カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

北八ヶ岳・スノーキャンプ 2日目

2009-02-25 | ヤマのこと

その1はこちら

翌朝、テントの中に入れておいた水もモチロン凍っていたが、
シュラフの中は暖かくて助かった~。初めての緊張雪中テントでの一夜が終わった・・・


朝。小屋からあがる煙を見るだけでなんだかほっとする。
撤収作業は頑張って素早くやってみた、それでも足先がジンジン。
冬山用の靴も欲しいかな~

【7:20】
今日の予定は下山のみ。
他にも行ってみたいピークはあるけれど、ピッケルの必要な山には登ら(れ)ない私たち、
雪の森を楽しみながら、目指すは温泉 出発~!


(高見石小屋のテラスにほんのり朝日が注いできた)

目覚めの鈍い体にはちょうどよい、ゆるやかな「高見石小屋」までの登り。
夜中に雄叫び(?)が聞こえていたので、かもしかやリスに会えないものかとキョロキョロ。
・・・残念ながら会えませんでした。


【8:10】
「高見石小屋」で休憩。こちらでもテントが3張ありました。
バスの時間があるのでちょっと焦って出てきたけど、
余裕がありそうなので石の上まで行って見ます。


上がって見ると、さっきまでいた「白駒池」と「青苔荘」の赤い屋根が良く見えました、今日も天気良さそう。
池は全面凍結しているので、真っ白く浮かび上がっていました。
水汲み場も肉眼ではっきり確認(笑)向こうに見えるのは「浅間山?」


【8:25】
さていよいよ今日のメイン、「賽の河原」へ突入です!
「山あり谷あり」さんのレポを以前から拝見していたので、どんなに恐ろしいところか(笑)挑戦です!

最初は樹林帯をなだらかに下ります。このコースはトレースは細いですが良く歩かれているので安心です。
団体さんが2組ほど上がってきて、渋滞していたその先に・・・


おっと、見えました!これがウワサの「賽の河原」か~


雪の下に隠れきれない岩たちが頭をにょっきり出しています。
さえぎるものが何もないので、日差しが眩しいです!


前方には中央アルプス?景色を見ながらの下山は結構気持ちよい。
でも風が強くて、またしても鼻の感覚が・・・


振り返ってみると、こんな感じ。多分・・・やっぱり・・・夏はしんどそう・・・
今回は雪のおかげで全く歩きにくさを感じなくて、さくさく降りてこれて良かったです。
この時期なら登りも下りも問題なさそうです。heppocoさん、アリガトウゴザイマシタ。


ウワサのお地蔵様が・・・思わず手を合わせます。

ところで「賽の河原」の意味を調べると、もう一つの意味が、
"むだな努力のたとえ"
う~ん、この道歩くことを考えるとそっちのほうがしっくりくるかも^^;


再び樹林帯に入り、何回か橋を渡ります。
橋の上にも雪がこんもり。


【9:30】
渋の湯登山口が見えました~。
時間がかかると思っていたのに、夏のCT一時間半のところ、約1時間で下山。
今回は雪の恩恵を受けました。


さ~、温泉温泉
今回は前回入り損ねた「渋御殿湯」へ。
ちなみに「渋の湯ホテル」は冬季休業中。4月のGWに再開予定だそうです。

日帰り入浴は10:00からとのことなので、外で荷物整理などをして時間を待ちます。
そして一番乗りで・・・


碧いほうが冷泉、左の木の蓋が渡っている方が温泉、でした。
木の造りの内装が、山のいで湯っぽい風情がありイイ感じです~
誰も入っていなかったので、温まるまで時間がかかりましたが、
そのうち覚悟を決めて冷泉へ。温・冷に繰り返し浸かり、なんと1時間も入ってました。


ロビーには歴史ある宿の写真が。

雪山のあとの温泉ってやっぱり最高 
念願の湯にゆっくり入ることが出来、11:30のバスに揺られ茅野駅まで戻り、(バスは満席でした!)
初めての冬の北八ヶ岳の旅を満喫できました。

でも今年は雪が少なかったから私たちでも大丈夫だったけど、
雪の多い年だったら、小屋泊まりじゃないと厳しいかも~と思いました。
またまた色々勉強になった旅でした。

おしまい。
(でもまた来年も絶対行くよ