今、この場所から・・・

いつか素晴らしい世界になって、誰でもが望む旅を楽しめる、そんな世の中になりますように祈りつづけます。

未来予想図と現実とあるコマーシャルを見て思う(追記あり)

2020-10-23 15:18:37 | 生きて行くこと

最近の私、テレビニュースも見られない、この頃のニュースは殆どが嫌なことばかり報道していて、まあ現実の事なのだから仕方ないのだろうが、今の私に精神的にかなり弱っていて現実に起きている事を受け入れられない、せめて、コロナだけでも早く収束してほしいと祈るばかりです。

人間がこの地球上に誕生以来、自分以外の物を奪うという知恵(進化)を授かり地球の歴史は争いと奪い合いの歴史だからと私の中では折り合いをつける事が出来ないものぐるしさが漂ってしまう・・

今、テレビのコマーシャルである大手自動車メーカーが「スマートシティ」なる未来予想図を盛んに放映しているけれど、あれを見るたびに私はなぜか、昨年の台風被害に遭われた屋根をブルーシートを覆われた町や村の映像が、スマートシティの未来予想図に重なり合って、私の思考は混乱する、あのブルーシートの屋根の下で雨漏りによるカビに苦しんでいる方々は殆どは高齢者なのだそうでその苦しみを思い考えてしまう。

10年後の社会は普通に空を飛んでる車社会だと言ってた学者さんがいたけど、そんな風景を私はみる事が出来るのだろうか、未来の社会はきっとそうなのだろう、だが、現実はブルーシートの屋根の下で苦しみ続ける人々もいる、災害大国日本だから「未来予想図」も必要だろう、けれど、なぜ、富士山のすそ野なのか?単純な私はあの美しい富士山のすそ野より、荒れ果てた被災地で「スマートシティ」をつくることは出来ないのだろうかと、いろんな関係性、国際競争、経済的な問題もあるのだろうけど、私はあくまでド素人考えであって、AI,やデジタル化についていけない老いたババのたわごとですのでお許しください。

願わくば、未来社会は戦争や争いごとのない平和な世でありますように祈りながら・・・

追記

遠い昔、12月の富士山に入ったことが何度かあります、それぞれに厳しくて恐ろしほどの風が吹き、ほんの一瞬でも気をぬくと吹き飛ばされる、そしてその突風は石のつぶてとなり、何処から吹くのかも見当もつかない一瞬の出来事が繰り返しつづくのです。

しかし、海外の高い山に登るためには富士山でのトレーニングは欠かせない事でしたのでただ夢中になって、アイゼンの爪やピッケルを跳ね返すほどの硬い氷壁にひたすら向き合うそんな行為の中で、別のグループでしたが眼の前で滑落事故をみることもありました。

その時、ニュース報道と現実の違いがあることもはじめて知りました、死や事故を世間に公表されたくないし、それを止める力のある存在もあるのだと・・・

思い出の多い富士山、美しくて、厳しくて、そして大自然を感じさせてくれたことに感謝しありがとう・・・

 



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