2007年3月10日(土)市民シンポジウム「これからのリハビリを考える市民の集い」(東京・両国・KFCホール)
会場満員の367人が参加し、大盛会でした。主催者代表として多田富雄さんが挨拶し、脳卒中とポリオの各患者会2名、理学療法士2名、リハビリ専門医1名がパネリストとなって、リハビリ日数制限の問題点を明らかにしました。また、超党派の国会議員もこの問題を正確に理解し、日数制限撤廃をめざすことを約束して下さいました。出席議員は、民主党、社民党、共産党でしたが、自民党の中川幹事長からもメッセージが届けられました。
最後に「これからのリハビリを考える市民の集い」集会アピールを採択しました。
なお、厚生労働省担当者は、「過去の交渉で人格を否定されるほど厳しく批判されたから」という理由で欠席したことが伝えられました。48万人署名を裏付けとした市民シンポを欠席する理由にならないだけでなく、患者の命よりも官僚に対するお上意識の徹底を重視しているように思えました。
また、日本リハビリ医学会は日数制限に反対していますが、公式に出席できる幹部の都合がつかなかったとのこと。学会に対する国民の不信感を払拭する絶好の機会だっただけに残念との声がありました。理学療法士のうち1名は理学療法士連盟の幹部で、理学療法士協会のこの問題への対応を批判されていました。多くの理学療法士の感情と同期した意見だと思います。患者会のパネリストの主張やフロアの当事者の皆様からの訴えは、切実かつ迫力がありました。人間の尊厳のための医療であるリハビリテーションにこそ医療費をかけるべきであることを、リハビリ医学の専門家以外の方々が、熱く、熱く議論していました。専門家の奮起を期待したいと思いますが、専門家の遅い歩みにかかわらず、国民の側が主体的に、リハビリ医療発展の歴史的転換点を作ったように思います。同時に、もう私個人がこの問題で表舞台に立つ必要がないことを確信するほどに、力強く、勇気づけられる集会でした。
会場満員の367人が参加し、大盛会でした。主催者代表として多田富雄さんが挨拶し、脳卒中とポリオの各患者会2名、理学療法士2名、リハビリ専門医1名がパネリストとなって、リハビリ日数制限の問題点を明らかにしました。また、超党派の国会議員もこの問題を正確に理解し、日数制限撤廃をめざすことを約束して下さいました。出席議員は、民主党、社民党、共産党でしたが、自民党の中川幹事長からもメッセージが届けられました。
最後に「これからのリハビリを考える市民の集い」集会アピールを採択しました。
なお、厚生労働省担当者は、「過去の交渉で人格を否定されるほど厳しく批判されたから」という理由で欠席したことが伝えられました。48万人署名を裏付けとした市民シンポを欠席する理由にならないだけでなく、患者の命よりも官僚に対するお上意識の徹底を重視しているように思えました。
また、日本リハビリ医学会は日数制限に反対していますが、公式に出席できる幹部の都合がつかなかったとのこと。学会に対する国民の不信感を払拭する絶好の機会だっただけに残念との声がありました。理学療法士のうち1名は理学療法士連盟の幹部で、理学療法士協会のこの問題への対応を批判されていました。多くの理学療法士の感情と同期した意見だと思います。患者会のパネリストの主張やフロアの当事者の皆様からの訴えは、切実かつ迫力がありました。人間の尊厳のための医療であるリハビリテーションにこそ医療費をかけるべきであることを、リハビリ医学の専門家以外の方々が、熱く、熱く議論していました。専門家の奮起を期待したいと思いますが、専門家の遅い歩みにかかわらず、国民の側が主体的に、リハビリ医療発展の歴史的転換点を作ったように思います。同時に、もう私個人がこの問題で表舞台に立つ必要がないことを確信するほどに、力強く、勇気づけられる集会でした。