新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

浜の真砂は尽きるとも安倍晋三にまつわる疑惑は尽きまじ

2022年05月28日 11時51分48秒 | 桜を見る会

政府の「ワクチン接種奨励」に対しては一切無視してきたのだが、松野官房長官の「屋外では2メートル以上の距離を確保できている場合、外すことを推奨している」との発言を素直に受けて、3日前から午後の散歩のときにはマスクを外している。
 
最初は不審な目で見られたり、歩道の反対側に避けられたりしていたが、夏日ともなれば、熱中症からわが身を守るためにもマスクを外している人が増えてきたようである。
 
マスクを外すと車道ではない公園の中を歩くと新緑の木々の香りが感じるようになり、またすれ違った女性の香水(?)の残り香も感じられるようになってきた。
 
昨日の午前中は5月にしては異常な暴風雨に見舞われたのだが、近くの川沿いを歩くと花はすでに散ってしまったが桜の木は新しい葉でおおわれている。
 
しかし最近、散ったはずの桜に関する疑惑が再び持ち上がっていた。
 
刑事訴訟法に基づき東京地検に事件記録の閲覧を請求した赤旗編集部が 在京大手紙にはできないこんな事実をつかんでいた。
 


 
『桜を見る会』夕食会にサントリーが3年間、酒を無償提供 識者「違法な寄付の可能性
 
       
           【東京新聞より】
     

安倍晋三元首相の後援会が「桜を見る会」前日に主催した夕食会で、サントリーホールディングスが2017〜19年、計400本近い酒類を無償で提供していたことが分かった。政治資金規正法は企業の政治家個人への寄付を禁じており、「違法な企業献金に当たる可能性がある」との指摘が出ている。
本紙に開示された配川はいかわ博之元公設第一秘書=同法違反罪で略式命令=の刑事確定記録で、会場のホテル側が作成した資料に「持ち込み」として酒類の記載があり、同社の電話番号も書かれていた。同社広報担当者は無償提供を認めた上で「安倍議員事務所から多くの方が集まると聞き、製品を知ってもらう機会と考え、夕食会に協賛した」と説明。17〜19年だけでなく16年を加えた4年間に毎年約15万円分を提供したという。
 夕食会は毎年参加者から1人5000円を徴収し、不足分を安倍氏側が補填てんしていた。酒を持ち込んだ理由について、東京の秘書は供述調書で、補填が有権者への違法な寄付に当たる恐れから「ホテルでの飲食代金を抑えるため」としている。
 安倍氏関連の政治資金収支報告書に同社からの寄付の記載はない。岩井奉信ともあき日大名誉教授(政治学)は「政治的集会の認識もあったはずで、純粋な宣伝目的とは言えず、主催した後援会への違法な寄付に当たる可能性が高い」と指摘。一方、元東京地検特捜部検事の高井康行弁護士は「夕食会への協賛との説明では寄付を受ける主体が明確ではない。参加者に振る舞うためなら実質的な寄付先は参加者で、違法とは言えない」と述べた。安倍氏の事務所は「担当者がおらず、答えられない」とした。(小沢慧一)
◆安倍政権に近いサントリー社長
 サントリーホールディングスの新浪剛史社長は安倍政権下の2014年9月以降、政府の経済財政諮問会議の民間議員を務めている。同社は自民党の政治資金団体「国民政治協会」に対し、毎年500万円前後を献金している。
 一方、同業のキリンホールディングスは「たとえ要請があっても政治家に無償で製品を提供することはない」と説明。アサヒグループジャパンも「お客さまにお金を支払って購入していただくものなので、政治家のパーティーなどに提供することはない」と話した。(奥村圭吾)


個人的には、業界初の糖質ゼロの「サントリーパーフェクトビール」の愛飲者であったので残念であった。(ビールには罪がない!)
 
早速、夕刊紙やWeb記事には、もう少しセンセーショナルなタイトル記事が踊っていた。
 
社長はアベ友…『桜を見る会』前夜祭にサントリーがお酒無償提供で関与の衝撃
 
現金以外の物品、つまり酒の供与や交付も政治資金規正法の『寄付』にあたり、収支報告書への記載義務がある。また、企業が寄付できるのは支部を含めた政党か政治資金団体に限られ、『安倍晋三後援会』は該当しません。企業からの酒の無償提供は贈る側も受けた側も規正法違反にあたるためか、安倍事務所は報告書に記載していません。違法に違法を重ねた事務所の管理責任について、改めて安倍氏は自身の口から説明すべきです
(政治資金問題に詳しい神戸学院大上脇博之教授)  
 
新浪社長は15年10月にサントリーの鳥井副会長、16年10月には佐治会長が同席する中、2年連続で当時の安倍首相や麻生財相ら政府・自民党の要人と高級ホテルで懇談。いずれも税制改正の議論が大詰めを迎える直前で、その後にビール系飲料の税率統一など酒税法の見直しが先送りされた。低税率の『第3のビール』の売上比率の高いサントリーには追い風で、『安倍政権を操る』とニュースサイトに報じられたものです(経済ジャーナリスト) 
  
「(会費の)不足分を、安倍代議士個人や安倍代議士の関係政治団体が負担することになれば、前夜祭に参加した地元の有権者に対する寄付に該当し公職選挙法に違反するおそれがあることは分かっていました。そのため、私は、前夜祭の会場でホテルから提供される飲食の代金を抑えるため、前夜祭の会場にお酒を持ち込んだ」 
 
安倍元首相『桜前夜祭』問題に新事実! 安倍事務所が大量の酒を有権者にふるまっていた! しかもサントリー本社が酒を無償提供

サントリーホールディングスの社長を務める新浪剛史氏は、ローソン社長時代だった第一次安倍政権のときから「安倍首相に近い経済人」として名を取り沙汰されてきた人物で、2013年に安倍政権の成長戦略づくりを担う「産業競争力会議」の民間議員に抜擢。2014年からは経済財政諮問会議のメンバーに起用されたほか、安倍首相と会食やゴルフ、演奏会鑑賞をともにしてきた関係にある。
 そればかりか、2018年の「桜を見る会」前夜祭は4月20日に開催されたが、その約1週間前である4月12日に安倍首相と新浪社長は面談をおこなっており、さらに2019年の前夜祭が開催される1週間前である4月5日にも安倍首相と新浪社長は会食をおこなっていたのだ。
 つまり、前夜祭への酒の無償提供は安倍氏と新浪氏の親交からおこなわれたものとしか考えられないものである上、秘書が費用補填の違法性を認識して「前夜祭の飲食の代金を抑えなくてはならない」ことから酒を持ち込んでいたのを、安倍氏自身も認識・理解していたとしか考えられないのだ。
 安倍が国会で明細書提出拒否したのは、新たな利益供与とサントリー無償提供を隠すため
 。国会での追及で安倍首相は「明細書は営業の秘密にかかわる」などと強弁した挙げ句、安倍側が費用補填の事実を認めたあとも、安倍事務所は野党からホテルの明細書の再発行を求められると「ホテル側に確認したところ、明細書は再発行しないと確認した」などと回答していた。だが、実際にはホテル側は東京地検に明細書を提出しており、その明細書には酒の持ち込みを示す記載があったのだ。
 ようするに、安倍氏が明細書の提出を頑なに拒否しつづけたのは、違法性が疑われるサントリーからの酒の無償提供および地元有権者への利益供与という新たな問題の発覚を恐れたためではないのか。
 前夜祭問題をめぐっては、安倍氏の秘書や事務所関係者らが当初から「違法性」を認識していた「確信犯」だったことが、一部開示された供述調書から明らかになっている。にもかかわらず、費用補填の問題では誰ひとりとして起訴されず、不問に付された。しかも、捜査のなかでサントリーによる政治資金規正法違反が疑われる寄附および収支報告書への不記載があったこと、その酒を有権者に振る舞っていたという利益供与の問題が判明したというのに、それらも検察はスルーしていたのだ。つまり、あらためてこの捜査がいかにお手盛りなものだったかがはっきりしたといえるだろう。
 だが、供述調書の開示以降、今回のような新たな事実や安倍氏の虚偽答弁の悪質性が判明しているというのに、メディア、とりわけテレビは、鬼の首をとったように阿武町の4630万円振り込みミス問題を報じている一方、有権者への利益供与という重大事である前夜祭問題をほぼ無視しつづけている。しかも、この前夜祭問題で虚偽答弁を118回もおこなった安倍氏の責任を問うこともなく、いまだに安倍氏を影響力のある人物として扱い、「防衛費倍増」などの発言をただ垂れ流している。
 検察とメディアの不作為によって、闇に葬られようとしている「桜を見る会」前夜祭問題。政治と司法、メディアの異常な状況に抗するためにも、安倍氏の責任を問いつづけなければならないだろう


 
まさに文字通りの、「浜の真砂は尽きるとも安倍晋三にまつわる疑惑は尽きまじ」である。
 
ところで、紙のメディアでは赤旗編集部の仕事が群を抜くのだが、週刊誌ではやはり「文春砲」であり、それがけっして「単発」ではないことは、今までの報道のやり方をみれば周知のことである。
 
そんな文春砲の攻め方を知らずして、簡単に抗議文をだして「ハイお仕舞」と思っていたのが老醜むき出しの自民党の細田博之衆院議長である。
 
 


もはや庇う連中は皆無であった。
 
【細田議長】“セクハラ”報道に「訴訟も視野」対決姿勢
 

首相“セクハラ軽く考えてはならない” 細田議長めぐり野党反発 
 
通常国会閉鎖後6月15日後に事実無根で文春を告訴するとのことだが、これは自民党議員のお決まりの逃げ道。
 
国会の本会議の議長は国会議員として最後の花道であるのだが、自らその道を汚してしまった。
 
議長不在の場合は当然「海江田万里副議長」がいるのだろうから、国会という立法府の長がセクハラで容疑を国会で説明責任を果たさず、裁判で争うという国会を軽視する議長は即刻議長の職を辞するべきなのであろう、とオジサンは思う。
  
 

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