カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

秋休みは黒部へ・4

2019-09-29 | ヤマのこと



雷鳥さん(o^^o)

----------------------------

「う、ううう、、腹!腹が痛い」

うめき声の主はダンナだった


「食べ過ぎた?出たら治るんじゃないの?トイレ行ったら?」
「違う、出ない、そうじゃない、盲腸ってどっちだ?」
「イマドキ盲腸って(笑)」

最初はそんな軽い感じに思って、とりあえず整腸剤を飲ませたが
左の背中脇を押えて、唸りながら寝たり起きたり
額をさわればひんやり、冷や汗か?
普段二日酔い以外、体調悪くすることなんてないダンナ様
年も年だしこれはただ事じゃないかも・・・腎臓?膵臓?何か切れた?と思い始めた

対処の方法を調べたくともここは携帯圏外
どのみちこんな夜中に北アルプスの奥地で具合が悪くなっても
どうすることもできない

この状況の中で私に出来ることはたったひとつ、”手当て”
幸い、個室扱いで他に誰もいなかったので
”お願い、痛みよ治まって”と祈りながらダンナの脇腹をただひたすら擦った

擦りながらも
”こんな状態じゃ歩くことなんて到底無理だし・・・とうとうヘリのお世話になるのか・・・
でも明日から3日間は悪天候だから飛ばないだろうし”
”ここで人生終わったとしても、それはそれで諦めるしかないよね”

”あ、この連休明けの会社、人がいないから休めないんだ”
”動けないダンナだけ置いて下山するなんて冷たいよなぁ”
”ダンナのデカザック、あんな重いの持って降りれないし”
色んなことが頭の中駆け巡る

痛すぎてじっとしていることも出来ないらしいダンナは
いわゆる”のた打ち回る”状態で、部屋の中を立ったり座ったり転がったり
気がふれたのでは?と思うほど不思議な動きをしていた

2時間ぐらい経っただろうか、もうどうしようもなくて持っていた鎮痛剤を飲ませた

しばらくすると、ダンナの動きが止まった

「し・・・しんだ?」

とおそるおそるヘッデンを点けてみると・・・息はしている

様子を伺っていると、寝息をたてはじめたではないか!
鎮痛剤が効いたのか?
痛みが治まったのなら、その後のことは明日考えよう・・・


・・・そのまま私も眠ってしまい、気が付けば外がうっすら明るくなっていた。

「痛くない、歩ける」

いったい何が起きて何がどう良くなったのかは全くわからなかったが、
ふと、あの痛がり方は男性が良くやるアレではないかと気がついた
尿管結石?

だとしても対処の方法なんてわからない
鎮痛剤で治まっているとしたら、またいつあの状態が襲ってくるのかの恐怖から
歩けるうちに出来るだけ下界に近いところまで移動したいと思った
朝食は二人ともあまり喉を通らず、6:00、雨の中双六方面へ出発





雨は幸い小降りで助かった
チングルマの紅葉がかわいらしい道を、まずは三俣蓮華岳まで



昨日はあんなに穏やかだった、正面の台地・雲ノ平山荘





歩きながらも、何度も「痛みは?」と聞いてみるけど
あんなにのた打ち回ったのが嘘のように普通に歩いてる





雨の中、三俣蓮華岳へ
先が見えない、今の自分たちか・・・



こんな景色もない、体調に不安を抱えたまま黙々と歩く雨の稜線で
嬉しいことに6羽の雷鳥さんと出会った
雷鳥は神の使い、私たちを良い方向へと導いてくれるのかも





この日は当初、鷲羽か双六か
気分で歩いて鏡平山荘に泊まる、なんてのんびりな計画をしていた

でもこの天気じゃどちらにしても行けないから
分岐を”中道”経由で急ぎます






10:00 ひとつめの”ほっとポイント”双六小屋へ到着
以前、三俣分岐から巻道に入ったら飽きるほど長かったので、
今回は初めて通る中道を歩いたけど
こちらは登り返しもなく、短時間で歩けて良かった



お腹が空いたとの事で、双六小屋で”五目ラーメン”を食べるダンナ様
頭からびしょ濡れ状態だったが、玄関の土間で休ませてもらってありがたかった




エネルギー補給がすんだらまずは鏡平山荘まで
今回、あちこちの道標がみんなりっぱになって、○や⇒のマークも増え
ずいぶん解りやすくなってるなぁ、と思いました




雨で煙るハナミダイラ
ここを通過するときはいつもこんな天気な気が しなくもない
でもこのルート上で初めて雷鳥さんに会った
今日3回目、頑張って生き延びてくれと願う



12:50 二つ目の”ほっとポイント”鏡平山荘へ到着

中に入り、受付のお姉さんに
「すいません、今日予約していたのですが、相方の体調がすぐれないので
今日中に下まで降りようかと思って。
わさび平小屋に変更して頂いても良いですか?」

あ、そうですか
で終わると思っていたら、

「どうされましたか?大丈夫ですか?」

お姉さんがオーナーさんを呼んできた

「ここが痛いって(左の背中脇を指して)言ってませんでしたか?」
「はい、そうです」
「それならきっと尿管結石ですよ!私は二度やってます
今は歩けているんですか?何時に発症しましたか?
石が下まで降りるのに3回痛くなって、出てしまえば大丈夫なんですが。
え?まだ1回しか痛くなってない?んー、でも痛みがないのなら小さかったのかもしれません。
発症してまだ時間がたってないならここで休むのをお勧めしますが
8時間経ってるから下でも大丈夫かな、下ならいざという時救急車も入れるから」


何の前触れもない急な激痛、訳が分からず不安だった私たちにとって
経験者の言葉はとても安心できた


その上、たまたま山荘からパトロールに出発しようとしていた山岳警備隊の方が4名いらして
一緒に話を聞いて、僕も昨日、医者で見てもらって来たばかりだよ、いう経験者がいた


「尿路結石と言っても状況によっては危ないんです
そういう時はすぐにおろさなければいけないけど、この天気でヘリは飛ばない
担いでおろすことになるけど・・・歩けるなら大丈夫かな?
この先下山途中で もしまた痛みが襲ってきたら、すぐに電話して!いつでもウエルカムだよ!」

・・・なんて親切な皆さんなのでしょうか、涙でそう。

体調が悪いと言っただけでこんなに親身になってくれて、
色々アドバイスもくれて
赤の他人なのにダメならすぐに助けにくるから、って。。。

他人を傷つけるのが平気な人間たちが起こす事件が多い中で
困っている人は助けるのが当たり前、と接してくれるこの方々の尊さと言ったら
誰かを助けるためには自分だって命がけなのに
山岳救助という任務で 何度も辛い状況を目にしてきたからこその優しさなのか
彼らの明るさと力強さは 不安でいっぱいだった私たちにどれだけ元気をくれた事でしょう




「いろいろありがとうございました!」

そう挨拶をして紅葉にはまだ早い小池新道を降りていく
はっきりと病名が分かった訳でもないし、今だけ鎮静状態なだけかもしれない
でも、人の優しさに包まれてさっきよりもずっと足取りも軽く



なった、と思ったのは気のせいで・・・
秩父沢を渡る頃にはお腹はペコペコ、足は全体的に痛くなって
もう歩くの嫌かも・・・



と最後の力を振り絞って登山口ゴール!
ここまでくればもう倒れても安心(?)

朝、6時に黒部五郎小舎を発ってから9時間45分、
15:45、三つ目の”ほっとポイント”ようやくわさび平小屋に到着



小屋のお姉さんには鏡平山荘から無線が入っていて
「大変でしたね、ゆっくり休んでください。痛みとか何かあったらすぐに言ってくださいね」

最後まで親切すぎる・・・


わさび平小屋に泊まるのは初めて
お風呂があったので全身びしょ濡れの身体もさっぱりできたし、
手作りの美味しいご飯を頂いて、張りつめていた全身の力が抜けました・・・



突然の出来事でどうなる事かと思ったけど、
痛みが引いて歩けたのは本当にラッキーだったと思う
あのままだったらどうなっていたかと・・・

山を歩いた満足感よりも、山に関わる皆さんの溢れるほどの優しさに
心の中をあったかいもので一杯にしてもらった今回の山旅


山にくるといつも思う
親切にしてもらった分、私もまたどこかで困っている人の力になりたい
人と人との関わりは 利害関係などないシンプルなもの
人に本来備わっている助け合いの心は どこにいても忘れたくないと




長々お読みいただきありがとうございました。






       
【行程】わさび平小屋→新穂高ロープウエイBS7:50→平湯BS→松本BS 松本→(あずさ)→新宿13:30


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追記:帰宅後病院でCT検査等の結果、他の病気ではなくやはり結石だったのでしょうとのことで一安心







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27 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
金森さん (cyu2)
2019-10-27 21:21:53
いえいえ、いつでもコメント受け付けていますので大丈夫です!
こちらこそ、金森さんの話を勝手にしておりまして申し訳ありません!
でも大変勉強になりました!

金森さんの時は病名が判明していなかったんですよね、
不安だったでしょう、お疲れ様でした。

でも同じ双六~鏡平ルートで、偶然とはいえ(笑)
金森さんとは偶然お会いしてばかりなので、何かご縁があるのかもしれませんね(v´∀`*)

3回ですか!規則正しい生活と食事・・・耳が痛いですが(笑)
時々ダンナにチクリ、と言って釘を刺していますよ~
返信する
Unknown (金森)
2019-10-25 23:47:59
cyu2さん、超遅レス失礼します(^^;)

ダンナさんこのたびは大変なことになったそうで。
発病した場所も自分とほとんど同じ!あそこはそういうのを誘発する何かがあるんでしょうかね。
でもあの後、何度もリベンジで双六登ってますので。

脅かしてすみませんが、自分は3年前にも3回目の発症をしまして(下界でです)、自分で救急車を呼びました。

水をたくさん飲むのもいいですが、規則正しい生活と食事が再発を防ぎます(らしいです^^;)

ダンナさんによろしくお伝えくださいm(__)m
返信する
スロさん (cyu2)
2019-10-11 20:55:01
チュチュ節って (´ε` )

いや、見透かされたようでビックリですよよ。
今の自分たちか・・・、の後に、最初(笑)
書いていたんです。
でもね、読み直してここはあえて書かないで・・・と。
そこをしっかり読まれていたとは(笑)

羨ましいと慰めて頂きありがとうございます。
私はスロさんの天の川と満天の星空が羨ましい!!

天の川と流れ星は、ダンナの実家の玄関先で見れるんですけどね・・・(どんだけ)
山の上で見たいよ~
返信する
Unknown (スロ)
2019-10-10 21:24:58
しんだ?
って、ところで泣き笑いしました
でも、一番ココロに染みたのは
「先が見えない、今の自分たちか・・・」(笑!)
読ませますよね〜これぞチュチュ節だわ
人ごとだから、言いますが、こんな山旅の方が
実は後々ずっと思い出に残るのですよ
特に皆さんの暖かみに触れたこととかねー
大変だったろうけど、ちょっと羨ましくも(^^)
いい山旅でしたねー
返信する
食うかいさん (cyu2)
2019-10-06 20:57:35
そう!意外と?やっぱりいらっしゃいますよね、結石仲間。
痛みは出産より辛い、ってよく聞きますよね。
経験ないから解らないけど・・・相当なものなんでしょうね。

帯状疱疹にもなられたんですか!
あれも痛いんでしょう?ウチはずいぶん昔に母がなって入院しましたが。
こっちのほうが危険なのでは?

ははは~放置でしたか。
慣れてしまえばそんなものかもしれませんね。
私は初めてだったので念を込めて手当しましたが。
食うかいさん、わたしの念で良かったら、
次は擦って差し上げますけど、
違うものが憑くかもしれません・・・

返信する
くっきーさん (cyu2)
2019-10-06 20:52:19
令和初の事件簿です(笑)

いやほんと、男性は女性より痛みに弱いって言いますもんね。
ダンナのあの変な行動から想像できます(^_^;)

>またこのエリアを歩く時は、一生この結石事件の思い出がついてまわりますねぇ

あはは~ホントに。
今でもまたいつ起きるんじゃないかって?
こっちが心配になりますが、当の本人は検査して石が見えなかったから大丈夫、
とあっけらかんです。

救助隊のみなさんはカッコイイ!
あの力強さは「惚れてまうやろ~」って感じでしたよ。
年齢的にはベテランさんから40代までの方たちでした。
彼らにもご家族がいらっしゃるのに、他人の事まで。
本当に頭が下がります。

ペコ君の成長が早くて見ているだけなのに驚くほどです!
カッコイイ山ヤにきっとなるんでしょうね~♪
返信する
sanpoさん (cyu2)
2019-10-06 20:44:13
ありがとうございます!
あの後、探しに行ったのですが
やはり膨大な記録の中から見つけられなかったので助かりました。

拝見しましたが、金森さんの時は病名が分からず不安だったでしょうね。
夏にあの痛みを背後に感じながら下山されたのは大変だったと想像できます。
その頃から、鏡平&わさび平小屋さんは親切だったんですね(*^_^*)
大変参考になりました!

返信する
仲間 (食うかい)
2019-10-06 17:48:34
こんなにいたとは・・・

結石仲間が
これは結束するしかないな!?

俺も数年前
不慣れな仕事に変わった途端
帯状疱疹
尿管結石
と立て続けに四字熟語みたいな診断を受け
悪霊退散!と念じていました。

ただ、俺は痛みに強いのか
幸い小さかったのか
息を数秒とめて耐え忍びました。

うちの奥さんは
「出産の方が大変なんだから!」と
言い放ち、まさに放置!

いいな~。。。

時同じくして
同僚(女性)も尿管結石。
こちらはかわいそうに結構ひどくて
入院しました。

おかげで、俺なんて誰も同情してくれませんでした。

なんか悔しいな~
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Unknown (くっきー)
2019-10-06 14:23:34
ドキドキハラハラですねー!!!
最初はいいお天気の中、太郎平小屋からの眺めも最高だし、
わたしはガスガスしか知らないので
うわぁ、こんな風に薬師が堂々と見えるんだーとか、
黒部五郎のカールはやっぱりきれいだなぁとか感動してたら。
まさかの結石!
男の人は女性よりも痛みに弱いっていうから
相当つらかったことでしょう。。。
またこのエリアを歩く時は、一生この結石事件の思い出がついてまわりますねぇ。
でもご無事でなによりでした。

山のプロたちってほんと優しい人たちばっかりですよね。
実力実績に裏付けされた、いつでもウェルカムだよ!の言葉はなんて頼もしいんでしょう!
最高にかっこいい!

結果オーライ!ステキな秋山でしたねー(^_-)-☆
返信する
Unknown (sanpo)
2019-10-03 21:09:11
金森さんのレポ、分かりました?
私も捜してみたら、数年前じゃなくて12年も前でした。
ほんとに、トシとると一年があっと言う間ですね。
で、公開されているレポなので、勝手にリンク張っておきますね。
http://alpine.sppd.ne.jp/alpus/yarigatake2/yarigatake2_contents_4.html

改めて読んだら点滴とかもされたようで、けっこう大変だったみたいです。
返信する
sanpoさん (cyu2)
2019-10-02 21:05:20
こんばんは~

>言葉で言わなくても感謝いっぱいだったでしょうね。

あ~、もうここだけでも読ませたいですよ!全然態度変わらずです(笑)

手当は認知症の母の事で習ったのですが、人の手のぬくもりは認知症状さえも軽減させられると。
そういう例がいっぱいあるし、確かに母の背中や手をゆっくり擦ってあげると笑顔も会話も増えます。
なので擦ることで痛みが軽減されるのではと本気で思ってやってました。

金森さんもですか!?
それはそれは・・・その時のレポを読んでみたいです(*^_^*)

拝見しましたよ~
sanpoさんは本当に晴れの良い時期に行かれましたね!
今年は栗駒山大流行?みたいで先週末からSNSで真っ赤な絨毯の画像ばかり流れてきて
指をくわえてみていたところです。
三ツ石と栗駒、東北の紅葉いいとこどりですね~
交通費が大変なので、どちらも一度行ってるから・・・と思って我慢していましたが、
また行きたくなりました!


返信する
はなねこさん (cyu2)
2019-10-02 20:57:00
本当に想定もしていことが起きるんですよね、我が家。不思議~(^_^;)
ザックの中身はだいたいみな同じ程度の非常食や水、ファーストエイドですよね。
体力はないのでゆっくりプランと予備日を一日入れておいてよかったですが。
事件がおきると不思議と頑張らなくては!という気力だけは沸きますね!
おかげで、下山後は気が抜けて倍疲れたような気がします ・・・

>今回の件で、いっそう仲良しになったかもですね。(^^)

・・・・(゚Д゚;)
痛みが消えたからと病院にも行かないそぶりのダンナと喧嘩しそうになりました・・・



返信する
Unknown (sanpo)
2019-10-02 20:22:34
cyu2さん  こんにちは
もの静かな雰囲気のご主人がのたうち回って苦しまれたなんて、本当に相当な痛みだったのでしょうね。
cyu2さんにとっても、どうしていいか分からず長い2時間だったと思いますけど、
心配してずっとさすってくれた妻には、言葉で言わなくても感謝いっぱいだったでしょうね。
そう言えば何年か前に、金森さんもそのあたりの山で尿路結石になり、ご自分でも分からず苦しんで、
やはり双六小屋診療所で薬をもらって何とか下山したようでした。
営業小屋は何かの時には本当に助かり、ありがたい存在ですね。

ところで、私も念願の岩手の山へ、ようやく行ってきました。
東北の紅葉はまさに豪華絢爛で、冬の厳しさを感じました。
返信する
お疲れ様でした (はなねこ)
2019-10-02 19:50:08
cyu2さん、大変なことでしたね。
持病や疲労は想定していても、こんなことがあるとはね~。
山小屋が開いている時期で、ホントよかったですね。
それにしても、不安や痛みで眠れない夜だったでしょうに、翌日は長時間歩きましたね。
山小屋の方たち、山岳警備隊の方々の親切や励ましももちろん心強かったと思いますが
根っ子にあるのは、cyu2さんご夫妻の体力と気力ですよね。
いい加減な準備で縦走はできないんだなぁと、考えさせられました。

その後は大丈夫ですか?
今回の件で、いっそう仲良しになったかもですね。(^^)
返信する
yakoちゃん (cyu2)
2019-10-01 21:01:54
そうなんですって。
痛い体験談を聞かせてもらって、参考になりましたよ。
再発もするんですって、って当たり前か。

黒部五郎小舎を発つときに、わさび平小屋まで歩きとおす気力で行こう!
と自分に言い聞かせました。
私たち、車じゃないから夕方新穂高まで着いたとしても、
そこから家までは時間的に無理なんですね~
それに携帯圏外だったし三連休だったから、一般の宿は取れない可能性が高いから、
わさび平小屋にロックオンしました。
幸い、鏡平・双六・わさびは同系列なのでスムーズでした。

そして空いている!
この日は3組しか泊っていませんでした。館内もピッカピカ。お風呂もキレイ。
結果、今回は3泊とも個室でした♪平日ならではですね~
前泊の宿に使ってみるかな?とか考えたこともあったので、今回実際泊まれてよかったです。
ただ、ここでも携帯繋がらないのは辛かったですけど(調べ物が出来ない)

雷鳥さんには3回会えました。
「敵に襲われず生き延びるんだよ」と声をかけました。


返信する
ゆきさん (cyu2)
2019-10-01 20:52:37
のところはご主人ですか?
本人も相当でしょうが、見ている方も訳わからないとホント、気がふれたのかと思いましたよ。
お互い、ひやひやしましたね。
私の会社の男子は営業途中に急に襲われ、
コンビニに営業車放置して救急車で行きました(笑)
車だけ回収に行ったりして(笑)
過ぎてしまえば笑い話なんですけどね~

はいそうなんです。
山でもどこでも○○モンスターが出没するので、
自分を勘違いした人々を治めるのに
山小屋や山に携わる皆さんもかなり大変だと思いますよね。

あれだけ親切にして頂きましたから、私はもう今後どこの山(山以外でも)でトイレが汚かろうが、モノの値段が高かろうが、混雑していようが、なーーんの文句も言いません!
(家では言うかも・・・)

返信する
山うさぎさん (cyu2)
2019-10-01 20:40:54
いつも自分の事のように心配してくれて優しい山うさぎさんに
こっちがうるうるですよ!
ありがとうございます。

結石で良かったけど、最悪の場合もありますからね、同年代で亡くなる方も増えてきましたし。
先日なんてメーカー担当の営業の女性が、
結婚したばかりの32歳の若さで子宮がんで亡くなったんですよ!
とっても明るくて良い方だったので、
みんなショックで一日沈んでいました。

はなしそれましたが、そんな訃報が多い中、元気で歩けることのありがたさをしみじみ感じてしまいます。
救助隊の方々の背筋がピンと伸びた姿がとてもかっこよくて、
台風接近の雨の中、双六方面へパトロールの為登られるなんて。
わたしなんて自分の身体維持するだけで精いっぱいなのに。

でももしかしたらこないだ飯豊山の三国小屋で、体調不良で食べられなくて弱っていたワンゲル部女子に、食べやすいものを、とか色々世話焼いたりしたのが
巡ってきて助かったのかもしれない、とか思ったりして。

情けは人の為ならず、の気持ちでこれからもいきますよ~

返信する
尿管結石! (yako)
2019-10-01 20:39:52
山小屋でお腹痛いの辛いよね。

ちゅちゅちゃんの文章力と
きれいめ写真構成で、すらすらと読んで
くすっと笑えて、軽め良い感じ。

わさび平小屋、果物とか野菜が冷えてる
イメージで、そうめんも食べたことあるけど、優しくて良い小屋なのね。

あと雷鳥さんに会えて良かったね、
めっちゃ、うらやましいわぁ。

おつかれさまでした^^
返信する
尿管結石! (yako)
2019-10-01 20:39:06
えっ、尿管結石って女の人もなるの?
そうなの、知らなかったわ。
山小屋でお腹痛いの辛いよね。

ちゅちゅちゃんの文章力と
きれいめ写真構成で、すらすらと読んで
くすっと笑えて、軽め良い感じ。

わさび平小屋、果物とか野菜が冷えてる
イメージで、そうめんも食べたことあるけど、優しくて良い小屋なのね。

あと雷鳥さんに会えて良かったね、
めっちゃ、うらやましいわぁ。

おつかれさまでした^^
返信する
palletさん (cyu2)
2019-10-01 20:28:51
あ~れ~
そこに触れられるとは(^_^;)
こういう時は不幸中の幸いって言うんですかね、おかしな使い方で笑わせてしまってすいません。
正しくは人の1.5倍じゃなくて、過去の自分の仕事量の1.5倍ですね、誰もが一生懸命生きてますからね、愚痴ってスイマセン。
利益追求型のリーダーの下では労働者は疲弊するばかり。グレタさんの言葉に耳を傾けてほしいのは上の方々なんですけどね。
あらまた愚痴ってしまいました。

千葉方面も大変でしたね、palletさんのところは大丈夫でしたか?
色々考えさせられる出来事が多いですね。


返信する
Unknown (ゆき)
2019-10-01 20:00:22
ああ、あれは痛いです。
というか、見ているととても痛そうです。
側にいる方も堪りません。
うちの場合は幸い家の中だったし、本人も初めてではなかったので、
夜が明けるのを待つだけでしたが、
山の中でcyu2さんはさぞ気を揉んだことでしょう。

これで、しばらくご主人に大きな顔をしていられますよ。
(どのくらいの期間、効果があるかはわからないけれど)
それから、人の情けに触れるこんな経験でcyu2さんが一層大きくなった、と思っています。
とにかくよかった、ほっ。
返信する
Unknown (山うさぎ)
2019-10-01 13:31:22
無事に下山、ホント良かったよかった♡おめでとう

痛みの2時間、下山の道中と、旦那さんもだけど
一緒にいるcyu2さんもどんなに不安だったことか!
そして鏡平山荘での会話が、どれだけ二人の気持ちを和らげてくれたか…
もう読んでて優しさが嬉しくて目がうるうるしてます。

cyu2さんの傍にいてくれる神様はお天気より
安全登山優先の神様かもしれませんよ(笑)
経過観察となると、お守りの薬欲しいですよね!
返信する
Unknown (pallet)
2019-09-30 22:09:50
ああよかった。
ハラハラしながら読みました。
その後の検査ではっきりしたし、差し当たり一安心ですね。
それにしてもcyu2さん家はいろいろ起きますねぇ(^^ゞ
>「毎日スタッフの1.5倍働いて日頃から一生懸命生きているのになんで休日に台風とかくるんだ!」とか思わないようにします。
思わず笑っちゃったけど、
一所懸命生きてるから、神様がちゃんと予定通り帰してくださったんですね。
よかったよかった。
返信する
ケーコ師匠 (cyu2)
2019-09-30 20:26:12
ええ?師匠が結石を?わー!
骨折や手術より痛いって?!
そりゃ、あのいつも感情が出ないダンナの動きがおかしくなるのも不思議じゃなかった、ってことですね・・・

>よりによって山小屋でだなんて、泣けます。
ちゅちゅさんちらしいのかな

久しぶりにネタ作っちゃいました。
でもね、日ごろの行いが良かったんだと思いますよ、
2時間で痛みが治まって歩いて下山できたから。もう、「毎日スタッフの1.5倍働いて日頃から一生懸命生きているのになんで休日に台風とかくるんだ!」
とか思わないようにします。
こういう時に助けてもらえるんですね、神様♪

>うちのダンナもたしか、
「ウン○してこい!」
と言い放ちましたよ‥‥ひどい。

あらいやだ。わたしとbebeさん、同じ発想なのね。やっぱり似てるのね(?)


>泌尿器科で処方された薬持参

どんな薬なんだろう?
ダンナは病院で経過見ましょう、って言われただけで薬なかった。
お守りにあったらいいね~てか、もうなりたくないよね・・・
返信する
花火星人さま (cyu2)
2019-09-30 20:16:10
ありがとうございます。
過ぎてしまえばどおって事ないですけど、その時点ではホント焦りますよね!
今まで結石のケの字もでたことない人生なのに、あんな山奥で・・・

山の中で大やけどですか!
そ、そっちのほうが大変じゃないですか!
雪渓が残っていて良かったですね、もしそれがなかったら・・・やけどは生命にかかわりますからね。
あ、でも結石も命に係わる事もあるみたい、そう言われました。
あまりに大きかったらレーザーで焼ききるとか?

滑落とか骨折とか、そういう事には気をつけているつもりですが、
内科的なものまで気が回りませんでした、毎年受けてる検診もほとんど異常なしですからね~
いつ、何時どうなってもおかしくない年齢だという事だけは肝に銘じておきます(¬д¬。)
返信する
Unknown (ケーコ)
2019-09-30 13:03:50
私も尿管結石やりましたが、
足首骨折やaclの手術の比にならない激痛でした。ホントに経験したことない痛みで。
よりによって山小屋でだなんて、泣けます。
ちゅちゅさんちらしいのかな、笑。

うちのダンナもたしか、
「ウン○してこい!」
と言い放ちましたよ‥‥ひどい。

石が出るまでは泌尿器科で処方された薬持参で山登ってました。
痛み始めで急いで飲んでも痛みがかなり緩和されます。
私も3度の痛みの後、自然に出てくれました。
お水沢山飲んでお大事に!
返信する
波瀾万丈 (花火星人)
2019-09-29 22:35:18
まずは、無事に下山おめでとうございます。
最初は『花火星人は行ってない黒部の山々いいなぁ~』なんて見ていましたが
いやはや、大変なことになっていたご様子。無事でよかったよかった。
会社の同僚にも定期的に尿管結石になるヤツがいますけど、あの痛みは救急車レベルと聞きました。
今まで自分も含めてヤバいトラブルになった経験はありませんが、常に心構えは必要ですね。

花火星人の山での一番のトラブルは、山仲間が朝日小屋で足に熱湯をかけて、大やけどしたことでしょうか。
今までの人生で一番真剣に走ったと思うくらい猛ダッシュで雪渓へ雪を取りに行って
とにかく冷やして回復を待っている間、『彼をおぶって下りるのは無理、せめてザックは背負えるか?(合わせて40キロくらい?)』とか
『歩けなければ、最悪ヘリ呼ぶしか無いか』とか諸々様々な可能性と選択肢を考えていました。
幸い、すぐに雪で冷やし続けたことで荷物も背負って自力で下山できるまで回復したので
なんとか事なきを得ることができたっていう、何のオチもない結末なんですけどね。

長くなりました。
とにかく、お互いご安全に楽しく山を歩きましょう!って事で。
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