カルボの台所

カルボ(禿げ)シェフによるスペイン・地中海料理を中心とした家庭料理にチャレンジ

第2回 スペイン料理講習会

2007-03-12 22:45:01 | 料理講習会
●ビバ!エスパーニャ!! ~Dos veces clase de cocina~

 日時:2007年3月12日(月)10:00 START
 会場:千葉市生涯学習センター・食文化研修室
 費用:参加費¥3000(材料費込み)

☆メニュー☆
 1.トマトサラダ 黒オリーブドレッシング
  Ensalada de tomate salsa de aceitunas
 2.まぐろほほ肉のソテー 焦がしバターソース ケッパー風味
  Atun con Arcaparras y mantequilla 

     +++++ トマトサラダ +++++

  

[ビネグレットソース]
塩は油には溶けないということで、白ワインビネガーに入れた時点でしっかり混ぜました。
塩とビネガーを合わせたところに、EXオリーブ油とサラダ油を1:2の割合で入れて、
乳化するまでしっかりと混ぜ合わせるとトロ~ンととろみがつきました。
EXオリーブ油は冷やした場合にオイルの中の成分が固まってしまうので、それを防ぐためにサラダ油を入れたそうです。このオイル2種の割合は変えてもいいし、サラダ油の代わりに家庭にあるグレープシードオイル等を使ってもいいそうです。今回は黒オリーブをフードプロフェッサーにかけず、みんなで手分けして包丁で刻みました。アンチョビーペーストを入れたことにより、ソースにコクが出て美味しい!アンチョビーの臭みが苦手な人でも、気にならずに食べられました。
この黒オリーブのドレッシング(ビネグレットソース)は、イワシやメカジキのソテーなど脂の強い食材に合うとのことで、先生が食べる際にイワシをその場でソテーしてくださり、トマトサラダ以外の食べ方も体験できました。美味しかったです!

     +++++ まぐろほほ肉のソテー +++++

  

それぞれ、自分が食べる分の魚を焼きました。
フライパンは、テフロン・鉄製の2種類を選んで使ったのですが、テフロンで焼いた方は出来上がりが少し白っぽく、鉄製はこんがり。やはり熱伝導の差を感じました。
参加者の皆さん、ほとんどが「まぐろほほ肉」を調理した経験がなかったので、焼き加減が不安でしたが、外側から触った感触や、竹串で刺して透明な汁が出るかで確認しました。魚は8割ほど焼けば、余熱で火が通るそうです。粉をしっかりはたいたほうが旨味をしっかり閉じ込めてくれるみたいです。バターソースは塩味でなく、レモン等の酸味で味を決めるのがコツだそう(バターは無塩)。
盛り付ける際のアドバイスとして、肉や魚が2切れある場合、小さいほうを下にして、大きいほうが上になるように重ねるとキレイに見えるのだそうです。
焦がしバターにニンニク。。。部屋中美味しい匂いが充満していました。
まぐろのほほ肉は食感がまるでお肉のようで、赤身やトロとは違った味わいがありました。
このバターソースは舌ひらめやタラの白子のムニエル、豚ロース肉のソテーなどにも応用することができるとのことで、家庭でも作りやすい一品だと思います。

  

上記のお料理以外に、パンと飲み物を用意してくださいました。パンには前回同様、トマトとオリーブ油のソースがつきました。飲み物はスペインのジュースで、赤葡萄・白葡萄・ピーチのスパークリングでした。

今回も14名の参加で、和気あいあい楽しかったです。
会場となった食文化研修室は、お部屋もさることながら備品も大変きれいで、気持ちよくお料理することができました。『至福の時』・・・「学ぶ」って楽しいですね!お料理もおいしく贅沢なランチタイムでした。

次回は5月中旬を予定しています。*日時・会場など詳細未定。