CRASEED Rehablog ニューロリハビリテーションとリハビリ医療の真髄に迫るDr. Domenのブログ

ニューロリハビリテーションの臨床応用を実践するリハビリ科専門医・道免和久の日記【CRASEED Rehablog】

リハビリ打ち切り制度被害実例リスト

2006-07-11 16:27:53 | リハビリ
ネット署名のソフト開発にはかなりのコストがかかりました。このソフトを改良して、リハビリ打ち切り制度被害実例リストを計画中です。

ネット署名自体は、公開データのみを別書類に残し、お名前を削除して、メッセージとお立場等だけを閲覧できるようにする予定です。(オリジナルの署名データは全てサーバーから削除致します。)

リハビリ打ち切り制度被害実例リストの入力方法は、ネット署名のときにほぼ近い形になります。

また、入力して頂きたい内容は、例えば、
 ●まだリハビリの適応があるのに日数制限のために打ち切られた患者さんご自身の実例
 ●打ち切りたくないのに、制度上やむを得ず打ち切らざるを得ない状況の医師、療法士からの御報告
 (内容的に必要と判断される場合は、患者さんの了解を取って下さい。
  入力者自ら個人情報保護法を遵守して個人が特定できないように書き込んで下さい。
  心配な場合は非公開を選択して下さい。)
 ●除外規定だと思って継続したのに、レセプトで査定されてしまった例
 ●除外規定かどうかわからないので問い合わせても誠実な対応がなかった例
 ●疑義解釈が機能しない実例
 ●介護保険のリハビリではうまくいかなかった実例
 ●全く介護保険の対象外で困っている実例
 ●地域に受皿がない実例


などです。一例一例、具体例を集積しましょう。いろいろと制限があり、大変な面がありますが、厚労省に制度の矛盾と理不尽さを理解させるためです。自発的な御協力をお願い致します。

また、入力時に、メディア取材の可否も選択できるようにする予定です。(今回、私達や患者会の人達が一番苦労したのは、取材に応じて下さる当事者や御家族をメディアに紹介することでした。記者はどうしても実例の取材が必要だとおっしゃいます。個人情報に注意しつつ、ご紹介に至るまでに何度もやりとりが必要でした。)

なお、上記の趣旨から著しく逸脱した書き込みは削除させて頂きます。また、明らかに第三者の個人情報がわかる場合は非公開処理をさせて頂きます。その点は署名とは異なりますので、どうかご了承下さい。

実施開始日は未定です。ソフト開発中ですので、再度のアナウンスまでお待ち下さい。また、さらにアイデア等がございましたら、御連絡下さい。

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
最近… (ななし)
2006-07-11 21:45:38
最近のここのブログを読んでいると、正直なんだか興奮し過ぎというか、署名した身とはいえ、少々落ち着いた方がいいのではないか?という気になります。

44万人の意志を一人で抱え込む必要はないです、教授。

それに、44万人が署名したのは日数制限という明らかにおかしげな改定であり、厚労省批判ではないです。ましてや、CI療法の宣伝ではありません。

すべては可能性を無視した今回の改定です。

それを決めたのは厚労省かもしれません。

事実、接した教授でなければ解り得ない事実もあったことと思います。

ただ、最近のブログは個人的な主張が強すぎる気がします。あえて、やめて下さいとはいいませんし、言うつもりもありません。

44万人の主張も考慮した発言を望みます。

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ブログの読み方 (道免和久(本人))
2006-07-11 22:15:05
申し訳ありません。

ただし、このブログは打ち切り問題がすべて、という専用ブログではありません。音楽やグルメの話題を掲載するごく普通のブログでした。したがって、フォーラムのことや講演会のことを日記風に書くこともあります。公式の動きだけを御覧になりたい場合にはcraseed.netだけをお読み下さった方が良いと思います。あちらは数日に1回しか更新しておりません。更新の容易さから公式めいたことが掲載されますが、公式見解等は必ずcraseed.netに掲載されますので、ここを読む必要は全くありません。

思い入れが強くなったのは、署名提出後に多田先生のご自宅を訪問し、本当に辛そうにゴボゴボとむせながら水分を摂取しているところを拝見してからです。多田先生は命がけです。官僚答弁で逃げ回る役人にトーキンエイドで「卑怯だ」と言って睨んだときの充血した眼を忘れることができません。その前後も極度の疲労の中で、必死の思いで44万人を裏切る行為はできない、とあることを断固として突っぱねました。時が来たら必ずお話します。
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Unknown (tk)
2006-07-12 00:14:03
元々はCI療法や先生の個人的なブログに対して興味を持って拝見していました。

最近はリハビリ打ち切り問題の件、お疲れ様です。

賛否両論あるかもしれませんが、、まぁ、ブログですからねぇw

”ブログ(ウェブログ、Blog、Weblog)”とは狭義にはWorld Wide Web(Web)上のウェブページのURLとともに覚え書きや論評などを加え記録(Log)しているWebサイト。"WebをLogする"という意味でWeblogと名付けられた。



現在、より頻繁に用いられている広義には作者の個人的な体験や日記、特定のトピックに関する必ずしもWebに限定されない話題などのような、時系列で比較的頻繁に記録される情報についてのWebサイト全般を含む。このようなWebサイトの作成機能を提供するソフトウェアやサービスなどを指して呼ぶ場合もある。



読む人もブログの意味を分かって読まないとw

公文書、有印私文書等ではないんですから(苦笑)

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私も… (東京の住人)
2006-07-12 09:03:27
私は道免先生のお人柄に触れたくて時々ここを訪れています。以前、ハンセン病の勉強をした時に、国を相手に戦う医師や研究者が、国や学会からどのような扱いを受け、主張が正当に評価されまでにどれくらいの時間がかかったのか。時代は違いますが道免先生の今回の活動にも共通するところがあるように感じました。生意気な言い方で恐縮ですが、そのような選択をあえて行う原動力、特に医学の専門家としてのこだわりに、非常に興味がありました。180日打ち切り反対には、科学者としての根拠に基づいた信念がおありなのではないかと思ったからです。CI療法についてはここを訪れるまで聞いたこともありませんでしたが、なるほど、個別性を主張する理由が理解できたように思います。また、厚労省職員の雰囲気などは私のような庶民が通常は知ることのできない情報として、大変興味深く拝見しました。(禁煙を進める立場の役所に喫煙所があるとは驚きでした)今後も道免先生の感性と個性を感じられるブログであってほしいと願っています。(可愛い絵文字もすきです)
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Unknown (Spirits)
2006-07-12 16:19:01
被害の実態を把握して提示していくのは、グッドアイデアです。リハビリ打ち切り制度被害実例リスト作成のためのソフト作りが完成し、より多くの情報が全国各地から集まりますように祈ってます。

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