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ロードバイクの空気抵抗を考える(7)

2024-08-08 14:34:02 | ロードバイクの科学
 極端なのが登りです。登りでエアロ効果を疑問視する向きもあるようですが、私の体感では15km/hを越えるとエアロ効果が出て来るようです。3~6%程度の緩斜面で15km/h~20km/h程度の速度域では明らかに楽に走ることが出来ることが分かりました。登りはバイク重量が軽い方が有利というのは勾配が急になる場合に限るようです。これは実際にプロのレースでも軽量のバイクではなく、エアロ系のオールラウンドバイクが山岳ステージでも使用されているのを見ても明らかでしょう。

 純粋なヒルクライムレースで重量制限がないのであれば軽量バイクが有利になると思いますが、それ以外ならエアロ系のオールラウンドバイクが有利だとプロも認めているのです。今年はヴィスマのヴィンゲゴーも軽量なR5ではなくエアロのS5を使っていました。これは下りでのエアロ効果は勿論、プロが登る速度域では登りでもエアロ効果が得られるという判断なのだと思います。

 実際、私が第3世代のSupersix EVOと第4世代のSupersix EVOで比較したところ、重量はリムブレーキモデルの第3世代のEVOの方が軽いのにも関わらず、第4世代のEVOの方が楽に速く登れることが分かりました。勿論、勾配が6%を越え、速度が10km/h前半にまで落ちてしまうと。単純に重力との戦いになってしまうのですが、6%以下で速度が15km/h以上の速度域ならギアにして1枚分は楽に走ることができるようです。
 最初はディープリムホイールで試し、2度目は既設のノーマルリムホイールで試しましたが、この速度域ではディープリムは風の影響を受けるだけで、メリットはほとんど感じられませんでした。むしろ、ノーマルリムホイールでフロントアウターで走り続けた結果の方が速かったという結果になってしまいました。
 
 




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