新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

同じ穴の狢の安倍晋三と菅義偉はもはや一蓮托生

2020年11月27日 11時46分35秒 | 桜を見る会

「鉄壁」とか「鉄人」といういう言葉の「鉄」という漢字は決して悪印象を与えない。
 
むしろ「逞しさ」とか「強さ」を連想させられる。 
 
ましてや「鉄板焼き」とくれば誰でもが食欲をそそられる気になる。 
 
しかし「答弁」に「鉄板」という言葉が頭につくと一気に内容が変わってくる。
 
菅首相のGoTo“鉄板答弁”破綻「4000万人中、感染者180人」(日刊ゲンダイ

大阪市と札幌市でついにGo To トラベルの一時停止が決まった。ところが菅首相は「利用者4000万人中、感染者は約180人」と繰り返し、Go Toが感染拡大の原因だとは絶対に認めようとしない。Go To トラベルは、官房長官時代から主導してきた肝いり政策。事業が始まってから1カ月が経った8月21日には、「やらなかったことを考えたら大変なことになっていた」と自画自賛していたほどだ。
 しかし、首相の主張はとっくに破綻している。
 野党は25日の国会で、「感染者全員に対しGo To トラベルの利用の有無を確認したのか」と追及。担当の赤羽国交大臣は「利用者全員に検温を実施しておりますし、その後、全てフォローしている」などと的外れの答弁を繰り返すだけで、最後まで“Go Toと感染拡大は無関係”と納得させる答えはなかった。
 観光庁によれば、そもそも感染者180人とは、旅行中や旅行後に感染が分かったGo To トラベル利用客の感染者数を示している。ホテルで働く人やツアーガイド、利用客がうつした感染者は含まれていない。また、感染した本人や宿泊施設、旅行会社による自主的な感染報告に頼っているため、観光庁は正確な数字を集められていないのが実態だ。
 さらに、4000万人という母数にも問題がある。4000万人とは、利用人数ではなく、4000万「泊」分の宿泊数を指している。つまり、1人が連泊したり、何度も旅行したりすると、実際の分母は4000万人よりも少なくなる。
 さらに、西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏(感染症学)はこう指摘する。
「そもそも、4000万人を検査したわけではないのに、あのような表現をするのは誤りです。分母を示せない統計は有効ではありません。首相は、Go To トラベルが感染拡大を招いていないと裏付けられるエビデンスを出さねばなりません」

 
昨日のぶら下がり会見でも、感染者の急増に関して質問されても、一切「GoTo・・」という言葉を口にしなかった菅義偉。
 
この菅義偉が7年8か月余りお仕えした「裸のバカ殿」と言われていた安倍晋三の悪行三昧が「桜疑惑」を契機に噴出している。
 
安倍前首相「桜疑惑」補填費用900万円の謎 原資は機密費か」(日刊ゲンダイ
 安倍前首相の後援会が主催した「桜を見る会」の前夜祭で、費用の不足分を補填していた問題で新たな疑惑が持ち上がった。ホテル側が発行した領収書を安倍側が廃棄していたというのだ。
 補填額は昨年までの5年間で計900万円を超えるという。費用を負担したのは安倍氏が代表を務める資金管理団体「晋和会」で、ホテル側は「晋和会」宛ての領収書を出していたが、この領収書を安倍側が廃棄した可能性があることが分かった。「桜を見る会」の招待者名簿といい、都合の悪いものは何でもかんでも廃棄してしまうから悪質だ。

 関係者によれば、東京地検特捜部から任意で事情聴取を受けた公設秘書は、費用の補填は「私が勝手に判断してやったこと」と話し、安倍氏には伝えていなかったという。
 それにしても、1年間にわたって「費用の補填はない」「収支は発生しておらず、報告書に記載する必要はない」と言い続けてきた安倍氏の国会答弁はすべて虚偽だったことになる。
 政治資金規正法(不記載)に抵触するのは確実だが、気になるのは、900万円超ものカネがどこから湧き出て、誰が支払ったのかだ。差額の補填を「勝手に判断した」という秘書がポケットマネーでしたとでもいうのか。
 補填の原資について安倍事務所に問い合わせたが、回答はなかった。
 政治資金に詳しい神戸学院大教授の上脇博之氏はこう言う。
「収支がトントンなら不記載もまだ理解できますが、大幅な不足分を補ったのに支出を収支報告書に記載せず、領収書を廃棄していたのだから、補填に使った原資は表に出せないカネなのでしょう。領収書の要らないカネということになると、文書通信交通滞在費か官房機密費から支払った可能性が高いと思います」
領収書も廃棄か
 国会議員に毎月、歳費とは別に支給される100万円の文書通信費は領収書の届け出が不要。官房機密費も領収証不要の“つかみ金”だ。そのうち官房長官の判断で自由に使える「政策推進費」は、第2次安倍政権で毎年11億円以上も使われてきた。
「いずれも原資は税金です。検察が本気なら、900万円の原資にも切り込まなければおかしい。収支報告書に記載されなかった裏ガネの解明が不可欠です。それに、差額を補填して領収書を受け取ったのは、後援会ではなく資金管理団体なのです。いわば安倍氏の政治家としてのサイフのようなもので、所在地も国会議員会館の安倍事務所に置かれている。虚偽答弁を繰り返し、今度は『秘書が勝手にやった』という新たな嘘のストーリーで逃げるつもりかもしれませんが、安倍氏が知らなかったなんて常識的に考えられません」(上脇博之氏=前出)
 安倍氏は25日、会長を務める「ポストコロナの経済政策を考える議員連盟」の会合に出席し、「政権の政策をしっかり後押ししたい」とかエラソーに言っていた。
 その前に国会できっちり説明責任を果たしてもらわないことには、納税者は到底、納得できない。



「収支報告書に記載されなかった裏ガネ」となれば、ホテル側には毎年、現金を持参して払っていたということなのか?
 
しかし毎年わざわざ現金を持参するというリスクを犯すことは考えられず、一般的には口座振り込みが妥当であろう。
 
そしてその口座は表には出せない裏口座になる。

その裏口座から振り込まれた着金口座はホテル側から分かるので送金口座は銀行調査で分ることになる。
 
そうなればつまり検察は全ての証拠を握ることが可能ということなのだが、はたしてそこまでやるのだろうか。
 
すでに複数の訴えが検察には届けられており、すでに安倍晋三関連の事務所への家宅捜査も行われていなければならないはずである。

「私が勝手に判断してやったこと」と話し、安倍晋三には伝えていなかったという公設秘書はすべての責任を負う覚悟のようである。 

しかしこの秘書が「安倍前首相『桜を見る会』と河井夫妻1億5千万円疑惑に同じ秘書が関与」ということも明らかになっている。

 
今年7月に公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕された元法相で衆院議員の河井克行被告と妻で参院議員の河井案里被告の裁判だ。

 11月17日と20日、案里被告の被告人質問が行われた。案里被告は参院選の資金については、「主人(克行被告)が管理していた」と述べ、自身の買収容疑を改めて否認。そして2900万円の「買収リスト」作成については「主人が作っていたもので、自分は知らない」と説明した。
 これまで案里被告の裁判では自民党から出た選挙資金、1億5千万円についてまったく触れられることがなかった。だが、裁判官がその沈黙を破って質問した。
自民党から多額の(選挙)資金が来ていたのか知っていたのか
 すると、案里被告はこう答えた。
「知っていたが、いくら届いたのかはわからない。主人がカネを管理をしていた」「選挙のすべてを取り仕切っていた」
 克行被告に責任を押し付ける証言が続いた。克行被告は自身の公判で1億5千万円についても何らかの説明をしなければ、格好がつかない状況に追い込まれているのだ。元東京地検特捜部の郷原信郎弁護士は話す。
「克行被告は、このままいくと実刑判決が予想される。なぜ2900万円ものカネをばらまくことができたのかと言えば、自民党本部から1億5000万円の選挙資金を提供し、それが原資となっていたからだ。その内幕を語れば、裁判の形勢逆転があるかもしれない」
 河井夫妻の事件で東京地検特捜部から調べられた、広島市議はこう話す。
「桜を見る会で問題になっている安倍氏の秘書。案里被告の参院選でも広島に来ていた。泊まりもしないのに、大きなカバンを持っていたのが印象的だった。河井夫妻と桜を見る会はいずれ、つながるのではないか」
 克行被告の衆院広島3区は、公明党が斉藤鉄夫副代表の擁立を表明。自民党の広島県連も新たな候補者を模索している。党から見捨てられた克行被告の出馬は難しいとみられる。
「桜を見る会が前門の虎なら、後門の狼は河井夫妻への1億5千万円の疑惑だ。こんな大きな選挙へのカネは総理の了解なしには支出できない。この内幕を法廷で克行被告に喋られたら、安倍氏だけでなく菅首相や二階幹事長までもが吹っ飛ぶかもしれない」(自民党の幹部)


 
「桜を見る会で問題になっている安倍氏の秘書。案里被告の参院選でも広島に来ていた。泊まりもしないのに、大きなカバンを持っていたのが印象的だった。河井夫妻と桜を見る会はいずれ、つながるのではないか」ということは、「大きなカバン」の中にかなりの実弾が入っておりそれが安倍晋三が自由にできる自民党の裏金であったと容易に推測できる。
 
司法の独立性を蔑ろにして、国会ではうそを吐き通し、国民から吸い上げた税金を裏金として使い放題の「アベスガ政権」。

どんなに言い繕うとも安倍晋三と菅義偉は同じ穴の貉であり一蓮托生であることは確かである、とオジサンは思う。
 
【参考】
 

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