CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

ファン心理のシフトアップを!!

2012-10-01 10:37:24 | 自転車

 ツール・ド・フランスを頂点とするUCIプロツールはTV中継もあるので、長年観戦し選手の名前などもかなり知っているのですが、TV中継のない国内の実業団のレースを見る機会がなく、日本人選手に関しては、既にUCIプロツールで走っている別府、新城、宮澤、土井といった選手の名前程度しか知らない状況でした。Cog_ph_jersey

 今年になってCANNONDALEのロードバイクを購入した関係で、COG(CANNONDALE OWNERS GROUP)というSNSに参加したところ、MTBのCANNONDALE FACTORY RACING所属の山本和弘選手の情報や実業団チームCANNONDALE SPACE ZEROPINTの情報などが得られるようになりました。
 COGメンバーたちの好きな選手を精一杯応援したいという熱意に背中を押され、今年初めて地元開催のツールド北海道を生観戦に出かけました。勿論、CANNONDALE SPACE ZEROPINTチームの応援が目的です。
 ところが、チームのメンバーでかろうじて名前を知っていた鈴木真理選手は怪我の為に不参加。加えて山岳がメインの第2ステージではほとんどのメンバーが遅れてしまい、総合優勝の可能性はゼロ!!海外組も参戦するS1クラスでは少々荷が重過ぎたのかと冷めた気持ちでモエレ沼公園のゴールを迎えることになりました。Img_0819s

 ツールド北海道は年々ステージ数が減り、今年は3ステージになってしまった関係で最終日はクリテリウムではなくなり、ゴール前で見られたのは500mほどのスプリントだけ。あっという間にゴールを駆け抜ける選手達。先頭集団には大柄な外国人選手二人とその奥に小柄な日本人選手がいたなくらいしか分りませんでしたが、ゴール後のアナウンスで3位の日本人がCANNONDALE SPACE ZEROPINTの小室雅成選手だと分った瞬間に鳥肌が立ったことを今でもはっきりと覚えています。Img_0818s

 表彰台の写真だけでも撮って帰ろうと思い、表彰式の会場へ行くとチームワゴン車(NIPPOはチームバスでした)の傍にレースを終えたばかりの小室選手がいて、写真撮影にも素敵な笑顔で応えてくれました。こうしてファンは増えていくのだなと感じた瞬間でした。
Img_0824s
 確かにツール・ド・フランスとツールド北海道では比較にならないのは良く分っていますが、こうして選手を身近で応援したいというファン心理は世界共通だと思います。ただ、残念ながらそのファン層が日本国内では薄過ぎるのは事実でしょう。その結果としてステージ数が減り、レース数が減り、国内の実業団選手達は苦しい生活を強いられる。これが今の日本のレース事情ではないかと感じてしまいます。
 海外では日本人選手の活躍が注目を集めていて、未来の新城や土井を生み出す母体である実業団レースはもっと盛り上がりを見せてもいいはずです。選手達はいつも目一杯なのですが、それを応援するファンの絶対数が海外に比べ少ないのはとても残念なことだと思います。Jfp01

 一方、COGメンバーはMTBのJシリーズで山本和弘選手を応援する為に、CANNONDALEの旗を持って出かけるのです。私自信もこうしたメンバー達の熱い心に魅せられてツールド北海道の観戦に初めて出かけた訳ですが、応援したチームの選手が3位表彰台という僥倖にも恵まれ、生観戦の虜になりつつあります。
 ただ、生観戦が叶わなくても、SNSや選手達のブログに応援メッセージを残すことはできます。また、自分が応援に行けなくても、地元のメンバーにSNSなどを利用して応援を呼びかけることも可能な時代になっています。
 未だ厳しい状況が続く日本の自転車競技界を盛り上げて行く為に、私たちファンに出来ることは、選手達に熱いエールを送り続けることしかないのかもしれません。そのエールが選手達に届き、それが選手達のパワーになり、勝利に繋がるのだと信じて!!
Iwaki_cr01
 昨日、いわきクリテリウムで優勝を果した小室選手、本当におめでとうございます、そして感動をありがとうございます!!実は9月29日の小室選手のブログに応援メッセージを書き込んでいたのです。
 自分が応援したから勝ったと思い込めるほど幸せなことはありません。そういう意味では、22年ぶりの小室選手の勝利は鳥肌ものでした。勿論、TV放送はありませんからレース速報をJBCFのWEBサイトで確認するしかなっかたのですが。レース結果だけを見るしかないのは確かに味気ないものなので、せめてインターネットでのストリーミング配信が可能にならないものかと願っているところです。
 何かを望み、それを叶えようとするなら、誰かがしてくれるのを待つのではなく、自ら行動することだと私は考えています。幸いインターネットやSNSなど普及で、いつでもどこからでもメッセージの発信は可能になっています。PCがなくても携帯やスマホからでもメッセージは送れます。原発反対運動がSNSを通して広がっているように、サイクリングファンとしてネットを通して地道にメッセージを発信し続けることが大切なのではないでしょうか?
 ファンの心理を「観て楽しむ」ことから「観て楽しみ発信する」ことへシフトアップできれば、必ずや日本の自転車界を変えられると信じて!!

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