カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

GW残雪の尾瀬・至仏山その1

2008-05-06 | ヤマのこと


【5/3】高崎のビジネスホテル⇒JR高崎駅6:23(始発)⇒JR沼田駅
関越交通バス:沼田駅7:20⇒戸倉8:49 戸倉8:55⇒鳩待峠9:30

鳩待峠9:50⇒オヤマ沢田代⇒小至仏山(巻き)12:45⇒至仏山頂13:15~13:50
⇒山ノ鼻15:20⇒山ノ鼻キャンプ場15:30

今年のGWの第一目標は「残雪の尾瀬」
天気次第で決行のつもりだったが、私たち電車移動派は当日の朝に始発の新幹線を使っても、
どんなに早くても鳩待峠へ着くのが10:55だった。

さすがに登山口に11:00は遅いだろう・・・と考えた結果、高崎市内に前泊することに。
仕事が終ってからたどり着ける限界が沼田であったが、宿泊施設がない(笑)
高崎市内の格安ビジネスホテル(¥3000)の予約だけは3月中に入れておいた。

当日の群馬県天気予報は雨のち曇り。日曜は晴れらしい。
この日、ホテルを出るときも傘をさしていた。
雨の中「至仏山」に登れる自信はあまりなかったので、今日は移動日だけにして、
残りの二日に望みをかけようかな?と思い、駅を出た。

がしかし!予想に反して戸倉に向かう途中、日が差して青空が広がってきた。
信じられない・・・(どちらかと言えば雨女な私)


9:30、鳩待峠に着いたら「さあ、行きなさい」と言わんばかりの青空がお出迎え。
至仏山も見えています。

15キロ背負っての雪道歩きは初体験。さあ、出発です。


最初はかんじき履いていたのですが歩きにくくてすぐはずす。
ツボ足でも歩けますが私は怖がりなので着けて行きます。
ほとんどがスキー&スノボの方達ばかりの中、それなりに人も多く赤テープもあり、見通しが良いので迷うことなく進んでいきます。


1時間ほどで尾根に出ました。晴れているので景色が良いです。


目指すはあの方向。快調に歩きます。


みんな上がってきます。後ろを振り返ると鳩待峠が見えます。


「小至仏山」が見えてきました。
がだんだんガスが出てきます、お願い、天気よもって


前方にアリのように人が渡っているのが見えます。

一番緊張したのがこの「小至仏山」をトラバースするところ。
怖がりな私はこういう場所がかなり苦手です。
右斜面をチラ見して・・・無言で進んでいきました。


傾斜の緩んだところで渡ってきた(赤矢印)後ろを振り返ります。
フムフム・・・出来たじゃない、がんばれ私

その後もう一箇所トラバース気味に歩きましたが、でも思ったほど怖くなく、
最後の一登りで山頂に飛び出しました。


やったー!至仏山に着いちゃった!
後ろは谷川連峰。

雲は立ち込めていますがまずまずの天気。絶景が広がります。


新潟方面?


どこがどこやら??わかりません・・


燧ケ岳と尾瀬ヶ原。


ほとんどが山スキーの方々。
ここから滑っていくのは気持ちがいいだろうなー、スキー板すら履いたことのない私はちょっと羨ましい。

山頂は予想外に狭く、どんどん人が上がってくるのでおにぎりを食べて下山します。
せっかく登ったのにもったいなくなりますね・・この絶景。


お名残惜しいですが、下山開始。
ちょっと下がるとすぐ雪がなくなり、木道の「高天ガ原(たかまがはら)」に。

アイゼンをはずして歩くと・・・ベンチの先に雪が見え、覗いてみると急坂・・・
え、こんなところ降りれるの?転げ落ちるしかないのかなぁ・・・
とまたアイゼンを履きます。

先に一人下山者がいらしたので様子を伺い、後に続きます。

ここでダンナがシリセードしよう!というので準備をしますが・・
敷物をてっきり私の分まで持ってきてくれたと思いきや、自分の分しかないとのこと!喧嘩勃発


仕方なくダンナだけ滑り落ちていきます。
でも実は私はシリセード経験がなく、先が見えない急坂だったので止まれなかったら転がっていくのが怖くて、
躊躇していたので実はホッとしてたりして


私はズボズボ降りていきますが、山頂が見えないほどの急下降。
こっちを登るのかなりしんどそうです。

ぼてぼて歩いているうちに樹林帯の中に入り、水を飲んでいると、
なぜかしらここで携帯のアンテナが立ち、モブログ出来た。(山頂はダメだった)
元気の出るメールも受信できて私は勇気100倍に!(気持ちだけね)
少し歩くと見覚えのある山ノ鼻の風景が見えた。


下から見上げる「至仏山」そんなに急には見えないのが不思議。


やっと着きました~。

希望としては明日の燧ケ岳登山に向けて見晴まで移動しておきたかったのですが、
緊張感がなくなってしまったのか?疲れてそんな元気はなくなり、
予定通り山ノ鼻で1泊することに決定。
重かったザックを下ろし、テント受付を済ませます。


この日は20張りほどあり、とても賑やかな山ノ鼻。


ビジターセンターも開いてました(展示のみ)

好天に恵まれた1日と無事登れたことに乾杯し、
(ビール500ml至仏山荘¥580・山の鼻小屋のほうが30円安かったような・・)
明日は多分天気になりそうな星空を眺めながら眠りに・・・

・・が周りが賑やかだ~・・耳栓をして寝ます

さて、明日はちゃんと登れるのでしょうか・・・?

つづく



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4 コメント

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シリセード (nobu)
2008-05-07 12:56:33
できたら気持ちいいんだろ~な~と
思いますが、転んだり、木に激突しそうで・・・。
ってことは、あの会津駒のように山が
なだらかなんですね。
まだ、一度も登った事はないけれど
cyu2さんたちが行けたんなら、
私たちのドンガメ歩きでも大丈夫?
いや、失礼!!

それにしても、よき眺めですね
Unknown (cyu2)
2008-05-07 21:23:13
nobuさん、こんばんは!

>ってことは、あの会津駒のように山が
なだらかなんですね。

会津駒も候補に挙げていたのですが、レポ拝見して私たちに7時間登りは無理だろうなぁ、と。
あと、自炊ですと「飲むの命!」みたいな私たちは一人当たり酒だけで3L位担がねばならないな・・・と思って止めました(笑)

>まだ、一度も登った事はないけれど
cyu2さんたちが行けたんなら、
私たちのドンガメ歩きでも大丈夫?

ハイハイ!もちろん全然大丈夫ですよ
この軟弱&怖がり大魔王の私が行ける位ですから、nobuさんたちにはハイキング程度かと。
でも山ノ鼻からの登りで、重たいザックは・・・
私はダメそうです。

山ノ鼻への下りは1年に2週間しかチャンスがないので、どうしても行きたかったのです。
今回はホント、お空に感謝、でした

Unknown (ねこ平)
2008-05-07 23:47:27
シリセード。
よく分っていない私には、とても楽しそうなもの
に見えます
ダンナが写真を見ながら
「家のインドア奥さんには、この良さ
わからないんだろ~な~」と羨ましそうに
呟いておりました~(~_~;)
Unknown (cyu2)
2008-05-08 22:19:35
シリセードってつまり、お尻で雪の上を滑っていく、ということみたいですよ。
語源は解りませんが・・・

んな!ナニを仰いますっねこ平さんのほうが私よりずっとアウトドア系じゃないですか!
インドアで不健康代表選手だった私が外に出るようになったのは、まだたったの4年ですから。
ねこ平さん、スキーも出来るよね?ゴルフも出来るしね

でもね・・・ねこ平さんがGOサイン出してくれれば、3人(か○おさん含め)ともしっぽを振って着いていきまっせ!
ウチ、ココだけの話だけど1人用・2人用・3人用、合計6人泊まれるだけのテントそれぞれ持ってますので。
いつでも行けまっせ~

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