無量大数 - 10の68乗の世界

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輸送量・交通体系を一切無視した長崎新幹線など愚の骨頂

2009-06-27 00:16:14 | 交通問題
Gauge Changable Train ですら採算性が悪いのに、フル規格にしてどうするよ。はっきりいって基本区間の旭川-札幌間よりさらに採算性が悪い区間である。


はっきりいう。整備新幹線の中ではダントツ採算性に劣る長崎新幹線など不要。1000万人と世界一のトラフィックを誇る羽田-千歳間の2重化に寄与する北海道新幹線とは雲泥の差である。


ドメスティックの交通体系をどのように作り上げるか、理想と現実の接点をどこに求めるか、という大所に立った視点が欠かせないのに、相も変わらずの我田引鉄。この長崎新幹線や、先ごろ開港した静岡空港のように永遠に赤字をまき散らすような「バカ公共事業」は本当に困る。


かたや北海道新幹線。かなり過小に見積もった予測旅客数でもJR東日本の法人税増加額は50億円。九州新幹線暫定開業のように予測旅客数と実際がなんと2倍以上の開きがあるといううれしい悲鳴の区間ですら単年度黒字額が数億円である。プレスがまき散らす「大赤字必至」などという大ウソは本当にやめてほしい。


何度も言う。単なるフィーダー路線にフル規格新幹線など不要だ。


2009/06/26付 西日本新聞朝刊より引用

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長崎県の金子原二郎知事は25日の県議会一般質問で、九州新幹線西九州(長崎)ルートについて「全線フル規格での整備を将来の課題として認識している」との見解を示した。在来線区間を利用する同ルートは、軌間可変電車(フリーゲージトレイン)による運行を計画。同県によると、金子知事が公式の場でフル規格化に言及したのは初めてという。


 金子知事は「フル規格なら最速で博多まで四十数分で結ばれ、交流人口の拡大に大きな効果がある」と、長崎県にとっての意義を強調。ただ、在来線区間の新鳥栖‐武雄温泉間はすべて佐賀県内に当たり、フル規格化には新たに4100億円の事業費が必要になることから「基本的には佐賀県の意向を尊重すべきだと考える」と述べた。

 


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