鈴の鳴る道―花の詩画集偕成社このアイテムの詳細を見る |
より3詩抜粋
何のために
生きているのだろう
何を喜びとしたら
よいのだろう
これからどうなるのだろう
その時 私の横に
あなたが一枝の花を置いてくれた
力を抜いて
重みのままに咲いている
美しい花だった
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鏡に映る顔をみながら
思った
もう悪口をいうのは
やめよう
私の口から出た
ことばを
いちばん近くで聞くのは
私の耳なのだから
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正しいと思う 心の中に
揺れ動くものがある
今日私は 私の顔を
していただろうか
大きな鏡に
映す
ような気持ちで
目を閉じる
(富弘)