CRASEED Rehablog ニューロリハビリテーションとリハビリ医療の真髄に迫るDr. Domenのブログ

ニューロリハビリテーションの臨床応用を実践するリハビリ科専門医・道免和久の日記【CRASEED Rehablog】

獣医さんの言葉

2006-01-06 21:43:00 | 日記
もう10年以上前ののこと、バセットハウンドのウォルフィーが末期癌で息を引き取り、そのことを世話になっていた獣医さんに報告に行った。

獣医さんは「またワンちゃんを飼ったら来て下さいね」と優しく言ってくれたが、あんまり悲しかったので、「もう二度と犬は飼いません」と答えた。

そうしたら、「二度と飼いたくないくらい悲しむ人は、一番犬を大切にしてくれる飼い主さんです。きっとウォルフィーも幸せでしたよ。何年か経って子犬が欲しくなったら、迷わず飼ってあげて下さいね。見せに来てくれたら私も嬉しいです。」と話してくれた。

本当に心が安まる言葉だった。人間相手の病院でも、こんな心のこもった会話があったらなぁ、と医療を受ける立場で思うことが多い。はたして医者としての自分はどうだろうか。

それから数年経って飼うことになったゴールデンレトリーバーのルビーは、今、癌が再発して日に日に辛さが増している・・・。

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