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ニューロリハビリテーションの臨床応用を実践するリハビリ科専門医・道免和久の日記【CRASEED Rehablog】

脳卒中治療ガイドライン2009における恣意性

2010-02-23 11:08:25 | リハビリ
保険適応外で限定された施設でしか実施できないボツリヌス療法がグレードA
通常の作業療法としてどこの施設でもすぐに実施できるCI療法がグレードB


全国規模で行えることがガイドラインの基準であれば、先端の治療は全く普及しません。この点はまずおかしい。それから、私は保険適応外のボツリヌス療法がグレードAであることには全く異議はありません。しかし、CI療法をグレードBにする理由となった、1)対象が限定的、2)全国規模で行われていない、3)教育が必要、の3つの条件を考えたとき、矛盾しませんか?いずれも、ボツリヌス療法にも当てはまるからです。判断が恣意的と言われても仕方ないと思います。

反論が届きましたら、また掲載します。

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