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くすんだ織部のお皿

2009-10-14 | お気に入りの道具たち
こないだ買った織部のお皿

深い緑がうつくしい、、、でもあれ?なんか手触りが少し違うな。
色もなんだかうす曇り?

と思っていたら

不思議不思議

使いはじめて1週間で5枚のうちの使っていた2枚だけ中心あたりから色がクリアな透明感のある緑になってきました。手触りもきゅっキュというような新品感に。

え?

買ったばかりで新品なのに表面に何かついていたの?
よく見ると使っていない物はなんだかうす~くくすんでいるような
一枚膜を貼った様な、、、?
手触りもにぶいひっかかりがある。

これはなにかついている!と洗剤でごっしごしこすってみましたが
とれる様子はなく、、、

???

5年通った陶芸教室で焼いた物でこんな風になったものはいままでなく。
買った物でもこんなものはなく。

酢でとれるかと思って少しつけてこすったり
ハイターも試しましたが変化なし。

今日はもしや油でとれる?
とおもって表面に油を塗ってみましたが変化なし。

ますます
???

です。

使うしかないのでしょうか?

グーグル先生にでも相談してみようかしら。。。
今年一番の不思議です。

と思っていたら判明しました。

織部は釉薬の中でも焼いてから一手間いる焼き物らしい

焼き上がってから表面の酸化膜をとるために栃の実(どんぐり)の傘の部分でつくった渋液に1日2日つけ込むらしい。

そうすると表面がつるつるになり、やっと織部のできあがり。ということらしい。
なので少し他の物に比べて手間がかかり割高になるのだとか。

家庭ではサンポールや酢でも皮膜をとるのは可能とか。

それで酢の物をいれたりしていた器の内側だけ自然に反応していたのね!

いろいろ濃さについては書いてあったけどとりあえず酢を原液のままうつわに流して30分おいてみた。

ら、とれてる!
みごとその入っていた部分迄ぴかっとしている。きれいな緑がおめみえ!

全部するには酢がだいぶ要るなあ。。。

秋だし、どんぐりでもあつめようかなあ。。。

しかし、、、陶芸教室で使っている織部は皮膜トリの要らない釉薬なのかしら?




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