新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

菅義偉の仕掛けで安倍晋三の包囲網ができつつある

2020年11月30日 12時24分20秒 | 桜を見る会

1年前に、「安倍政権の言い訳やウソの辻褄を合わせるため壊れてしまった日本の官僚」というオジサンのつぶや気の中で「桜を見る会」の出席者をめぐるいくつかの疑惑が起きて、当時はこんなツーショット写真が拡散されていた。
    
 
その1週間前には、「『桜を見る会』前夜祭問題でニューオータニ総支配人が文春の直撃に「(即位)晩餐会をやっていただいた』 入札なしの発注に疑惑も」という記事の中にこんな人物の名前が登場していた。
 

・・・。実際、「週刊文春」の記事でも、夜に安倍首相が異例の約20分のぶら下がり取材を決行した15日、ニューオータニの広報部長ら2人が議員会館にある安倍事務所に呼び出され、「会費5000円」ということが「厳重に“確認”」されたと官邸関係者が証言。安倍首相の政策秘書である初村滝一郎氏が官邸に出向いてその報告をおこなったと伝えている。つまり、“口裏合わせ”を済ませた上で、安倍首相は不意打ちのぶら下がり取材をおこなったのだ。ちなみに初村氏といえば、森友問題が発覚し昭恵夫人が名誉校長を辞任した際も、森友側に「(名誉校長から)降ろせ」「今日中に顔写真すべて外せ」と「コワモテの声で」打診したと籠池氏に証言されたこともある。

 
2年前には、この件を裏付けるこんな記事も出ていた。
 
“獄中手記”で暴露 籠池夫人が明かした森友問題の核心部分
  
・・・。森友問題が最初に報道された直後の昨年2月下旬、当時の佐川宣寿財務省理財局長から「10日間ほど身を隠してほしい」と連絡があったことを、諄子氏が担当弁護士から聞いたと書かれている。
 つまり、佐川氏から人づてに「身を隠せ」と指令を受けたわけだが、夫妻が“雲隠れ”中の同2月23日にはナント、安倍首相事務所の初村滝一郎秘書から籠池前理事長に直接、電話が入った。
〈至急、名誉校長から昭恵夫人の名を消してほしい。ついてはこちらからすぐにそれについてのファックスを学園に送るので、ホームページから昭恵夫人の名前と写真を外してください〉と、強い口調で言われたと記されている。

    
たびたび登場する初村滝一郎とは安倍晋三の政策秘書である。

この写真からもわかるように初村滝一郎は単なる秘書どころか「安倍晋三一派」なのである。

 
 
政策秘書とは?事務所の要である政策秘書の仕事を徹底解説」によれば、政策秘書は事務所の要となる秘書であり、議員秘書の中でも政策担当秘書は職務内容の専門性が高いため、最も報酬が高額の国家公務員という身分である。
 
したがって、菅義偉流に言えば「国家公務員の任命権は総理大臣にある」ので、その任命した国家公務員が不祥事や刑事事件を起こせば、当然任命権者の責任が問われることになる。 
 
最近では「桜を見る会」の前夜祭の会費補填疑に関して検察に任意で事情徴収された公設第一秘書の身を案じる声が巷から聞こえてくる。
 
1998年、リクルートコスモスの未公開株を使った贈収賄事件で当時の竹下登首相の秘書の青木伊平が「自殺」したとされる事件をが起きていた。
 
公式発表は自殺だったが、「死因を巡って」はその後さまざまな憶測が生まれ他殺説もあったほどであった。
 
今回の事案は公設秘書が自分でやり、安倍晋三には知らせていないという常識では信じられない供述をしている。
 
それを知ってなのか、あらかじめ言いくるませていたのかは不明だが、安倍晋三は「秘書から問題はない」と聞いているといい、その安倍晋三から説明を受けた菅義偉も「問題はない」と、安倍晋三の秘書にすべての責任をかぶせるつもりらしい。
 
ヤクザの親分の命を受けて殺人を犯した場合本人が自首しても、ヤクザの親分にも責任が及ぶという「組長責任訴訟 」で最高裁が認定している。
 
そしてついに安倍晋三の周辺からもこんな声が上がっていた。
 
『桜』、安倍氏は説明を 与党幹部
 
◆自民党の野田聖子幹事長代行前首相が自らの言葉で説明責任を果たしていくべきだ」 
 
◆公明党の石井啓一幹事長疑惑を抱かれた政治家は説明責任を果たすことが大事だ。いずれ適切な時期に説明責任を尽くしてもらいたい

そしてポスト安倍晋三と言われながらも埋没しているこの男も、

安倍氏、説明努力が大事 『桜を見る会』巡り岸田氏」。
 
もはや「総裁・総理」の座から降りた唯の議員には自由に言えるらしい。
 
橋下氏、安倍氏『議員辞職もやむなし』 桜を見る会『確認すれば分かる』
   
まさに「池に落ちたポチは叩け」状態か。

      
もっとも「機を見るに敏なり」といわれているこの輩。
 
ネット上ではこんな核心を突いた見方があった。
 
橋下氏の発言には一貫性とか論理性なんてものは微塵もなく、自分がその時に主張したいことからスタートし、めちゃくちゃな自己流根拠を構築するだけの人だと思ってますが、そんな橋下氏が安倍氏を切り捨てるような発言をするということは、どういうことなのでしょうか(もし安倍氏を擁護することが自分の利になるなら、めちゃくちゃな自己流根拠で擁護しまくるはずです。現に学術会議問題はそうしてます)。やはり、桜と学術会議問題は連動しており、安倍VS菅の暗闘が裏にあり、橋下氏は現在の権力者にすり寄っていると見るのが妥当ではないでしょうか。どうですか?

 
当たらずとも遠からずといったところなのだが、やはり来年以降も「権力者の座」に居座りたい菅義偉の権力欲は強く、検察に季節外れの「桜」を咲かせることができるのは菅義偉しかおらず、やはり「安倍VS菅の暗闘」は今後も続くかもしれない、とオジサンは思う。 
   
 

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