カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

小菅大菩薩道から大菩薩峠

2009-10-27 | ヤマのこと

10/24(土)
以前から一度歩いてみたいと思っていた奥多摩側からの大菩薩峠へ行ってきました。
昔、甲州と武州を結ぶ街道だったなんて、ちょっと歩いてみたい気にさせられるではないですか。

本当は丹波からの道のほうが尾根歩きで景色もよさそうなのだけど、
奥多摩駅からのバスが遅すぎて、登山口に一番早く着いて10:30。
この日の短い時期では到着が日没になることも予想されるので諦めて、
今回は小菅からの道を選びます。

奥多摩駅7:25発のバスに乗り、終点の小菅に8:30。
ガラガラのバス、降りたのは私たちと女性一人だけ。

快晴の予報はいつの間にか変わっていて、この日の予報は曇り。
明日の朝は雪と雨。なんてこった


来てしまったからには仕方ない。雨はもう慣れっこさ♪気分で出発。

 
里山の風情たっぷりの、どこか懐かしい風景の小菅の町。いい感じです。
ここからまずは林道歩きで登山口まで約1時間40分。

・・・と気合を入れ歩き出し、10分もしないうちに横に車が止まり、
「乗って行きませんか」
ここを車で行ってしまうと、早く着きすぎるのを知っていたので一旦はお断りしたが、
同じ方向だから、と単独の登山者、あまり断るのも失礼かと思い、
これも何かのお告げだろう、とお言葉に甘え、同乗させてもらった。

話してみると前回同様、またお隣の区の住民だった。奥多摩でご近所さんに出会う率高い^_^;
ほぼ毎週末、奥多摩に来ているとのこと。今日は地図にない道で大菩薩を目指すといっていた。



時間もたっぷりあるのでと、「白糸の滝」で下ろしてもらった。
ここまでの林道はすれ違う場所もないほど狭く、ずっと登りでダートな感じでした。
樹林帯で薄暗かったので、やっぱり乗せてもらってよかったかな?


 
徒歩5分程度で白糸の滝に着いた。ずいぶんりっぱな、人があんな小さいくらいの高さのある滝でした。
(右画像ここ、と書いてあるところに人が立っています)

 
寄り道終了。登山口へと歩くこと10分程度でした。
約1時間30分も短縮してしまい、9:30スタートです。


 
最初は緩やかに登ります。まだこの頃は日も差していました。



まだ青い木にだんだんと黄色が増えてきて・・・
紅葉ロードの始まりです。


登山口から45分ほどで、地図にはない分岐が。
日向沢、赤沢ってどこ?確かに下のほうに沢は流れていますが、登山道らしきものは見つけられませんでした。
久しぶりの重いザック、今回は大丈夫かな?と恐る恐る歩いています。
大事をとって今回はマメに休憩、ここで一休み。誰にも会いません。


足元にはどんぐりころころどころかゴロゴロと・・・
今年はここ数年来の「どんぐり豊作」の年だとか。


ついつい帽子をかぶったどんぐりを拾いながら歩いてしまいます。
登山道もふかふかでとても歩きやすい。

 
上を見れば、だんだん色が変わってくるのが良く解ります。
さきほどまではまだ緑+黄色だったのが、黄色+オレンジの紅葉ロードへ。
日本の秋って素晴らしいですね~。


 
そして足元も茶色から赤へ。
おー、とか、わ~キレイ、とか言いながら歩くのでなかなか進みません。
右も左も、どこもかしこも・・・紅葉だらけ


なんとなく、針葉樹林と広葉樹林が交互に来る様な感じの登山道。
そしてまた、地図にはない分岐が出てきました。
ノーメダワ、ということは丹波大菩薩道へ続いているようです。
手書きで標高1350、と書いてあって助かりました。
展望はなく、単調な樹林帯の登りなので、いまいち位置が解りにくかったから。


 
そしてまた紅葉の森になり・・・なんとなく・・・もうそろそろな感じ・・・と橋を渡ると、


「フルコンバ」到着。
今日はじめての展望のある場所です。



向こうに見えるのは・・・なに山??
天気が良ければもっとキレイだったでしょうが、ま、仕方ないでしょう。



大菩薩側はもう紅葉も終盤でしょうか・・・でも広々として気持ちの良い場所です。
昔、小屋があった跡?水場→の標識がありましたが、確認はしませんでした。
ちょうど12:05、ここで昼食にしました。
 
 
日が出ていないので、じっとしていると結構寒い。
15分ほどで切り上げ、大菩薩峠へ進みます。
ここでやっと降りてきた人に出会いました。塩山方面と比較すると全く静かな山歩きです。
全部で3人しかすれ違いませんでした。

歩き出してすぐ錆びた標識「ニワタシバ」に着きました。
ここから峠までは20分、と書いてあります。


20分じゃ無理^_^;30分かかって・・・見覚えのある大菩薩峠へ到着。
このルートはほとんど同じようなゆるい傾斜の登りでした。
登山口が標高850mくらいなので標高差は1000mあるのですが、
それほどの差は感じませんでした。
紅葉を満喫できる、静かで素敵なルートでした。(でもちょっと単調すぎて飽きるかも・・・ナンテゼイタク)


13:10、今日の大菩薩、もちろん曇り。
今日はどうしてもテントがしたくて、テント背負ってやってきました。
今日の行程はこれで終了。天気が良ければそのまままったり、でも良かったのですが、
雨が降りそうで寒い^_^;
ならば、と介山荘脇の休憩所にサックを置き、手ぶらで石丸峠のほうへ アレを見に行こうと・・・


 
5月にきたばかりのこの道なのに、もう懐かしい。
ここから今日は富士山はすその方しか見えませんでした。


そして・・・黄金のアレを求めてこの場所へ!!
あれ?ちょっと遅かったかな・・・

ガスが上がってきてしまいましたが、相変わらずここからの眺めは素敵です。
この尾根をずっと向こうに歩いていったんだっけ・・・
あの時は結構長かったけど元気だったな~、なんて近頃体調イマイチの私は寂しく感じたりもしました。



しばらく時の経つのも忘れ、黄金色の景色を眺めていました。


眼下に上日川ダム。天気が良かったら、輝くカラマツが見れたかもしれないです。

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休憩所に戻り、今度は賽の河原まで歩いていってみました。

 
こちらがわへ来るのは2年ぶりです。
あの日は全然雪があるなんて思わないで、こわごわ大菩薩嶺から下ってきたのでした。



尾根は風が通り抜け、寒いです。天気も悪いのでいかにも・・・な感じ。
 

 
避難小屋の偵察です。
スライド式の雨戸?を開けると明るかったですが、ここは登山者の安全ための施設で、宿泊施設ではありません、と書いてありました。
トイレも水場もないですしね・・・(介山荘まで約10分ですが)


偵察を終えて帰ります。
ここからの景色は何度見ても良いものですね。
こんな天気でも登山者がひっきりなしに往来していました。さすがは人気の山。

 
ぼやぼや~~~っと。アルプスは残念ながらお預け。

でも車に乗せてもらったおかげで、思いがけずゆったりとした時間が取れました。
いつもあくせくしているので、こんなゆったりした山歩きも楽しいものだな、と。
病み上がりの身体にもちょうど良かったかもしれません。


さて今日は終わりにしましょう。
まだ日帰りでも十分帰れる15:00、「福ちゃん荘」のテント場目指して降りていきます。


長くなったので続きます






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2 コメント

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ニアミスの意味 (ゴン太)
2009-10-28 22:06:23
ニアミスって、こういうことだったのですね。

天気は残念ながら今ひとつだったみたいですけれど、紅葉の方は、写真で見る限り、私の時よりも綺麗で良かったようですね。あ、でもこれは、cyu2さんのカメラと腕前の為にそう見えるのかもしれませんが(笑)。

私もときどき、cyu2さんご夫妻とお会いしないかな~、なんて、山を歩きながら考えたりすることあります。
いつかバッタリ何処かでお会いできる日も楽しみにしています。

あ、丹波山道も、いつか歩いてみてくださいね。下りにとれば、帰りに大好きな温泉&ビールで〆られますから(笑)。
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そうなんです★ (cyu2)
2009-10-29 20:34:46
意味不明で失礼致しました。
先週末は土曜が仕事だったので、次週にしよう!
と決めていたところに、ゴン太さんの記事が!
思わず「わっ!1週間違いで」でした。
本当は私もそちらのルートが良かったのですが・・・
次回のお楽しみにとっておきますね。
のめこい湯、私も大好きです!
のめこい湯に行くルートを確保できて嬉しいです♪

ニワタシバからの紅葉、綺麗だったんですね。
私のほうは天気がイマイチだったので、やっぱり暗い感じに。
カメラが良かったのでしょう、明るめに撮れるので(笑)
でもこの時期日々どんどん色付いて行きますから、
ゴン太さんの時より下のほうがキレイになっていたのかもしれません。

こちらからはどこかでバッタリしたとしても全然わからないので、
似たような夫婦を見かけたら声かけてくださいネ(*^_^*)
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