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ニューロリハビリテーションの臨床応用を実践するリハビリ科専門医・道免和久の日記【CRASEED Rehablog】

ヴェネチア合奏団(イ・ソリスティ・ヴェネティ) シモーネ指揮

2005-11-29 21:57:32 | 音楽
ヴィヴァルディ《四季》

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26日のイ・ソリスティ・ヴェネティ(クラウディオ・シモーネ指揮)の演奏会は、クラシックの演奏会としては最高のエンターテインメントでした。もともと、ミカラ・ペトリを聴きたくて行ったのですが、こちらも素晴らしかったです。ひょうきんそうなチェンバロのお兄さんが、チューニングメータを鳴らしてチューニング。そして、いかにも好々爺のシモーネ爺さんがダイナミックな指揮を始めると、鳴り響くベネチアの音。繊細というより、演奏もダイナミックで、ヴィヴァルディだって当時は最新のロックと同じだったんだ、というバロック時代の人々の衝撃がそのまま再現されます。古楽器を使ったおとなしい演奏も好きですが、楽器を鳴らしまくる演奏も良いですね。
圧巻は、シモーネ爺さんが人差し指を下に向けたときに奏でられるピアニッシッシッシッシモ。こんなにダイナミックレンジの大きな室内楽は初めてでした。ペトリのアンコールのときは、シモーネ爺さんも一番前の客席に座り、聴衆と一緒に拍手喝采。演奏後の拍手には、四方向の観客に丁寧にお辞儀。アンコールでもノリノリで十二分に楽しませてくれました。個人的にはビオラの3人が、それぞれ個性的で視覚的にも聴覚的にも大好きでした。やはり、音楽はコンサートで楽しむものですね。
(写真はCDではなくDVDです。)
                    (♪道免和久)