新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

メディアが騒がない倍晋三のウラジオストクでの国辱ものの大恥

2019年09月08日 10時33分23秒 | 安倍外交


連日、日本のメディアはお隣の韓国の法相候補の疑惑叩きに余念がない。
 
すでに明らかになっているように、テレビ現場では「韓国叩き」が視聴率アップにつながると平然と語られているようだ。
 
もっと日本の外交報道に力を入れるべきだという声も多かったが、すでに日米FTAでは米国の言いなりの結果に終わっている。
 
そしてそれを厳しく批判するメディアも皆無である。
 
日米安保条約で米国の核の傘に収まっている日本は、独自の防衛政策を取ることができず、むしろ日本の防衛には全く役立たずの高額の武器装備を米国から買わされているということを、米国と敵対しているロシアからは完璧に見透かされており、日本を自主独立国としては見ていないのは明らかである。
 
それにもかかわらず頭の中は「お花畑」の安倍晋三は見事に大恥をかいてしまった。
 

<領土返還は絶望的…安倍首相“ポエム演説”にネット民も呆然>
 2019/09/07 日刊ゲンダイ
 〈これってポエムだろう〉〈必死に笑いをこらえるプーチンの表情が「笑ってはいけない」の出演者とソックリだよ〉――。5日、ロシア極東ウラジオストクで開催された国際会議「東方経済フォーラム」に出席した安倍首相の演説に対し、ネット住民が呆れ果てている。
 全体会合で行われた安倍首相の演説はざっとこんな内容だった。
「ウラジーミル。君と僕は、同じ未来を見ている。行きましょう。ロシアの若人のために。そして、日本の未来を担う人々のために。ゴールまで、ウラジーミル、2人の力で、駆けて、駆け、駆け抜けようではありませんか。歴史に対する責任を、互いに果たしてまいりましょう。平和条約を結び、両国国民が持つ無限の可能性を、一気に解き放ちましょう。そのほとんど次の刹那、日本とロシアの連結は、地域を変える。世界を、大きく変え始めるでしょう」
 領土問題を抱える相手国のトップを「君」と親しみを込めて呼び、すがるような目をしながら「同じ未来を見ている」「2人の力で駆け抜けよう」と呼び掛ける。ほとんど“青年の主張”のような演説で、領土返還を迫る“迫力”はどこにもなかった。
 笑いをこらえたかのように見えたプーチン大統領には、北方領土の返還が絶望的となった安倍首相が「空想の世界」に逃げた――と見えたのではないか。
 そもそも、プーチンが日本との前提条件なしの平和条約締結を呼びかけたのは、ちょうど1年前のこの会議だった。プーチンの挑発的な発言を真に受けた安倍首相は、歴代政権が積み上げてきた「4島の帰属問題を解決」という従来の日本政府の方針を勝手に転換して「2島返還」に舵を切り、3000億円もの経済協力まで約束した。ところが、結局、日ロ交渉は1ミリも進展しなかった。
 マトモな国なら、だまされたことに気づき、ひとまず距離を置くものだ。ところが安倍首相は、「プーチン大統領と27回目の首脳会談」などと大はしゃぎで会議に出掛け、プーチンが色丹島に完成したロシア産・水産加工場の従業員をTV電話で激励する姿を見ても直接抗議はせず。その揚げ句のポエム演説だったから、ネット住民が大騒ぎするのもムリはない。元外務省国際情報局長の孫崎享氏はこう言う。
ロシアは北方4島に対するプレゼンス(存在感)を強める姿勢をますます鮮明にしていて、日ロの領土問題は間違いなく後退したと言っていい。現実的な解決策が見つからないため、演説がスローガン的な内容になる。(ポエム調は)交渉行き詰まりの証左とも言えるでしょう」
 安倍首相が韓国叩きに走るワケだ。  

ネットの声もかなり的確に冷静にみているようだ。  

 

【北方領土 「スターリンが手に入れた」 プーチン氏(19/09/07)】
 

安倍晋三の「馬鹿の一つ覚え」なのか、スピーチ原稿を書いた側近の知識不足なのかは不明だが、そもそも、ウラジーミルという呼び方は、英語式のファーストネーム呼びであり、ロシア語は違う。
 
ウラジーミルと呼ぶ時は、父称を付けてウラジーミル・ウラジロヴィッチって呼ぶのが常識らしい。
 
残念ながら官邸主導の日露首脳会談なので外務省は主導権を取られ、あえて安倍晋三に恥をかかせているのではないだろうか、とオジサンは思う。   

 


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