カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

霧ケ峰のニッコウキスゲ その2

2008-07-23 | ヤマのこと

その1はこちら

【霧ケ峰キャンプ場データ】


バス停「強清水」から徒歩5,6分
受付でテント一張¥700のみ(人数によって違うかも?)
水場炊事場あり
なんと!ごみも回収(分別ゴミ箱あり)してくれる親切なテント場でした。
さすが市営
たくさんのキャンパーがいましたがオートではないので静かでした。

地図に載っていた「鎌ケ池キャンプ場」に行くつもりだったのですが、
数年前に閉鎖になったとのことを教えてもらい、
仕方なく、だったのですが自然が一杯のキレイなところだったのでよかったです。


テント場では薪などは売っているが飲み物などは無し。
徒歩5,6分のところにある「ホテルこわしみず」
ここでビールやジュースは買える。
日帰り入浴もやっていた。


ちなみに忘れ物で取りに帰ったのはこちら。
マットと買ったばかりのmontbellシートホルダー。
クレイジークリークのが欲しかったが重くて断念。
この座椅子のすわり心地実験、がこのキャンプの目的の一つでもあったので。

このキャンプ場から車山山頂が見えます。

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【復路】強清水バス停11:00(¥930)⇒上諏訪駅12:05 =温泉入浴=
    中央高速バス上諏訪駅13:28⇒新宿18:35(往復料金¥5500)


夕方から天気があまりよくなかったので、期待していた星空は見れなかった。

朝、4:00に起きたらテントの外は霧!
少し待って見たが変化ないので支度をして散策に出かけます。

車道を<霧が峰インターチェンジ>まで歩くこと20分、まずは車山肩を目指して歩きます。


歩けども歩けども、霧。


車山肩方面も霧・・・

そうか、ここは 霧ケ峰 ・・・


まだ5:00台なのに途中カメラを構えた10人程度に出会う。
花に乗った鳥を撮る為にスタンバイだそうです。

カメラマン達の先へと進むと、霧の中にオレンジ色が増えてきた。


おーー!なんて一杯のニッコウキスゲ!

晴れていたら本当にきれいだろうな・・・


でも霧に濡れたキスゲだってキレイだ・・・・・もん。

45分ほどで<車山肩>に到着した。
この天気、そして6:00前なのに駐車場はほぼ一杯。
なるほど昨日ここを通過するのに2時間かかった、とぼやいていた
バス会社の方の言う意味が解った。
みんなが路駐をしてしまい、車道が車道でなくなるそうだ。
マナー悪し。

空気が冷たく、長袖でも寒いくらいだった。
早朝から地元の案内の方々があちこちに立っていた。

「今日の天気は・・・どうなんでしょうね?」
「気温が上がれば霧は晴れると思うんですが・・・8時頃かな」

ホントは晴れた状態で車山山頂からの景色が見たかったのだが、
帰りのバスの時間を考えると、8:00に山頂では絶対間に合わない。

また来ればいいよね。

今回は諦めて、車山湿原を通って「蝶々深山」「沢渡」経由で「強清水」
に戻ることに決めた。


風情のある「コロボックルヒュッテ」の脇の木道を進む。
多分、晴れていれば広々とした湿原が見えているはず。
イメージを膨らませて、見えない向こうの景色を想像するのも悪くない。


時々、湿原が見え隠れ。
ここでもたくさんのキスゲが揺れていた。


一瞬、雲が切れて見えた「車山レーダー」
なんだ、こんな近くを歩いていたんだ。

ほんの数秒でその姿は消えた。


正面に見える小高い丘の上に、まるでUFOが降り立つ時のように太陽の光が注いだ。
(見たことないけど)

でも又数秒で消えた・・・。なかなか青空は見せてもらえない。
だけど、代わりにいつも見ることの出来ない幻想的な風景を見せてもらった。


<蝶々深山>への緩やかな登り。なんて清清しい空気。


両脇にもニッコウキスゲがいっぱい咲いている。


振り返ると霧の中、歩いてきた木道がキラキラ光っていた。


山頂はガスに覆われ、何も見えなかったが満足だった。


さあ、帰ろう。
「沢渡」に向かって歩き始める。


先にのんびり歩いているご夫婦がいた。ゆっくりとした時間が流れている。


段々明るくなり、向こうに<八島ケ原湿原>が見えてきた。


昨日の混雑から考えたらなんて静かな高原歩き。
天気じゃなくても、やっぱり静かなほうがよかった、と感じた。

ぐるりと廻って、元の場所に到着。


8時を過ぎた頃、気温が上がり本当に太陽が見えてきた。



今回の歩きを終え、ソフトクリームと、ジョッキ牛乳で乾杯。


歩き終えたとたん、青空が広がってきたよ・・・




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冬の日初めてここに来て、あまりの素晴らしい景色に出会い、
夏、緑の高原になったらどんなに素敵だろう、
この目で確かめたい、とずっと願いながらここへ来た。
下界はあんなに青空だったのに・・・見たかった景色はお預け。


そんな時だってあるよね。
ゆったりしたいい旅だったね。




「またおいで~~~」
オミヤゲやさんの窓から顔を出した、ウシくんに励まされた。



温泉編につづく。



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