☆1日目:折立~太郎平小屋編
2日目:太郎平小屋~雲ノ平 その1 その2
3日目:雲ノ平~水晶岳 ワリモ岳~黒部源流
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4日目の朝。4:00過ぎに起きて鷲羽岳をピストンしてから出発することにして暗いうちに登っていく。
雲が多いけど、山頂からは富士山がしっかり見えていた。
山頂からは青い鷲羽池。
黒部五郎カールと昨日歩いた黒部源流がよく見え、ザレた急坂を滑らないように降りてきた・・・
・・・・・・・らしいです( ̄△ ̄;)!!!
実はこの日の朝、諸事情により全然起きれなかった私は山頂パス。ダンナだけが山頂を踏みました。
最近このパターン多いなぁ~(笑)
ここに来て、悪天候でもないのに鷲羽岳登らない怠け者は私ぐらいなものでしょう・・・またのお楽しみに(笑)
ダンナがピストンしている間、ほぼ皆さん出発した後の山荘談話室で、
雲ノ平山荘にもあって、読みたいな、と思っていた「黒部の山賊」を読みふけっておりました。
山で読書なんてゆっくりする時間など今までなかったので楽しかった(負け惜しみ)
小屋の方のご好意で遅い出発にもかかわらず自炊室をお借りして朝食後、8:00出発。
赤い屋根のカワイイ小屋にさようなら。
こっちから見ると鷲が羽を広げているように・・・というのが良く解る。ゆっくりゆっくり登っていくと、
「三俣蓮華岳2841m」到着。
文字通り富山県・岐阜県・長野県の3つの県境。進めばもう見えなくなる雲ノ平の姿をしっかり目に焼き付けます。
今日は天気がイマイチ、高曇りなので暗い感じですが、広く伸び伸びとした山頂でした。
一旦下り「丸山2854m」を登り返し・・・
おおらかな尾根、笠ヶ岳や遠くに見える(たぶん)加賀の白山など素晴らしい眺めの中進みます。
ゆっくりゆっくり歩くことを楽しみながら・・・「双六岳2860m」到着。
こちらも広い山頂、時間もたっぷりあるのでここでコーヒータイム。
歩いてきた道を見ながら3日間を振り返りました。まだたった3日なのにもうなんだか懐かしい感じがしてくる。
さて今回の山旅、いくつかの見たい風景ポイントがあったのですが、ここも見たかった景色のベスト3。
朝から天気が良くないので隠れてしまうのではと心配していたけど、なんとかもってくれてよかった。
見たかった景色とは・・・
この槍への滑走路。こんな雄大な景色の中に自分が立っているのが不思議に思えるほど素敵だった。
イワイワを下ると、巻き道、中道との分岐に着いて・・・
眼下に双六小屋。小屋まで降りるとさっきまでの静けさから一転、大賑わい。
それもそのはず、今日は三連休の初日。まだ12:30にも関わらず小屋はチェックインの人でごったがえし、
新穂高方面からゴンゴン人が上がってきていた。西鎌尾根から降りてくる人もいて、ここも山の交差点ですね。
双六小屋から新穂高まで一気に下山も可能ですが、夕方新穂高に降りても電車バス派の私たちには足がない。
新穂高温泉に一泊も良いのですが、下界で泊まるのはいつでも出来る。
せっかく来たのだからもう1日山の中で過ごしたい、と今日は鏡平まででストップです。
テント場を抜け、双六谷方面を見下ろす紅葉もなかなか見ごたえがありましたが、
太陽が顔を出してくれないのでその良さを写真に収めることが出来なくて残念。
晴れだったら素晴らしい眺めだったでしょう。
双六小屋を振り返り見る風景、ドカン、と鷲羽岳が見える。どこもかしこも大きいなぁ。
色付いた木々の間をぬうように進んでいきます。
双六小屋から弓折岳への尾根も紅葉で飾り付けられたよう。
ちょっとアップダウンは辛いけど楽しい尾根歩き。
ハナミダイラ。この時期なので何もありませんが気持ちの良いところでした。
ところどころザレ場があり、とにかくゾロゾロ登ってくるのですれ違いに結構時間がかかりました。
笠ヶ岳方面の分岐まで来ると、ようやくあとちょっと。
これから山の中へと急ぐ皆さん。
みんな苦しそうだけど、ワクワクした思いで一杯なのが伝わってくる。
ミニチュアみたいに可愛らしい鏡平山荘が見えてきましたよ~。
到着~。めったに小屋泊しない私たちが泊まってみたかった小屋の一つです。
いくつかの池を従え、こじんまりと立つ小屋、本当に可愛らしい♪
早速中へ入るとここに泊まる人が(私の)予想以上に多く、こちらも受け付けごった返し。
3連休初日という事もあり大混雑で布団一枚に2名。(9月の三連休はこれ以上だったそうです)
山荘は新しいようでとーーーてもキレイで快適、予約していたのでスムーズに本館に入れてよかったです。
槍を見ながら生ビール!と思ってきたのですが寒くて・・・普通の缶ビールで乾杯。
しかも16時頃には雨が降り出して、外にいた人たちも中へ。ところがここの談話室がこじんまりしすぎていて入りきれない!廊下に人が溢れて居場所がないけど仕方ありません。
(山荘は申し分ないのだけど自炊場だけが残念な感じで使えなかった^_^;)
食事も大混雑で5回転?私たちは2回目なのでゆっくりしていたら、降り出した雨も止んで・・・チャンス到来!
見たかった景色のベスト3・・・
鏡池に映る「槍ヶ岳」
しっかり見せていただきました 今回の目的コンプリートです!
左:夕食 右:朝食
明日は下山するだけだと言うのに、今夜は奮発して2食付(笑)
というのもここの食事が良いらしいとの情報で2食付で予約・・・良すぎて食べきれないほどのボリュームでした!
手作りコロッケが超ジャンボ、煮物も野菜もありで本当に美味しい食事でした~。
4日ぶりに充実した夕食を頂き、きれいで快適な小屋に泊まれてシアワセなまま最終日を迎えます・・・
つづく。
【行程】(鷲羽岳ピストン)三俣山荘8:20→三俣蓮華岳9:15~9:30→双六岳11:00~11:20→双六小屋12:30~12:50
→鏡平山荘14:40
どの山もどっしりと大きくて本当に素敵。
私もいつか必ずここら辺を歩きたいなぁ。
cyu2さんみたいに平日にお休み取れたら小屋がいいなぁ。
どの写真の景色もこうやって見ても素晴らしいと感じるのだから
実際に目の前にこんな風景があったらと想像するだけでも感動しちゃいます。
前レポだけど雲のおべんとう美味しそう!
そして、鏡平山荘のご飯豪華~!
そうそう、ここの地図を見ると、どこで区切るかっていうのがすごく難しくて。
お休みの長さにもよるのだけど、あんまり長く歩くよりも
のんびり楽しみたい旅だなぁって思いました。
槍はどこから見てもカッコイイ❤
なんでしょうね?
ひとつひとつはそんな標高が高いワケじゃないけど、
連なりなんですかね?
まだ南アも飯豊も行ったことないから解らないけど、同じくらい大きいのかな~?
こればかりは地図や画像見ただけじゃ、体験しないと解らないものだ、と感じました。
そうですね、平日なら小屋もいいですよね。
なーんて、体力的にもこれから小屋が増えそうですけど^_^;
4日あればいけるので、夏休みに是非~♪
鷲羽岳のくだり、スルーじゃないのよー
勝手に『二日酔いか?』と想像してました(笑)
だって、二日酔い以外の体調不良なら寝てる気がしたから。
って勘違いも甚だしかったらゴメンね
ところで今更なんだけど、今回は小屋泊だったんだよね。
テント泊はやっぱり辛いかなぁ?
うち、おカネないし記事読んで悩んじゃった。
最近ほんとーにタイリョクなくて三つ頭も常念の登りも
本当にツラくてツラくて。
でもアレだね。小屋泊でも自炊も入れるとさすがに
結構な重さになりますね。
微妙なお年頃なもので、テント泊か小屋泊か悩みます。
何はともあれ、雲の平。黒部源流の山の中は
素敵な夢の国です。
高天ヶ原温泉は次回ですか?
cyu2さんのこの記事、通勤の往復でたんまり読んで
いつかの日の為に計画中であります。
お疲れ様でした
>鷲羽岳のくだり、スルーじゃないのよー
あー、確かに前日の夜超お酒の強い男性と飲んでたなー。
でも二日酔いじゃなくて単なる寝不足?疲れ?
玄関脇の部屋だったんだけど、結構出入りが激しくて眠れなかったんですよ。
その上、やっと眠ったと思ったら夜中にアラーム?大音量で鳴り響き、最初はみんな我慢していたんだけど2階からもみんな降りてきて「なんだなんだ?」の騒ぎ(笑)結局15分くらいかかって鎮めた?みたいだけど、
すっかり眠れなくなって・・・明け方寝いっちゃって・・・
ま、自分の中でピークはどうでも良かったんだと思うw
>テント泊はやっぱり辛いかなぁ?
体力的にはかわみんさん、問題ないでしょう。うん。
私はもう最近重たいのがホント辛い。
だから今回は長丁場だし装備で辛くて楽しくないのは嫌だったし、マジめに雪でも降ったら寒くてたまらないし、と思っていました。
夏だったら絶対テントだと思うけどね~。
なんかこう・・頑張れそうな気になるじゃん!
ってでも多分私は夏も無理、暑いの苦手だから・・・火打の二の舞(笑)
かわみんさんはちゃんと北岳テントでいけてるからOK!
>でもアレだね。小屋泊でも自炊も入れるとさすがに
結構な重さになりますね。
そうなんですよね・・・
小屋泊自炊でも自炊場の良し悪しもあるし(本当に申し訳ないけど鏡・・・の自炊場はトイレの脇で、オイニーが酷過ぎて3分もいられなかったのです。倒れそうだったw)連休とか混雑時は大変でしょうね。
どちらにしても今回はほぼ平日だったので楽でしたけど、最終日の混雑見たら小屋泊も覚悟がいると思いました。
お金はかかるけど、夢だと思えば頑張って稼ぐ気になるじゃん?気合も入るってーもんで(~o~)
>高天ヶ原温泉は次回ですか?
行きたいですよね~。
でも高天ヶ原温泉も激混みだってsanaeさんのレポで読んだら休日にはいけないかな・・・と。
困ったねぇ。
計画している時が一番幸せかもしれない(*^_^*)