ハウ

映画を観て来ました！


『ハウ』

主演の田中圭さんとハウ役のワンコが名コンビばりに映画の宣伝でいろんな番組に出ていて「絶対観に行くぞ！」と楽しみしていた作品。

これから観に行く人は、ネタバレ含んでるのでここまでで！







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元の飼い主に声帯を切られ鳴けなくなった上に愛護センターに捨てられた大型犬（後にハウと名付けられる）
結婚間近で式場も決め、ローン４０年で家まで購入したのに、一方的にあっさり振られた主人公の民夫。
上司の紹介で１人と１匹が出会い、お互いかけがえのない存在として絆を深めていた矢先、民夫の不注意でハウはビックリするくらい遠い地に迷い込んでしまう…！Σ(llʘДʘll)

どちらかと言うと、ハウが飼い主の元へ帰還しようとする中での、出会った人たちとの触れ合いがメインかな？
いなくなったハウを必死に探す民夫も、ハウが亡くなったと聞かされてからはもう探す努力は当然しないので、なんだか頑張ってるハウが気の毒に思えて来てしまったり…
今、うちの近所でも飼い犬が迷子になり、飼い主さんもチラシを配布したりして懸命に探してて、みんなも心配してて、私もチラシを常に持ち歩いて見つけたらすぐに連絡出来るようにしてるんだけど、ハウとその迷子犬が重なってしまって、ハウの彷徨う姿にはリアルに胸が苦しい〜(இωஇ)

途中の触れ合いエピソードももう少し深く描かれてたらな〜
東日本大震災後の福島の少女への偏見、廃れて行くシャッター商店街の高齢者の寂しさ、ＤＶ夫から逃げて来た女性の悲しみ（ここに衝撃の事実が隠されているのですが）など、いろいろ盛り込んである割にサラッと過ぎていってしまう印象。

で、個人的にモヤモヤするのがラストですよ！
ハウにとっては「また捨てられた」と思ったんじゃないかな？
そこに留まっても良かったと思えるようないい人達に出会っていながらも、民夫の家に帰ってきたってことは、また民夫と一緒に暮らしたいと思ったからなんじゃないかな？
確かにハッピーエンドだし、ハウはあれから幸せになるんだろうけど、なんか納得いかない。
人間の都合じゃん！？
ハウの気持ち、無視じゃん！？٩(*≧◻︎≦*)۶

この手の映画は絶対にマスクの中がぐっしょりするほど泣いちゃうのに、そういう意味で今回は「よかった、よかったね〜ハウゥゥゥウ！（嗚咽）」にはなれませんでした。

ただハウ役のワンコはスゴイ！Σ(ʘ∇ʘﾉ)ﾉ
あんな風に疲れたような、足を痛めたような、微妙な動きをどうやって指示して演じてもらってるんだろう！？
ツッコミどころ満載の作品の中で、ハウのいじらしさや優しさは純粋に心に沁みてくる部分でもありました！.｡.:*･'(,,>᎑<,,)’･*:.｡.

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