カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

キノコの山

2011-11-13 | イワテケン

酸ヶ湯温泉に寄り道してから帰省。


ダンナの実家に帰ると、私の大事な仕事のひとつ「ワンコの散歩」

 
(左から ハナエ  タロウ  チロ クロ・・・?)
8月にはまだかわいかった黒ワンたちも大きくなって・・・
だけど言うこと聞かなくて散歩にならん・・・このまま大きくなったらまずい感じ

残念だったのが私が帰る3日前に、タロウの親のるみ子が死んでしまったとのことでした。

(手前がるみ子)
小屋の前に倒れてたって。夏には一緒に散歩したのに・・
寿命だったのでしょう・・・推定14年くらい。とても賢い子でした、寂しいです。



翌日は義弟くんとキノコ狩りへ

 
シイタケ・ナメコ

 
大きな平茸

キノコ狩りなどしたことのなかった私は大喜び
さあ、次の場所へ移動しよう、と作業道を歩いていたときでした。

「ガサガサ・・ガサッ」

重たい音がして、前を行く義弟くんの足が止まり、次の瞬間二人で息を飲んだ。

「でたっ  ク・・・クマ」



しっかりとした大きさの真っ黒いヤツ(多分ツキノワ)が右の斜面から降りてきて、道を横切り、
左の斜面へと・・・

「こっちへ来ちゃダメだー」と大声をだして居場所を知らせる義弟クン。
「私たち二人だから大丈夫だよね?」と意味不明な発言のワタシ。
ただただじっと、通る過ぎるのを見つめていただけの二人でした。
カメラ、首からぶら下げてたのに写真を撮る、という行為ごと忘れてた
(この写真の矢印の先辺りにクマが行ったときに思い出してパチリ
いざという時はやっぱり動けなくなるものなのね・・・
クマ鈴持ってたのに油断して付けていかなかったから・・・登山道で鈴つけて、肝心なところで・・・



さすがに怖いので今日はこれで終わりにし、家に帰ります。
義母さんと留守番をしていたダンナに「くまに会いました」と報告。
この地域は昔からクマと共存している。トウモロコシやスモモも食べられちゃうし、
×○コも作業道でしょちゅう見かける。
でも地元に住んでいながら、義弟くんも義母さんも過去数十年で1,2回しか遭遇していない。私は二度目。
「やっぱりもってるなーーー義姉さんは
と義弟クンに言われてしまった・・・アハハ・・・ハ


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翌朝、「午前中ならクマはまだ活動していないから大丈夫だ」
というよく解らない理由で義母さんから励まされ懲りずにまた山へ。
犬を連れて行きたかったのだけど、どうも今のワンたちはキノコも食べちゃうらしい・・コマッタモンダ・・・


登山道などありません、自分の山ですから自由に登って行きます(わたしは一人では歩けませんけど)

 
なんてキレイな森 手付かずの自然林。
遠くへ紅葉探しに行く必要などなく、自分ちの山が一番きれいだったりして・・・

 
名もなき400mピークからは、青く輝く三陸の海がみえる。



見下ろす森は色とりどりの毛糸だま。



この時期に来たことなかったけど、こんなにキレイだったんだね。



巨大な朴葉


 
2時間近く歩くも、残念ながらさすがにもうM茸ちゃんには会えず、収穫ゼロ。



でも思いがけず紅葉を満喫した、キノコの山歩きでした


東北の旅、まだ続きます。