夏目漱石

青空文庫で、ひたすら、夏目漱石を読んでいます。

ほぼ、主だった作品は読み終わり、今は、虞美人草。

これ、結構、分かりにくい。

ところどころで、漢文調になるし、人間関係が分かりにくい。

人物相関図でも、書かないと理解できない感じ。

表現の豊かさは、今の作家には真似できないものだし、

思索も深い。

でも、今、夏目漱石がいたとして、売れっ子作家になるかどうかは、微妙。

村上春樹、松本清張、司馬遼太郎、東野圭吾や宮部みゆきに勝てるのか。

部数は出ないけど、それなりって感じでしょうか。

素朴で、ストレート、正直な作品群です。

受けるかどうかは置いておいて、明治を理解できるかなあ。

日本人、日本に興味のある外国人なら、読んでおきたいところ。