カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

初雪真夏日パノラマ銀座・1

2017-10-13 | ヤマのこと

2017.10.6(金)~8(日)7年ぶりに北アルプス・パノラマ銀座へ

毎年恒例・だんな様の1週間休みWEEKがやってきました。
ですが、今年は私の会社が人手不足過ぎて有休下さいなんて言える状況ではない
・・・のだけど、なんとか1日だけ確保。

9月の三連休とか今回の三連休とか、本当は上高地方面の山に登りたかったけど、
この時期に上高地に行くのは混雑が苦手な我が家には無理、
でも北アルプスには行きたいので、混雑さけてまずは天気がダメでも行けそうな燕山荘に。




そしてご覧の通りの雨(´・ω・`)



---------------------------------------------------------

2017.10.6(金)


連休一日前なのでまだ人もまばらな中房登山口
ここは本当にいろんな思い出が詰まっていて忘れられない場所、
ついこないだだと思っていたけど、あれから7年ですか!年取ったな~



紅葉は・・・
残念ながら終っていました。



第一、第二、第三、富士見ベンチと順調に進み



合戦小屋到着
もちろんスイカはありません。人もいなくてスタッフの方々お掃除中でした。





さてもうひと頑張り
あと1週間早ければ、この辺りの紅葉もきれいだったのでしょうけどね




燕山荘が見えてからが長いんだよね・・・
青空だったらさぞかし美しい眺めなのでしょうけれど、さきほどから怪しい黒い雲と冷たい空気が。




と思ったら



とうとうキター!



天気予報が雪マークだったけどあたったみたい、大粒のみぞれが横殴り



ハイマツちゃんもびっくり



燕山荘の前も白くなってたけど、たいして濡れないうちに着いて何より。
この日が北アルプスの初雪だったそう。





手続きをして(web予約の場合は電話番号を入力すると自動で宿帳が出来上がるシステム!)部屋へ
あったかくてシアワセ



平日の特権、個室タイプにゆったり二人だけ
部屋ごとに違う畦地梅太郎の絵が飾ってあるのも嬉しい



サンルームのストーブにあたりながら濡れた髪を乾かします。
さすがに生ビール!という気分にはならずめずらしくケーキセット♪
いやほんと、ここは山の上のホテルですね。




ケーキを食べ始めると、先ほどまでのみぞれは雨に変わり、しかも土砂降り。
時折小降りになり燕岳が見えるものの、山頂行ったらずぶ濡れになりそうなので残念ながら今回はパス。
小屋で本を読んだり、昼寝をしたりとゆっくり過ごす。

でも明日の天気予報も朝の時点では雨。
あまりにザーザー降るので、明日もこんな天気だったら延泊かしら・・・
二泊だとさすがに暇を持て余しそうだからどうしましょ・・・なんて考えていた。


--------------------------------------------


18時からは楽しみな夕飯の時間
平日なので一回戦のみ、50名くらいだったでしょうか




食後はオーナーのお話。
三回目の燕山荘でようやくオーナーさんに会うことが出来て、それだけでも来た甲斐があった。

色々興味深いお話を伺う
・高山病や山での体調不良はだいたいが水分摂取不足
1時間あたり体重×4ccが必要 50kgの人なら200cc

なるほど、思い当たる節が・・・

その中でも勉強になったのが
「気温と風速と低体温症の関係」
今日のような”麓は雨で山の上は吹雪いている”状況での稜線歩きは危険と隣り合わせ、
最高気温と風速の差が10以上ある日は、低体温症のリスクがとても高くなる。

そうなのか!

最高気温がマイナス2度で、風速10mなんていう日はよくある訳で。
過去には何度もそういう日に登って痛い目に合ってたわ・・・

今更って言われそうだけど、低体温症のリスクを感覚でしか捉えていなかったわたし、
こうしてはっきりと数字でわかると、今後の山歩きの時に事前準備ができる、
危険意識を持って行動できる。
ぼやっとしている私の頭にも、今回しっかりインプットされました。

そして楽しみなオーナーのアルペンホルン
・・・だったのですが、今夜は吹けない、との事でほんの一瞬しか聞くことができませんでした。
赤沼オーナーは今日、大天井から燕山荘まで移動中、冷たい風を頬にまともに受けながら来たために、
ホルンの音を出すことが出来なくなったとのことでした。
それほど人間の身体というのは敏感なものだ、ということをリアルに知ることが出来ました。



翌日へ




■行程■

10/5 新宿21:00→松本24:10(前泊)
10/6 穂高駅バス8:00→中房温泉8:55 9:15→合戦小屋11:50→燕山荘13:05


 
  

ブログランキング・にほんブログ村へ