新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

裏金は入閣するための上納金なのか?

2024年01月28日 11時55分25秒 | 自民党裏金事件

朝のテレビで能登半島大地震の被災者の顔が映っていた際に、東京湾が震源地らしい震度4の揺れを感じた。
 
東京湾でM4.8の地震 東京都と神奈川県で震度4 津波の心配なし」 
 
まさに日本は地震大国であることが改めて実感した次第。
 
石川県内の被災者たちは地元の避難所が手狭になり人間らしい生活が送れないということから「2次避難所」に移動している。
 
本来は地元の安全な地域に仮設住宅を建てて住民を住まわせるのが石川県知事の仕事のはずだが、どうやらコヤツはトンデモないことを言い始めていた。
 
石川 馳知事 2次避難所を訪問 仮設住宅建設などの方針を説明
 

・・・前略・・・
その後、馳知事は避難している人に対し、3月に北陸新幹線の敦賀延伸を控え、観光客の受け入れもあることから旅館での避難に一定の区切りが必要になるという考えを示しました。


 
要するに、3月に北陸新幹線が敦賀まで延伸することから、観光客も増えるし、そのための旅館も必要だから「避難に一定の区切りが必要になる」という。
 
ようするに、北陸新幹線の延伸工事が完了したら出て行ってもらいたい、とて言ってるようなものだろう。
 


 
所詮、元自民党議員だったこんな輩に多くを期待するほうが間違っているかもしれない。
 
そんな自民党議員に、タイムリーな取材を試みたメディアがあった。
 
自民党の先生方に聞きました『政策活動費』にメスを入れない理由は何? 通常国会初日の騒がしさの中で
 

先生、なぜ「改革」しないんですか。
 自民党派閥の裏金事件を受けた政治改革の中間取りまとめに、批判が相次ぐ「政策活動費」の改革は盛り込まれなかった。使途不明で、金額もケタ違いの「ブラックボックス」をどう考えているのか。通常国会が開会した26日に登院した自民党議員を、東京新聞「こちら特報部」が直撃した。
◆党から議員に山分けされる多額の資金
 政策活動費は、政党から議員個人に支出される政治資金。例年、幹事長を筆頭に党幹部に「山分け」される。党の収支報告書には支出先の議員名や金額を記載するが、受け取った議員側に記載義務はない。自民党は2022年だけで他党を圧倒する14億円を支出。パーティー券裏金問題で不記載が判明した安倍派の6億円超(5年間分)、二階派の2億円超(同)をはるかに上回る。
 これほどの問題が、なぜ改革対象にならないのか。自民議員に聞くために、国会を訪れた。開会前の衆参本会議場周辺は、はかま姿で闊歩(かっぽ)する議員を含め、熱気ムンムン。若手議員が「派閥の件だけどさ…」と声をひそめて話す姿も。 
◆「びっくりしちゃったわよね」
 廊下を歩いていた朝日健太郎参院議員は「僕自身は派閥にも入っていないし、もらったことがないから少し分からない」と首をかしげた。党控室にいた1期目の衆院議員にも聞いたが、「幹部の人の話だから。そこだけ切り取って批判しても仕方がない」と的を射ない。本会議開会までの暇つぶしか、スマホゲームに視線を戻した。
 控室から出てきた元外務副大臣の城内実衆院議員は一瞬取材に応じる姿勢を見せたが、「政策活動費」という言葉を出した途端、「ん? ダメダメ」と背を向けた。大臣経験者の女性議員は「あまりに巨額でびっくりしちゃったわよね」とどこ吹く風。「これ、取材なのですが…」と水を向けたが、「事務所にアポを入れてもらえればちゃんと答えますから」と立ち去っていった。
 意外に緊張感を感じない「裏金国会」。本会議終了後、大勢の記者に囲まれた森山裕総務会長にも質問した。「何ですか? 政策活動費?」と聞き返し、数秒の間の後、「あれは自民党だけじゃないから、決められない。各党で議論が始まっていくんじゃないですか」と人ごとのように話した。
◆結局裏金づくりはやめたくないという意思表示
 自民党は10日、岸田文雄総裁を本部長に「政治刷新本部」を設置。24日に自公両党が政策活動費の見直しの必要性を認識することで一致したが、自民側は「野党にも不透明な資金がある」と言いのけた。25日に正式決定された中間取りまとめに記載はなく、意気込みは感じられない。
 刷新本部で有識者として意見を述べた東大の谷口将紀教授(現代日本政治論)は「中間取りまとめに書かれたことを確実に進めてもらうと同時に、これで終わりだと思わないでもらいたいと、社会がウオッチし続けることが肝心だ」と指摘する。
 そもそも政策活動費は政治資金規正法を改正し、「抜け穴」となっている条項を削除すれば廃止できるカネだ。一連の裏金問題を告発した神戸学院大の上脇博之教授(憲法)は「極めて簡単な話なのに、できないのは、結局裏金づくりはやめたくないという意思表示だと受け取らざるを得ない」と語気を強める。
 「派閥のパーティーだけ制約しても、逆に政策活動費の額や対象者が増える可能性もある。急に廃止するのが難しければ、使途を順次公開するなど覚悟を示してほしい。でなければ、裏金で政治を進めてきた党の言葉など誰も信じない」


 


 
ところで安倍派を始めとする解散を宣言した各派閥としての裏金の剰余金はどうなるのか?
 
安倍派解散、政治責任は棚上げで政治資金の行方は…億単位の余剰金には「山分け」の噂が
 

通常国会が召集された26日、自民党派閥の裏金事件で解散を決めた清和会(安倍派)が店じまいに向けて本格始動した。「5人衆」を含む派閥幹部7人は一様に自身の政治責任を棚上げ。党内から安倍派幹部の離党や議員辞職を求める声が上がっているのに、誰ひとりケジメをつけようとしない。派内のカネの行方をめぐり、スッタモンダしているというからア然だ。
今国会は裏金事件で逮捕者を出した安倍派の委員長11人が交代し、岸田首相の施政方針演説も先送りされる異例の日程。召集日に池田佳隆衆院議員が政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪で起訴され、「裏金国会」にふさわしい幕開けとなった一方、東京地検特捜部は「5人衆」を含む幹部7人は嫌疑なしで不起訴処分。裏金事件をめぐる捜査は計10人の立件で事実上、終結し、今後の舞台は検察審査会に移る。

 こうした中、安倍派は26日、常任幹事会を国会内で開催。「5人衆」も参加し、31日にも政治資金収支報告書の訂正を総務省に届け出ることを確認した。当初は幹部の政治責任について議論が交わされるとみられていたが、主要テーマは「残務処理」だったという。
「5人衆」の1人である萩生田前政調会長は幹事会後、記者に囲まれるも、問いかけをすべて無視。エレベーターに乗り込んで、腕を組み、ふてぶてしさを隠さなかった。 
ツラの皮の厚さは他の幹部も同じだ。裏金問題への説明を拒み続けていた松野前官房長官が幹事会後に初めて会見。「国民の皆さまに大きな政治不信を招いたことを心からおわび申し上げる」と謝罪したものの、裏金づくりへの関与についてはシラを切り通した。

 松野氏は2019年9月から21年10月までの2年間、事務総長を務めていた。実務を取り仕切る立場だったが、「(派閥)事務局から経理・会計に関する事項について、決裁を含め何か判断を求められたり、報告を受けたりしたことはない」などとノラリクラリ。離党や議員辞職の意向を問われると、「議員の地位は有権者から預かった極めて大切な役」と居直り、「職責を果たしていきたい」「自民党において活動を続ける」と言い張った。

■「能登半島地震の被災地への寄付が落としどころでは」
 安倍派幹部は「国民の信頼回復に努める」と口を揃えるが、まったく信用ならない。「清和会解散に向け、数億円とされる資金をどのように処分するか、議論されており、『山分けしたらいい』との声もある」(安倍派関係者)という。
22年分の収支報告書によると、安倍派の繰越金は約1.5億円。所属議員96人に均等に分配した場合、1人あたり約150万円を手にすることになる。立正大法制研究所特別研究員の浦野広明氏(税法)は、「派閥は法人税法違反、議員は所得税法違反の疑いが持たれる中で、派閥のカネの処分を議論すること自体、おかしな話」と指摘する。

 残余金の扱いはどうケリをつけるべきなのか。政治アナリストの伊藤惇夫氏がこう言う。
「まず他に政治団体をつくってプールすることが考えられますが、これでは派閥を解散した意味がない。『山分け』なんてしたら、世間から猛批判を浴びることは間違いない。能登半島地震の被災地への寄付が落としどころではないか」
 厚顔無恥の議員に還流するなんてあり得ない。市民の困りごとを解決する政治家の原点に立ち返ろうという発想はないのか。期待する方がオボコイのか。
  
 


 
まあ、今の日本の似非政治家の実態なのであろう。
 
ところで、話は変わるが最近の若者(たとえばZ世代)中心のドラマには全く見る価値もないと感じているオジサンは自然と昔の、それも江戸時代を舞台にした時代劇を毎晩見ているのだが、必ず登場するのが大店の商人と結託した出世願望の強い直参旗本連中である。
 
たとえばこんな会話の場面がある。
 
大黒屋、今度若年寄になるには、千両箱があと3つほど必要だ!
 
実は現在でもこんなことが続いていると、老ジャーナリストは暴露している。
 
「本澤二郎の「日本の風景」(5057)
 

<「自民やくざ党」の裏金脱税上納金システム?>
自民党の安倍・清和会の裏金疑惑脱税事件は、まだほんの入り口に過ぎないが、昨日あたりから清和会の裏金危機で崩壊寸前のありさまに驚いたらしく、これまで地元の能登半島地震大災害についても雲隠れしてきた五輪疑惑の元凶・森喜朗が、とうとう永田町に姿を見せたようだ。
「まるでおっとり刀で俺が神風を吹かせて退治してやるということらしいが、成果は無理だろう。おっちょこちょいのでたらめ発言で知られる御仁が、テレビでわめいてもまず効果はない」という。
第一、森が始めた清和会の裏金システムを取材する記者が一人もいないというのも寂しい。「笹川ギャンブル財団が用意してくれた事務所でじっとしていた」ということらしいが、認知症にかかっていなければいいのだが。
さて本日紹介する裏金問題は、もっと大きい。「今後どうする入閣のための裏金脱税上納資金5000万円+α?」をどうするのか。
自民党とやくざの深い関係は、今では公明党とやくざの関係(木更津レイプ殺人事件)にも伝染している。前者の場合は、上納金次第で人事が決まる。大分以前でも5000万円用意しないと大臣になれなかった。これは清和会に限らないだろうが。
派閥の親分の懐は、党や内閣人事の際に暴利を懐に入れる好機なのだが、自民党の政治刷新会議で議論されているのかどうか?
<議員辞職の谷川弥一はスケープゴート、皆同じ>
筆者は清和会の谷川弥一を誉めている。彼は覚悟の上で議員辞職をした。ほかの連中は逃げまくっている。ほとんどが同じことをしている。一人で真っ当な責任を取ったのだから。
官房長官の松野博一は悪い。一番最後にうその釈明会見、その前が萩生田光一だった。この二人を落選させる市民運動が起きるだろう。谷川を国会からはじき出して、自分たちは離党もしない、議員辞職もしないというのだから。逃げ得を許さない!
有権者を馬鹿にし過ぎている。松野は官房機密費について何か語ったのか。国民の血税をちょろまかしたと見られている。世論の風圧を計算した上での会見は姑息すぎる。
<福田・清和会のN太郎は「5000万円用意」?>
もうはるか昔のことであるが、福田赳夫が評価していた参院議員のN太郎が、突然30代の記者に向かって「5000万円が相場らしいが、どうだろうか」と聞いてきた。
入閣のための上納金のことなど、当時の政治記者は知らなかった。生来、カネとは縁が薄い。中曽根後継人事で社長の徳間は「安倍晋太郎がいい」という。安倍は岸の娘婿、戦争が絡んでいる。よくないに決まっている。彼はおそらくナベツネに声をかけられていたのだろう。「私は護憲リベラルの宮澤喜一がベターだ」といって突っぱねて、倒産寸前の新聞社をやめた。退職金300万円。信念を貫いた。結果は、中曽根が竹下を選んだ。カネである。世界なんとか研究所の資金を竹下が用意したというのが真相だろう。
N太郎はめでたく外相に起用された。彼の母親は、池田勇人内閣で厚生大臣を務めている。彼は外相になると、俄然改憲を言い出した。彼をリベラルと買いかぶっていたのだが、見事に裏切られてしまった。日本の外交官の中には「武器弾薬がないと外交ができない」というおかしな輩が少なくない。それも彼の人生を狂わせる。彼の運転手が、今の維新の代表だという。あきれてものも言う気がしない。
<岸信介の兄貴分・千葉三郎は「二度と閣僚にならない」>
「二度と大臣にならない」と言い張った御仁がいた。千葉三郎だ。彼も清和会に所属していた。東京帝大で、岸の先輩だった。そのため、岸を「岸君」と呼んでいた。
初めて労相になって房総半島の茂原に錦を飾った。しかし、もう二度と猟官運動はしないとも言い張った。理由は大金を上納しないと大臣に起用されないことを知った、そのためだった。閣僚の多くは上納金を派閥の親分に差し出さないと大臣になることは出来ない。
どうだろう、人事の多くはこの上納金システムで決まる。むろん、例外はあるのだが、それはごく一部である。そうしてみると、谷川の裏金作りは、少しでも早く大臣になって、地元長崎県に国の予算を分捕ってきたやるというもので、多くの自民党議員も同じことをしてきている。
松野・萩生田・塩谷・西村・下村・高木ら清和会幹部は、今も谷川をスケープゴートにして逃げまくっている。人間として谷川に軍配を上げたい。この判断を読者はどう見てくれる?
宇都宮徳馬さんのいう「50、60鼻たれ小僧、男盛りは真っ八十」は本当である。小僧の最悪の事例が安倍であり、清和会ということになる。国民は目を覚まして声を上げよう!
2024年1月27日記(日本記者クラブ会員)
自民党の安倍・別動隊の正体!
 (読売)通常国会で最大の焦点となる見通しの政治資金の問題を巡り、日本維新の会が改革姿勢を打ち出せないでいる。改革の柱となる政治資金パーティーについて、廃止を求める地域政党・大阪維新の会側と意見が対立しているためで、身上とする「身を切る改革」を示せない国会議員に対し、地方からは不満も漏れている。


 
やはり「裏金の使い道が今でも残る上納金システムであることなのだろう、とオジサンは思う。  
 

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