フジの傲りに思えますが),火10枠か,TBSの2時間スペシャル枠放送の後,ドラマオリジナルエピソードで連続ドラマ化とか,テレ朝でもこういう路線のドラマは相性悪くない(はず),日テレだって土9枠はサイコやサスペンスばかりでなくてほのぼの系やコメディも交互にやってますから今やってる『ギャルサー』の次の次のクールでいけますし,いやいやNHKだって今『謎のホームページ サラリーマンNEO』なんてやってるくらいですから勤め人の悲哀(w)を描いた痛快コメディは非常にベストマッチング…。

で,ドラマ版のキャスティングなんですが…。
まずは主な登場人物をざっと見てみましょう。
佐倉凉平(27?)……むかつく上司に対して心の中で浴びせる罵声が
 つい実際に口から出てしまう(ときには手も)性格がもとで大手広告代理店を退社,
 再就職で珠川食品に入社。最初は経験を買われて販売促進課に配属になったが
 同じ理由で“リストラ要因の強制収容所”ことお客様相談室へ。
 学生時代はバンド「ポリボックス」でギターを担当。
 左肩にティンバーウルフのタトゥがあるというのはもちろん秘密。
篠崎 薫……入室7年目。競艇狂いのオヤジで遅刻の常習犯。
  クレーム先へのお詫び金をちょろまかすとんだ不良社員だが
  相手心理の洞察力は無茶苦茶鋭く,クレーム処理能力はピカイチ。
羽沢……新入社員のくせにタメ口のパソコンおたく。
  ネットを巡回して会社の悪口などの書き込みなどをサーチしている。
宍戸由里……入社5年目,涼平より2つ年下。
  沈着冷静,相手の値段(着ているもの一式)を瞬時に見極める特技をもつ。
  元受付嬢だったがお客様相談室に飛ばされてきた(無論ワケあり)。
神保……親切だがこわもての巨漢社員。涼平の10日前に赴任。
  剣道部のエースで正義感もあふれる好漢だったのだが,
  前の部署・購買部でのトラブルが原因で失語症状態の上,首が回せない。
本間室長……お客様相談室のお目付役。といっても実際にトラブルに
  遭遇するとすぐに対応を人に押しつけ退室してしまう。
  相談室の一番下っ端に「業務日誌」を渡し,ひたすら反省の言葉を書かせて
  いびって退社させるのが任務。

宮野リンコ……ポリボックスの元ボーカル。一度ソロデビューしたが
  涼平が最初の就職をした頃,1曲限りで歌手を辞め,涼平の部屋へ
  転がり込んできた。その後同居生活が続いていたのだが,
  突然姿を消してしまう。
立花まい(加藤民代)……珠川食品の新製品キャンペーンガール。
ジョン……悩んだ涼平が公園にギターを弾きに行くと,
  どこからともなく現れて含蓄のある一言を語りかける謎の男。
明石町(吉野)……相談室の社員を頻繁に呼びつける老女。
  創業社長と関係があったことから珠川食品の大株主で
  その得体の知れなさは篠崎さえも恐れおののく存在。
高野……経理課勤務。涼平と同時に中途入社。歳はこちらが3歳上だが
  最も仲の良い友人。社内情勢に敏感で涼平に情報をくれる。

溝口常務……創業社長の代からの重役であることを傘にきて
  強権を思うままにする怖いジイサン。
玉川政彰……珠川食品副社長。30代前半で副社長になったボンボンながら
  MBAを取得しているけっこうな切れ者なのだけど…。
販売促進課長・末松……涼平の最初の上司。無能そのもの。
「TF01LL」ブランドマネージャー・村島…涼平と同じく中途入社。
  まともな部類の人間。
「行列のできる店シリーズ」ブランドマネージャー・野津
  …プライドばかりが高く,有名店との交渉では相手を怒らせ
   まくりで交渉役を涼平に交替。
「げんこつ亭」亭主・光沢…がんこそのもののラーメン店店主。
   見た目は若手。
商品開発部長・秋津
玉川政次……珠川食品創業者。タマちゃんラーメンを考案して
  珠川食品を中堅食品メーカーに育て上げたが,5年前に
  会長を辞して隠遁生活に入り消息不明。
玉川和雄……珠川食品現社長。無能な部類の社員にまでボンクラ視されている
  非常に影の薄い存在。
玉川節子……社長夫人。エレベータが下りてくるのが遅いというだけで
  社長秘書を首にする冷酷な女帝。

清村興業……新商品「ポルコ」の賞金が当たるスクラッチカードに
  印刷ミスが生じたことにつけこんで大量の当たりをせしめようと
  画策するヤクザ。

これらの個性豊かな面々に
かってにキャスティングさせていただきますと…

                                            
  佐倉涼平 篠崎 薫 羽沢 宍戸由里 神保
 マ ン ガ 版平山茂夫(現在官僚系もふ)
鐘野成樹(壁ぎわ税務官)

次点・両津勘吉(こちら葛飾区亀有公園前派出所)
小学館八巻([おごってジャンケン隊」「社長DEジャンケン隊」)

実在の人物だっちゅーの!(しかも40代)
若宮弓香(「甘い生活」)
柳 宗元(「オークションハウス」)
リュウは頭脳・肉体ともに完璧なマッチョキャラなのですが…
 実 写 版山崎裕太

次点・加藤晴彦
西田敏行

バイタリティを感じさせる40代,今はいませんねぇ…
森山未來

次点・りあるキッズ安田
高橋由美子

「ショムニ」そのまんまのキャラといわれればそれまでですが,占いはしませんw。
小西博之

コニタン,最近テレビで見てないわ…
  リンコ 政彰副社長 吉野(明石町) 溝口専務 立花まい
  配 役 案土屋アンナ

私,リンコにはビジュアル的にちょっとハーフっぽいイメージがあるんですよね。しゃべり方もピッタリと勝手に思っております。
柏原崇

途中降板ほんとうに惜しかったなぁ…
次点は谷原章介(クライマックスで「カミングダウト」!)
ミッチーでもいいけどそれはやりすぎか。
塩沢とき
***
※今さらサッチーミッチーでもないだろうしねぇ。細木数子あたりだと脂ぎりすぎてるし。
青空のぼる先生
(『サルでも描けるまんが教室』に出てくる大御所)
女スパイ0069(『日本一の男の魂』)

美人で歳をサバ読んでてアブノーマルなプレイもOKで…適役!w


本間室長…西村雅彦
  漫画版なら『総務部総務課 山口六平太』の有馬係長か?
  あの人は無責任なだけで冷酷ではないな。
  それじゃ『課長 島耕作』の今野課長ってところか。
末松課長…近藤芳正(特別出演)
ブランドマネージャー・村島…勝村政信
ブランドマネージャー・野津…南海キャンディーズ山里亮太
「げんこつ亭」亭主・光沢…えなりかずき
玉川政次……大滝秀治
玉川和雄……酒井敏也
玉川節子……野村沙知代
ジョン ……嶋田久作
清村興業……島木譲二&前田健

こうして見ると女性キャラが少ないですね
(女友達のマキさんなんて人も出てきますが)。
ドラマor映画化が実現するとしたら,オリジナルで女性キャラを
追加してくるかもしれませんね。『弁護士のくず』みたいに
逆に女性だった九頭(豊川悦司)の相方を男性(伊藤英明)にチェンジする
パターンもありますけど。

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5 コメント

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TBありがとうございました。 (meg)
2006-05-13 21:13:21
TBありがとうございました。

実写版のキャスティングおもしろかったです!

えなりかずきがラーメン屋とはなかなかおもしろそうですね(笑)



また読むときにはそれを思い浮かべながら

読んでみようとおもいます~。
返信する
神様の意味 (katze☆)
2006-05-14 11:21:13
私の感想にコメントをありがとうございました。

タイトルだけでも深い小説でしたね。

サラリーマンだけじゃなく、いろんな人に

勇気と希望を与えてくれる話だと思います。



ドラマ化、映画化して欲しい作品ですね。
返信する
TBありがとうございます (雀屋)
2006-05-14 22:53:05
TBありがとうございます。



勝手にキャスティング、考えたら面白いですね。

明石町は美輪明宏さんでどうでしょう?

髪の色を普通の色に染めていただくという前提で(笑)



ワタシも、ドラマ化してほしいなあと思います。

返信する
コメントありがとうございます (d_d-)
2006-05-15 12:37:53
megさん

えなり店主にツボっていただきありがとうございます。

僕も,この配役を思いついたとき頭の上に電球が光りましたから共感頂けてうれしい

篠崎役などは,読む人によって違う人を思い浮かべると思いますけれど(昭和の頃は40歳前後で存在感のあるオッサンがいっぱいいたんですけど今の俳優さんは40くらいじゃ若すぎて…),どんな人をイメージされましたか?



katze☆さん

ジョンの登場あたりは「いや~,我ながらいいタイトルつけたもんだよな。じゃ,ついでに…」と言わんばかりに作者が悪ノリしかけた感もありますが,世の中には本当にたくさんの“神様”がいて,私たちは彼らに生活・人生を左右されながら生きているってしみじみと感じさせる,でもそういう運命を打ち破ろう・または味方に付けてやろうと思える,元気の出るいいお話ですよね。

会社をおでんに例えたところなど本当に秀逸でした。



雀屋さん

美輪明宏さんとは,いきなり洋風の明石町ですね!

原作では,彼女との会話の中から,いったい何歳なのか聞き出そうとするけれどなかなか口を割らない(九…までは口にするのですが)ところが笑いのポイントになっていて,僕はすさまじく年寄りのイメージを持っていたのですが(塩沢さんすみません),美輪さんだと魔法をかけられそうな怖さがありますからw,傍若無人な篠崎さえも頭の上がらない明石町が楽しめそうですね。



こういう,読んでワクワクするお話って,本当に実写で楽しんでみたいと思いますよね。

同意いただき感謝です



返信する
初めまして。 (しまりす)
2006-05-17 17:47:44
本日この本を一気に読み終えたところです。

キャスティング。笑いました。

読んでいるときからあまりにもさらりと書いてあるので

これはすぐに映画化できそうな本だなあ、って思ってました。

余計なト書きがないので、勝手に想像できて呼んでいるのも楽しいけれども

まるで脚本みたいな本だなあ、って。

どっちにしても私は神保が悲しいです(TOT)

ああ、でもハッピーエンドでよかった。

TBさせていただいちゃいます^^
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